親ならば誰でも賢くなってもらいたいもの。私自身そう願いながら子供に接していましたが、どうも賢い子供のイメージとはほど遠い…。何が足りないんでしょう?
賢い子にはイメージがあります。成績やコミュニケーション能力、しぐさ、表情など、あげればきりがありません。全てがそろったときに初めて思い描く“賢い子”になるのです。
本当に“賢い”場合でも見た目が伴わないと社会的の信頼が薄かったり説得力が弱かったりして実力通りに扱われないことがあります。では見た目が“賢い”のは?たとえ第一印象がよくても中身が伴わないとその信用は長くは続きません。
理想は外見・中身ともに“賢い子”と認識されること。どうやら一人一人顔の作りは違うのに共通する部分があるようです。今からそのポイントを探ってみようと思います。
賢い子と言われる特徴の顔つきは?
賢い子の特徴とは見た目、しぐさ、言動など数多くあります。その中でも第一印象で大事なのは顔。表情が落ち着いていて、黒目がキラキラと輝いてるとどうですか?賢く見えませんか?
ただ、これはちょっと遺伝も関係していますよね。目の色とか輝きを言われるとちょっとどうしようもありません。
諦めるしかないの?…と思っている方!実は少し意識するだけで賢そうに見えるポイントがあるのです。第一印象でとても大切な顔つきについて3つお話ししたいと思います。
表情が落ち着いている
先ほど申し上げたとおり、落ち着いている人は賢く見えます。困ったことがあった時、内心はどうであれ普段と変わらない様子の人と見るからに動揺が伝わる人とでは信頼度が変わってきます。
私の息子二人を例にしますと、どちらも輪郭と鼻と口の形はそっくりで違うのは目だけ。長男はぱっちり二重で眼鏡をかけていて次男は奥二重のすっとした目です。眠っている姿はどちらがどちらかわからなくなり、間違えることもしょっちゅうです。
ただ、起きているときの印象は全く違います。何かが起きると興奮しながら大声で話し目をキョロキョロさせる長男と、何があってもじーっと見つめて考え込む次男。これには固まっただけではとの意見もありますが…。
秀才グッズの眼鏡をかけているけれど落ち着きのない長男と、どっしり構えている次男。同じ先生に受け持ってもらったことがありますが、最初の評価は次男が高かったです。残念ながら徐々に中身を伴った評価になっていきましたが…。このように落ち着いた表情は賢く見せてくれるのです。
穏やかな目つき
ここで大切なのは遺伝からくる目の大きさや形ではありません。しかし、賢い人は目を見ればわかります。それは内面の“賢さ”がにじみ出ているから。
では、どの部分ににじみ出るのでしょうか。
それは「目の表情」と「目つき」です。
表情の部分でお伝えしたように賢い人は困ったことがあっても動揺を外に出すことはありません。反対に目がキョロキョロしたり恐怖が表れている人から賢さを感じることはまずないでしょう。
また鋭い目つきで威圧してくる方はどうですか?最初から不快感を感じさせる人を賢いと評価する事はあまりないんじゃないでしょうか?何があっても変わらない“目つき”が賢さを感じさせてくれるのです。
口元が引き締まっている
いつも唇が半開きになっている人とギュッと口元が引き締められている人。どちらが賢く見えるかは聞くまでもないですね。口元は目の次に賢く見せるための重要なパーツとなります。
たとえば二人の人物に何かを説明するとします。どちらも真剣にこちらを見つめていますが、口元をギュッと引き締めている人とポカンと口があいている人だとどちらが真剣に聞いていると好印象をもちますか?大半の方が口元がギュッと引き締められている人と答えるのではないでしょうか。
しかし、これは必ずしも賢さが表れているわけではありません。お子さんが以前に比べて前歯が出てきたように感じている方はいませんか?もしかしたら口の周りの筋肉が弱くて口が開いているかもしれません。
歯は舌や周りの歯に押されて少しずつ移動します。前歯が出てくるのも舌で押しているのが原因です。それでも唇がしっかりと閉じていたら前に出てくることはないのでしょうが、口の周りの筋肉が弱く閉じた状態を維持できないと唇が扉の役割の果たさないのでどんどん前歯が押し出され、ポカンとした顔の完成です。
口周りの筋肉は“賢さ”においても、虫歯のリスクや発音のおいても大切な部分です。意識して閉じるようにすると自然と閉じた状態を維持できるようになりますので、口が開いてるときには「口が開いてるよ」と声かけをしてあげてくださいね。寝ているときは意識できないのでかぶれないテープで口を閉じてあげることも効果的です。
賢い子の顔つきを作るのは親の愛情?!
では、次は内面からにじみ出る賢い子の顔つきについて考えたいと思います。先ほど説明しました“落ち着いた表情”や“穏やかな目つき”にするためのポイントです。
ここは親の普段の接し方がとても重要になります。ちょっとしただけでは十分な効果は望めません。絶対に大切な2つのことをご紹介しますね。
愛情表現を怠らない
愛情表現とは甘やかすことではありません。過度に期待をかけず、できてもできなくてもその課程や努力を認めてあげることです。
もしもあと少しで満点のテストを持ち帰ってきた時、なんと声をかけますか?
「えー惜しかったね!でも、ここまでできるのすごいね!頑張ったね!」
「もっと勉強してたら満点だったのに!」
子供が賢い顔つきに近づくのはもちろん前者です。結果は間違いだったのにテストに向けて努力していた自分を認めてもらえた、という事実は次のテストに向けてのやる気を生み出します。頑張ってさえいればちゃんと認められるという経験は次第に安心感から自信へとつながり、内面からにじみ出る結果、賢い顔つきが完成されていくのです。
それにひきかえ後者の場合、もし、頑張って勉強した結果の間違いだったとき、確実にお子さんを傷付けます。自分の努力が認められないと感じた結果、勉強の賢さだけでなく内からあふれ出る自信もなくなり、顔つきも“賢さ”からほど遠くなってしまうのです。
どんな結果であろうと受け止めてもらえることが自信を作るために必要な“親の愛情”なのです。
家では好きにさせる
家でのお子さんの様子はいかがですか?うちの子、学校ではそれなりに過ごしているみたいだけど、家ではぜ~んぜん!宿題も言われないとしないし、お手伝いしてくれないし、弟妹には優しくしてくれないし~もう、本当に外ではちゃんとやってるのか心配!って思ってる方。“賢い子”作りは成功しているかも。
そういうお子さんは外では頑張って“いいこ”ですごしているようですよ!それもこれも家でしっかりガス抜きできてるから。学校で頑張っているんだから多少のことは目をつぶってください。
それとは反対に家でいいこなのに外でのトラブルが多いときは要注意です。親の前でも失敗できないと感じていて家で気を抜くことができず外でストレス発散をしているかもしれません。自分の子供に対する声かけをもう一度思い返してみてくださいね。
スキンシップを大切に
お子さんを抱きしめたり「大好き」と伝えていますか?小さいころは当たり前だったことも次第に回数が減っていき、お互い恥ずかしくなっていっていませんか?口では嫌がるそぶりを見せていても親の愛情表現が嬉しくない子供はいません。
自分がどんなに愛されているか。それは挑戦するときの勇気を生み出します。結果、賢い顔つきにつながるのです。
なんでもないときのスキンシップを大切にしてあげてくださいね
まとめ・賢い顔つきは親の愛情から生まれるものだった!
以上のことから賢い顔つきを作るポイントは親の愛情であることがわかりました。
・ありのままの姿を受け入れる
・成功しても失敗しても努力を褒める
・大好きだと言葉と行動で伝える
この3点を意識するだけで子供は失敗を恐れずなんでも挑戦していく好奇心旺盛な子供が誕生するのです!
成功体験を積んだ子供はどんどん自信をつけていき、次第に自信あふれた賢い顔つきを見せてくれるようになるでしょう!お父さん、お母さん、お子さんをたくさん愛してあげてくださいね!