3歳児って2歳のころとは比べものにならないくらいの成長を遂げています。癇癪を起こしているときに、気を逸らしたり、場所を変えたりと気分を変えるのが難しくなってきていませんか?
それはイヤイヤだって成長しているから。3歳には3歳の接し方があります。
今しっかり接していないとこの後何年も何年もイヤイヤや癇癪に悩まされるかも…。
今から3歳児に対するおすすめのしつけをご紹介しますのでぜひ試してみてくださいね。
3歳児に伝わるしつけに適した言葉とは?
3歳児へのしつけで大変なことは何でしょう?「理屈が通じない」「同じ事を繰り返す」「自分を真似たような口ぶり」…あげればきりがありません。
その様子としっかり向き合ってるからこちらが疲れてしまうのです。しっかりしているようでまだたった3歳。最低限叱ることをご家庭で決めてある程度は自由にできるような環境づくりが大切なのです。
しつけに適した言葉とは?
ご飯の前や出かける前など急いでほしいときほど急いでくれないですよね。ほかにも着替えやお風呂やご飯などあげればきりがありません。そんなときなんと声をかけますか?
「早くして!」「いい加減にして!」?そんな否定的な言葉だとパパママは自分の気持ちをわかってくれないんだと絶望を感じるかも。
「いやだったんだね」
「まだ遊びたかったんだよね」
など、まずはお子さんの気持ちを共感してあげましょう。
そして「すごいところ〇〇(弟妹や祖父母など)に見せてあげようか」
「〇時になったら~」
「これが終わったら〇〇があるよ」
など楽しい見通しを伝えてあげるとやる気が出せるようですよ。
叱る内容はどんなこと?
しつけとはなぜするんでしょうか?もちろん将来子供が困らないためですよね。そのためにも厳しく小さいうちからと思っていませんか?
その考えはもちろん正しいです。そのためにも明確な線引きは必要といえるでしょう。まずはご家庭でしっかりと決めていただきたいのですが、3つくらいを目安に決めてくださいね。
1、危険な行為
2、道徳に反する行為
3、不健康な行為
まず1の危険な行為ですが、【道路に飛び出す、遊ぶ】【他の人をわざと後ろから押す】【火遊び】これはとても危険な行為です。必ず叱ってください。
2の道徳に反する行為では【うそ】【他人への悪口】【他者や動物をいじめる】などは小さいうちから言い聞かせて絶対にしてはいけないことだと理解してもらうと大きくなってから悩むことが少し減りますよ。
最後の3、不健康な行為ですが【歯を磨かない】【夜更かし】【ご飯を食べずにお菓子ばかり食べる】ということです。これは自分自身を傷付ける行為です。
もちろんご家庭で譲れないものは他にもあるかと思います。大切なのは大人かその3つをきちんと共有していること。言うことがそれぞれだとお子さんも混乱してしまいます。
しっかり伝えるために気をつけること。
悪いことをしたら叱りましょう。しかし、それは大声を上げたり手をあげることではありません。叱るときに気をつけることは6つです。
・大声を張り上げない
・怒鳴って脅さない
・感情的にならない
・理由を言わずに叱らない
・時間が経ってから叱らない
・大勢の前では叱らない
これに基づいた叱り方は【落ち着いた声で諭す】ことです。これは難しいこともあります。例えばお子さんが興奮しすぎると何の声も入らなくなるからです。
まずはこちらに気付いてもらい、何か伝えたいのだと知ってもらうことが大切です。人の少ない落ち着いた空間に連れ出す、もしくはぎゅーっと抱きしめるなどしてからしっかり目を見て伝えましょう。
何かをしながらや目があわない状態ではお子さんにこちらの気持ちが伝わりません。理解してもらうためにも目線は合わせて真剣に冷静に伝えてくださいね。
悪魔の3歳児、しつけができる環境を整えよう!
しつけるときの魔法の言葉が知りたい。誰もが救いの言葉を求めているのですから知りたいのは環境じゃありませんよね。ですが、3歳になったからといっていきなりしつけができるわけではありません。
環境を変えて親への信頼感・安心感が増すと、あんなに大変だった癇癪がすぐおさまるのです!
ポイントが5つありましたのでご紹介いたします。
①毎日ハグ!
毎日朝起きたとき、眠る前でも構いません。ぎゅーーーーーーっとハグしながら「大好きだよ、いつもありがとう」と伝えましょう。その一言でうそのようにお子さんの心は満たされますよ。
②見守る!
何かを始めるとき集中しているとき、お父さんお母さんはどうしていますか?「こうしたら?あぁしたら?」とアドバイスをかけていますか?それとも、集中している隙に家事を…なんてその場を離れていませんか?
何かを集中して行っているときは隣でそっと見守っていてあげてください。どうしても自力でできなかったとき、もしくはできて一番に喜びを分かち合いたいのに振り向いた時にお父さんお母さんがいないとお子さんは傷ついてしまいます。
お子さんと目が合ったときに「ちょっと難しいね」と軽くアドバイスをあげたり、「すごいね!1人で頑張ってできたね」とお子さんの望む言葉をかけてあげましょう。
③甘えてきたら甘えさせてあげる
もうできることなのに「やって~」って甘えてくることありませんか?そんなときは「自分でできるでしょ~」なんて言わずに甘えさせてあげましょう。
確かになんでもできるようになりましたが、まだたったの3歳。甘えて愛情を再確認しているのかも。毎回応じる必要はありませんが、断るときも「〇〇ちゃん(くん)が上手にできるところがみたいなぁ」などうまく促してみてくださいね。
④刺激を与える!
いつも家で遊んでいるとお子さんもマンネリかも?もし外出する機会があるならばぜひ他者と関われる場所や、家では味わえない刺激を得られる場所を選んでください。
おすすめは実家や児童館や公園、動物園などもいいですね。
⑤なんでもチャレンジ!
知育おもちゃもいいですが、それだと触る機会や種類が限られてしまいます。そんなときは生活用品や安いおもちゃを活用し、てきるだけ多くのものにチャレンジする機会を作りましょう。
生活用品や安いおもちゃは安全に遊べるように十分注意しながら遊ばせてあげてくださいね。
まとめ
3歳児へのしつけ。いかがでしたでしょうか?まずは共感して認めてあげてくださいね。そして終わったらどんな楽しいことが待っているか伝えるのも効果的です。
また絶対に超えてはならない境界線を3つほど決めて家族間で共有していてください。叱るときの注意点は以下の6つでした。
・大声を張り上げない
・怒鳴って脅さない
・感情的にならない
・理由を言わずに叱らない
・時間が経ってから叱らない
・大勢の前では叱らない
日々の環境作りで信頼関係を気付いておくことも大切です。
①毎日ハグ
②見守る
③甘えさせてあげる
④刺激を与える
⑤なんでもチャレンジ
ぜひ試してみてくださいね!