1歳って子ども?赤ちゃん?しつけはどこまでやるべき?

子どものしつけに関して、日々悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。少し怒りすぎたかな⁈もう少し話した方が良かったかな⁈言葉が難しかったかな⁈と、子育てに関しての悩みは尽きませんよね。

1歳児はまだまだ言葉を上手く話せず、大人が言ったことも全て理解をするのは難しい年齢です。あれこれ細かく言っても、余計に訳がわからなくなってしまします。

だからと言って、なんでも好き勝手自由にさせてしまうと今後の成長に悪影響をもたらします。自由にさせ過ぎて、幼稚園や保育園に入園した際に集団生活について行けなかったなんて事もあるかもしれません。

この年齢の特徴や成長をみながら、子どもの健やかな成長発達を促してあげる事が大切です。子育ては楽しむ事が大切!まずはどこまでしつけをするべきか、また1歳児の特徴などを理解しておきましょう。

1歳の特徴は?どこまでしつけをする?

どこまでを教えるべきか、どんな伝え方をすべきか、悩み始めるとキリがありませんよね。

子どもの成長をしっかりと観察すると、その答えもみえてくるかもしれません。

抑えつけたり厳しく言い過ぎるのは逆効果です。

子どもの主張もしっかりと受け入れてあげながら、大切なことを伝えていきましょう。

1歳の特徴

1歳児といっても、この時期は月齢によって大きな差が出てきます。4月生まれの子と3月生まれの子を比べると、その差がはっきりとわかります。会話を楽しんだり一人で走り回っている高月齢と、ヨチヨチ歩きで単語を覚えたばかりの低月齢といった違いが出てくるのです。

また2語文が話せるようになったり、大人が言っている事を理解できるようになってくる時期でもあります。体全体を使って自分の気持ちを一生懸命相手に伝えようとするなど、日々成長を感じられるのが1歳児の特徴なのです。

それでも1歳児はまだまだ言葉がわかりません。日々の生活の中で、身近にいる大人や友達と関わる事でたくさんの事を学んでいくのです。遊びを通して楽しさや嬉しさを感じたり食事をする中で食べ物の名前を覚えたりと、何気ない日常の全てが子どもにとっては刺激的であり、自然と学びの場になっています

まだまだお喋りも上手にできない赤ちゃんな1歳児ではありますが、大人が驚くほどにたくさんの事を吸収しています。小さな子どもがオモチャを電話に見立てて、「もしもし!うんうん!」と電話ごっこをしている姿を見た事があるでしょうか。これは親の何気ない姿を真似しているのです。子どもは親の行動や言葉を細かく観察し、それを吸収して真似をしながら成長しています。

1歳児に対するしつけ

成長著しい1歳児だからこそ、この時期に教えておきたい事もたくさんあります。遊び終わったオモチャをカゴに片付けたり食後に歯磨きをする、おまるに座ることに慣れるなど様々あります。遊びの延長だったり歌を取り入れるなど、子どもが興味を持てるように促す事が大切です。

イヤイヤする事も多いのが1歳児。さっきまで機嫌良く遊んでいたのに、突然片付けをしたくないと泣き叫んで拒否をする事もあるでしょう。遊んだり泣いたりするのが子どもの仕事。1歳児はまだまだ何が良くて何がいけないのかわかっていません。ちょうど理解をしていく時期なのです。

遊びを通じて理解していけるように促していく事が、この年齢のしつけのポイントになってきます。しかし、お友達を叩いてしまったり物を壊してしまうような事に対しては、しっかりと「いけない」と伝えていかなければなりません。何がいけなかったのか、子どもが理解できるような言葉で簡潔に伝えていきましょう。

1歳のしつけでNGポイントは?

時には、いけないという事を強く教えなければならない事もたくさんあります。そんな時、子どもにどのような言葉がけをしますか?何故いけないのかという事を長々と子どもに話をしてはいませんか?長い話は、大人でも途中で飽きて耳に入ってこなくなってしまいますよね。

あれこれ難しい言葉を長々と話しても、子どもは理解できません。理解できない上に、途中で飽きてしまって何も聞いていない状態になってしまうでしょう。これでは逆効果です。毎回これが続くと、子どもながらに「またか…」と思うようになるかもしれません。「痛いからダメよ!」「壊れちゃうからやめようね!」など、とにかく簡潔にわかりやすく伝えましょう。

歯磨きや食事などの習慣づけでは、遊びの延長のような環境づくりを心がけてみてください。「〇〇しなさい!」「食べなきゃダメ!」と叱っては、子どもはその行為に対して恐怖心を抱いてしまいます。何かする度に「また怒られる…」と、親に対して警戒するようにもなるでしょう。子どもが興味を持てるような明るい雰囲気にする事が大切です。恐怖心を抱かせるような環境は良くありません。興味を持つ事で、自然と学習して身につけていくのです。

まとめ:1歳の特徴を踏まえたしつけを!

1歳児はまだまだ赤ちゃんですが、生活のあらゆる場面で著しい成長発達をしている時期なのです。何気ない大人の行動もしっかりと観察しているので、親としての行動を意識しておく事が大切です。いつも見られていると思っておきましょう。

今後の成長発達のためには、しつけはとても大切な行為です。しかし、頭ごなしに叱りつける事が子どもにとって良いしつけではありません。強い口調で怒ったり、長々とお説教をするといった行為は避けるべきです。

子どもは遊ぶ事が仕事であり、遊びを通して様々な事を理解していきます。できるようになった事は一緒に喜び、悲しい時は一緒に悩んだり、子どもの気持ちを受け入れて共感してあげてください。一緒に成長していこうという気持ちを持ち、常に子どもの目線に立ちながら楽しい気持ちで成長を促してあげましょう。