愛情不足で育ったかも!?大人になって表れる特徴とは?

子どもの頃、親から愛されていないと感じたことはありますか?また、ヒトを愛する(信じる)ことに不安を感じますか?もしイエスなら愛情不足で育ったかもしれません。

愛情不足で育った方は恋愛やヒトとの関わりなどで【生きづらさ】を感じながら日々過ごしているようです。

生きづらさを感じることは誰しも少なからず経験することがあるかと思いますが、個性や性格だからと気目着けていては1度きりの人生を大きく狂わせていく事態になるかもしれません。

愛情が不足して育ってしまったら大人になったとき、どのような特徴があるのかについてお話していきます。

愛情不足で育った大人の特徴って?

親から愛情不足で育てられたとは思いたくないけど、自分が感じる違和感があるから気になりますよね。

愛情不足=虐待を受けた子とは限りません!

親が仕事で家に居ることが少ない、欲しい物を買ってくれない、相談したいときに忙しいと言われて聞いてもらえなかった寂しい記憶や兄弟・姉妹が多くみんな平等な愛情ではなかったなども含まれると思います。

寂しいと思ったことがあるなら愛情不足で育ったかもしれませんので以下の特徴にいくつ当てはまるかセルフチェックしてみるのもよいと思います。

●不安な思いからヒトに依存してしまうことが多い

子どものころ何かに不安を感じたとき、ご両親が仕事で居なかった、言えなかった、聞いてもらえなかったことがあると【ヒトに対して依存傾向】になるということが解っています。

そうして大人になった今、人生の中で不安を感じたとき、大体の事は自分でその不安を解消できていますか?

些細なことでも誰かに(友人・恋人・夫など)相談しないと解消できない気持ちに捕らわれてしまう方は依存傾向が強いと思います。

【些細な…】は自覚してないこともあると思いますが『そんなことも決められないの?』とか『ヒトを頼り過ぎじゃない?』と言われたことがあるなど、誰に相談しよう…と常に考えてしまうことが多い方が当てはまるのかと思います。

重症になると、誰かと常に一緒にいないと生きていけないくらいの不安を感じて一人でいられない方もいるようです。

●人間関係がうまくいかない

人間関係(恋愛や夫婦・友人関係、上下関係など)で何かと疑ってしまうことが多かったり、信じることができなかったりしてはいないでしょうか。

 

《人間関係がうまくいかない主な理由》

  • 信頼してるといわれても信じられなく疑ってしまう
  • 愛されたいがあまり欲求が多く重たいと思われたことがある
  • 自分の存在や気持ちを受け入れてもらえないと距離をおいたり関係を終わらせてしまう傾向がある
  • 愛情の伝え方が解らない

ヒトを信用したり信頼したりができなく深い関係を築くことができない、又は怖くてシャットダウンしてしまうことが多いのであれば愛情不足が引き金となりヒトとの関わりがうまくいかないのかもしれません。

●自分に自信がもてない

何やっても自分に自信がもてなくて、自分はダメな人間なんだと思うことが多くないですか?

親からの愛情不足で育つと自己肯定感が低い傾向にあるとされています。

 

私なんか…』『私がいなくてもなんて自分を蔑んでしまうことが口癖になってませんか?

また自分に自信を持つことが出来ないだけではなく、【頑張った自分の事を褒めてあげる・認めてあげる】ことができないのであれば愛情不足で育った可能性があると言えます。

何事(家族・夫婦・友人・恋人・仕事など)にも本当の自分を出すのが怖かったり、感情的になり過ぎてしまったりで自信喪失になるというループを繰り返してしまうことが多い…という特徴ありませんか?

 

このループが生きていく上で【生きづらさ】の原因になっているのであれば子供の頃、両親からの愛情が不足していたと考えられます。

●ヒトの顔色を伺い自分の感情をだせない

子どもの頃に何かと『我慢しなさい!』などと怒られたことが多いと、自分の感情を出すと怒られるという気持ちが定着してしまい、顔色を伺ってしまうことが多くなるそうです。

 

自分の感情(意見)が言えないで、自分の感情とは裏腹に相手の感情に合わせて愛想笑いをしたり、相手が泣いている・怒っているなどすると自分も泣いてみたり、怒ってたりとすることはないでしょうか?

相手の顔色を見て愛想笑いをすることは人間関係を築くうえで必要で、愛想笑いは共感の姿勢ですから相手からの信頼を得ることができる行動です。

ですが顔色ばかり気にしすぎて自分の意見を押し殺し本音を言えなく、親しくなっても相手に合わせ続けることしか出来ずにいて、関わる(仲良くする)ことに疲れてしまうことが多いのであれば愛情不足の可能性が…。

なぜなら、本当に相手の事を想うときは心を鬼にして厳しいコトバを言うのが愛情だったり友情だったりします。嫌われるのが怖いと出来ない方は愛情不足で育った特徴があると思います。

相手のことを想う厳しい一言での喧嘩や衝突は信頼関係【絆】を築く時もあります。今まで築いた信頼関係は相手を思う厳しい一言で関係は簡単に崩れたりはしないはずです。だってそこに貴方が相手を想う愛があるから。

ですが、相手もそっぽを向いて離れていくことだってあります!でも、貴方が変わらぬ愛を持ち続けると相手は『あの時はゴメン…』と年月を経て戻ってくることもあります。

そばにいるだけが愛ではなく、離れて気づく愛もあります。合わない(それまでの)相手だったと見切りをつけ割り切れないことが多く無理し続けることを選ぶことが多いのであれば当てはまってくる特徴でしょう。

“愛”…“情”が不足して大人へと育った背景には…

さて愛情不足の特徴にいくつ◯ がつきましたか?私は全てに◯ がつきます!って言うとビックリするでしょうか…。

私は愛情不足で育ったとは思っていません。ならば何故全部に◯ がつくのか自問自答しました。

自己分析ではありますが、末っ子の私は常に姉・兄と比べられて【不出来な子】と言われて育ったのです。『私は褒められた経験はない…』という事が判明。

ある精神科医は…

愛情不足は自己肯定感を低くして結果、自信喪失を招くと診断してます。

 

そして、自己肯定感を強くするためには幼少期の成功体験が絶対条件といわれてます!

私の両親は厳しかったので、少しの成功(出来た)にも◯ をつけてはくれなかったのです。厳しさも愛情のうちですが、きっと“情”の◯ がなかったから私という自己肯定感の低い人間ができたのでしょう。

貴方はどのような幼少期だったでしょうか?情けの◯ もらえてました?

実は子どもの頃に両親から受けた愛情で基本的な人格が出来上がります。

両親に認めて(褒めて)もらえない、気にかけてくれないなど満たされなかった部分の寂しさが背景にあることを愛情不足と呼び、自分が不出来な子だから、親の態度は当然で自分が悪いとレッテルをはるから自信喪失することが多くなるという結果を招くのでしょう。

さいごに

愛情不足で育った大人の特徴をまとめると

  • ヒトに対して依存してしまうことが多い
  • 人間関係がうまくいかない
  • 自分に自信がもてない
  • ヒトの顔色を伺い自分の感情をだせない

私も愛情が不足して育った大人ですが、私のようなタイプはまだ軽い方で虐待を受けて育った方、私の親より厳しい家庭で育った方はヒトと関わる上でもっと深刻な問題を抱えているものと思います。

自分という人間が嫌い、世の中に疲れたとかなどで命を経つことを選ぶ悲しいニュースはなくなりません。

両親からの愛情とは私が思うに心を満たしてもらえたかもらえなかったかに分かれてしまい、100%とはおそらくないのかもしれません。

私は3児を育てる母ですが、3人の子に私がもてる100%の愛を捧げているつもりでも、子どもに母親の愛情評価を問うと自分は50%で、後の2人は90〜100%で羨ましいという結果です。

なので親が悪い、子どもが悪いとなってしまうのではなく全てを受け入れて、自分を好きになることや自分を褒めることができるようになるのが理想的。

でも、愛情不足で育って出来上がった本質って足掻いても足掻いても変えるのは難しいです。だけどヒトとの関わりは一生続いていきます。

愛情不足の特徴が当てはまり【生きづらさ】を感じて苦しい日々を送ることが多い方は精神神経内科で心理カウンセリングをしてもらいましょう。そこに解決の糸口があり、苦しむ方のために精神科医や心理カウンセラーがいるのですから、希望を捨てないで下さいね。