親子で3歳までに経験しておきたい私生活で実践できる5項目

3歳までの育児が子供の人生に与える影響が大きいのは御存知でしょうか。

一般的にも昔から「三つ子の魂百までは」と言われますが、3歳頃までに受けた教育によって形成された性質・性格は100歳になっても根底は変わらないという意味だそうです。

それほど重要なことです。

実際に2歳7ヶ月の娘を育てる私も頭ではわかっていても、家事や他の事に目がいき寄り添って育児ができないことがあります。

しかし、時間は取り戻したくても取り戻せないものです。

時間に追われてどうしても、子供との時間がおろそかになってしまったなと思う日は、落ち着いて一日を振り返ってみてください。そうすると、今の自分を見つめ直す事ができます。

3歳を向かえた頃に大変だったけど苦労して良かったと思える日が必ずやってきます。

また、子供自身がしっかりと成長したなと感じるのではないでしょうか。

繰り返しの毎日、なんとなく育児をしていると、せっかく子供に良い影響を与えられることがあってもチャンスを逃してしまいます。3歳児までに刻まれた思考回路を変えるには10年かけても足りないと言われています。そのチャンスは大きく子供の人生を変えてしまう事に繋がりかねません。

実践することが1年おそければ取り戻す時間も1年多くかかります。まだ3歳になっていないお子さんの親御さんであればぜひすぐにでも実践してみてください。年齢が過ぎてうちの子供は遅かったもう手遅れと思うこともあるかもしれませんが、 気づいた時がチャンスです。今から出来る事をみつけてみましょう。

家庭で出来る3歳までに親子で経験したい5つのこと

①信頼関係を築く

0歳~3歳までは産まれた時からお話ができるまでの成長期間となります。この間の成長は人生の中でも最も大きく成長する期間になります。この間にしっかりスキンシップを取ることで「心の土台」=「自己肯定感」が育てられます。「心の土台」を育てるにはしっかりとした信頼関係が欠かせません。

  • 抱っこする

小さいうちに抱っこすると抱き癖がつくとも言われていますが、そんな事はありません。むしろ抱っこできる期間は限られているので沢山抱っこしてあげてください。そこで子供は「自分が大切にされているだな」と感じます。抱っこは「心と体」の温かさを育むことができ安心感を覚えます。小さい頃の記憶はなかなか覚えていられないかもしれませんが脳には大きな影響を与えています。

  • 泣いたら抱っこする、抱きしめる

言葉が発達していない時期は表現ができません、子供は泣くことで感情を表現しています。泣いた時に子供の気持ちを言葉に表現して受け止める事で、自分の気持ちを表現する事を覚えていきます。

私も娘が泣いている時にイライラして、ほっておくことがありましたが、子育ての記事を作成しながら勉強しているうちに、「これではいけない」と思い向かい合っていくと、最近話ができるようになってきた娘は少しづつなぜ泣いていたのか説明するようになりました。コミュニケーションが取れない時期はイライラするものですが、そこがとても大切な時期なんだと感じます。そして、表現できるようになった娘になにより感動します。

  • 子供の話をきく

近年、共働きで時間も気持ちも余裕がなくなってしまうとゆっくりと話を聞く事が減ってきてしまいます。しかし、1日のうちに少しの時間でも今日の出来事を聞いてみてください。子供は気持ちを聞いてもらえるだけで「大切にされている」と感じ自己肯定が育ちます。

  • 一緒にあそぶ

子供はどんな遊びでも一緒に遊んでもらえると自分は「大切にされている」と感じ嬉しいものです。特に体を使った遊びはスキンシップにもつながります。

②やりたいことを満足するまでさせる

子供がやりたいことに夢中になっている時「自分でどうやってやろうか」と楽しんで考えている証拠です。3歳までにこの経験をした子供は満足感を覚えます。傍にいる人はいつまで続けるのと思う事が多いかと思いますが是非「見守って」みてください。

③生活リズムをつくる

1歳から3歳までの睡眠時間は、お昼寝と夜を合わせて11~12時間程度が理想とされています。生活リズムを整えると集中力が高まり抵抗力もつき感染症にかかりにくい強い体づくりが出来ます。

④絵本の読み聞かせ

絵本を読むことは想像力や集中力を養うだけでなく親子のスキンシップにもつながります。また、語彙力もつきます。

⑤自然の中で体力づくり

体系化されていない自然の中の遊びには、自尊心、集中力、問題解決を身に付ける絶好のチャンスです。社会性の土台づくりととも言えます。

どうしても家の中にいるとテレビをつけたりおもちゃで遊んでしまいがちになります。外へ出てみると新しい発見ができ子供はもちろんお父さんお母さんも気持ちがリフレッシュできます。

なぜ3歳までの経験が大切なの?どんな影響を及ぼす?

3歳までの教育は、良い脳をつくるための教育といわれています。3歳以降はほぼ出来上がった土台に知識をいれていく教育になります。また、3歳までの体力づくりが集中力にも影響してきます。

3歳までに全てが完成させられるわけではなく、その後もどんどん発達していきますが、3歳までに多くの事を身に付けておいた方が子供にとってもメリットは沢山あります。例えば大人でも「集中しなさい」といわれても集中力がなければできません。集中力がなければ物事を達成するのに時間も労力もかかります。

ではどのようにして3歳までに養える土台づくりができるのでしょうか。実は日常の中で養うが可能なのです。難しいことではなく親子での遊びの中でトレーニングすることが出来ます。では、いくつか紹介していきたいと思います。

・折り紙

折り紙は手先を使うので集中力が高まりやすくなります。指先は末梢神経が集中していて脳に良い刺激を与えます。折り紙は完成までのプロセスを自分で考えるので、想像力を養う事もできます。

折り紙の楽しさが分かるまでは、紙をクチャクチャにしたり食べたりの繰り返しですが、面白さが分かりだすと自分でしようとチャレンジしだします。先日もアニメの楽しさを知った娘は「トイストーリー」や「アンパンマン」の折り方を検索して見ながら作ると、最初はぐちゃぐちゃにし、殆どの折り紙がしわだらけで「何してんの!?勿体ない」と思ってしまっまい、楽しくするつもりが、私が折り紙の完成にこだわってしまい大切な事を忘れていました。まずは「親子のコミュニケーション」を大切に一緒に取り組んでみてください。

繰り返しているうちに娘は「チャレンジしてみよう!」と折り紙を取り出し、見よう見まねで折りはじめました。手伝いながらですが完成した時の笑顔は最高です。こうして繰り返すことによって私が一緒に作る事が楽しくなり、これでこんなに成長できるなら安いもんだと、くちゃくちゃの折り紙を再利用しながら遊んでいます。

・パズル

パズルは記憶力、集中力、思考力、想像力、忍耐力、観察力を高める効果があります。パズルもさまざまな種類があり、年齢に応じたパズルがあります。

0歳~1歳児は何でも口の中に入れる事が多いのでピース数の少ない木のおもちゃをおすすめします。キャラクターが分かりだすと、名前も覚えられて楽しみながら出来ます。

・積み木

積み木を積み上げるには集中力と忍耐力がが必要になります。想像力と創造力、そして表現力が鍛えられます。また、手先の器用さやバランス感覚も育まれます。積み木は崩れやすいので集中力も鍛えられるのにもってこいの遊びだと思います。

おすすめ積み木

まとめ

今回は3歳までに家庭の中で親子で出来る事を紹介させていただきました。

3歳までに経験しておいた方が良いことは色々ありますが、全てしっかり親子のコミュニケーションを取ることが、今後の成長に影響するポイントだと思います。

どんな遊びの中でも「しっかりと見ているよ」という事が伝われば子供はお父さんお母さんに見ていてもらうと安心感があります。子供の記憶に残っていなくても潜在意識の中に刷り込まれています。是非、3歳までに沢山コミュニケーションをとって一緒に成長を楽しんでみてください。