魔の2歳児!待てない我が子に動じないママになるには?

2歳頃からイヤイヤ期が訪れますね。お子さまは自立心の芽生えからなんでも自分でやりたい気持ちがわき起こります。やる気に満ち溢れているとも言えます。

ところが上手に出来ない事もあるわけで、そうした時、悔しい気持ちを大粒の涙をこぼしながら大声で訴えてきます。ママの都合などお構いなしです。

しばらくは、このような状況がほぼ毎日の日課となるでしょう。この現象は2歳児の必然。誰もが通る道です。

どうしたらお子さまが待つことを覚えてくれるのでしょう。やはりママの教え方が肝心になってくるわけです。

もし、待つことを教られずに成長したらどうなるのでしょう。人は自分の欲求を我慢したり、相手に合わせたりしながら人間関係を築いていきます。

しかし幼い頃に待つことが身についていないと気持ちのコントロールが出来なくなってしまうのです。

お子さまが人生を楽しむためにも、きちんと待つことを教えてあげましょう。ママやパパもこの先の子育てがスムーズになり親子関係の絆も深まります。

どうして待てないの?2歳の特徴とは?

この頃のお子さまは自分で出来る事も増えて、好奇心旺盛です。おしゃべりもたくさんして、感情表現もより豊かになってきます。

食事や着替えの補助が楽になったり、好きな遊びに熱中して手がかからなくなってくるのも特徴です。

しかし大人の話を聞いてるように見えてもまだまだきちんと理解するのは難しいものです。

自分の要望が通らなかったり失敗すると、ひっくり返って大泣きする事に。癇癪を起こす子もいます。

お子さま自身も感情のコントロールが出来なくて大変な時期です。

ママが2歳の特徴を理解してお子さまに待つことを教えていきましょう。

待てない状況がこんなに?待つことを2歳の子に伝えるには?

気持ちが混乱しているお子さまにどのようなサポートをするのが良いのでしょう。

それはきちんとお子さまに説得する事が肝心です。シンプルですが2歳に理解してもらうのははなかなか難しいのです。

無理に我慢をさせてもお子さまは反発して余計に不自由さを感じてしまいます。お子さまのペースに合わせてゆっくり待つことを受け入れてもらいましょう。

それでは日常の待てない状況にどのように対応したら良いのかご紹介していきましょう。

2歳の大好きな公園!待つことを体験するには持ってこい?

お子さまが自由を満喫する公園では待つ場面も多々あります。

  • 遊具の順番待ち、ゆずりあい
  • お砂場でのマナー
  • 使った三輪車やシャベルなどのお片付け
  • 帰る時間を守る

お砂場でおもちゃの取り合いが起きたとしましょう。お子さまがお友達と喧嘩になって泣いています。

そんな時ママはどのように説得をしたら良いでしょう。

①まずはお子さまの気持ちが落ち着くまで待ちます。抱っこをしたり、少し離れた場所に移動するのも良いです。

②落ち着いたら「どうして喧嘩になってしまったのかな?亅とお子さまに話を聞きます。喧嘩の理由を話せたら「よく話してくれたね亅と褒めてあげましょう。そして「そっか、シャベルを使いたかったんだね亅と言い分を受け入れます。頭ごなしに怒らないように気をつけます。

③受け入れてからなぜ駄目なのかを伝えます。

「シャベルはお友達が使っていたから今は違う道具を選んだらどうかな?亅など選択させるのも効果的です。

④「お友達も一緒に遊びたいと思っているよ、仲直りして遊ぼうね亅と相手の気持ちを考えさせましょう。

お子さまが遊具を陣取ったりすると周囲に迷惑がかかるとママも焦ってしまいますが、心を落ち着けてお子さまにかわりばんこを教えましょう。

この時、「他のお友達があなたのせいで困っているよ亅とお子さまの心を傷つけるような言い方は禁物です。

はじめは難しいですが、説得を繰り返す中で徐々に出来るようになります。繰り返しがポイントです。

公園はお友達との関わりが多く社会性が身につく良い機会です。この時期からお友達と遊ぶ事に慣れていけば、成長していくにつれ柔軟な思考が身につき人間関係がスムーズに運べるでしょう。

お子さまと上手にお買物をするには?

ママの日課のお買い物。子連れですと次のような展開になるのでスムーズにはいきませんよね。

  • 走り回る、どこかへ行ってしまう
  • カートに乗ってくれない
  • お菓子をせがむ

スーパーを出るまでママは一苦労ですね。お子さまを飽きさせずレジまで到達するにはどんな工夫があるのでしょうか。

我が子が2歳だった頃、私が実践していたのは子供用の小ぶりのかごを持たせ、納豆を入れてとお願いしたり、大根はどれかな?ケチャップはどこかな?とクイズを出したり…

とにかくずっと会話をしていました。

たまに我が子が買い物中にお昼寝を始める日もあり突然の静けさに拍子抜けしました。

お昼寝タイムを狙ってゆっくりお買い物も策ですね。

またお菓子コーナーの誘惑を我慢させすぎるのもストレスかもと思い、定期的にお菓子選びの日を決めてお楽しみを作りました。

お菓子デーがあると他の日はおねだりを我慢出来るようになり現在も習慣化されています。

この時期のスーパーでのお買い物は、お子さまが楽しめる工夫を取り入れてクリアしていきましょう。

視点を変えれば、お買い物をしながらママのお手伝い体験やお店でのマナーを学んだり、お子さまの好奇心を満たす有意義な時間になります。

家事の合間、待てない2歳のお子さまがママと遊びたがったら?

おうちでは周囲への気遣いがない分、気楽ですがママのイライラが暴走しないように気をつけなくてはなりません。

ママがお夕飯の支度で遊んであげれないなんて事、よくありますよね。

お子さまに待ってもらうにはどのように説得するのが良いでしょう?

「ママはごはんを作っているから終わったら一緒に遊ぼうね亅と笑顔でゆっくり目を見て理由を伝えます。決してイライラした雰囲気を出さない事が大切です。

この時、「長い針が12になるまで亅とどのくらい待てばいいのかをお子さまに伝えましょう。

用事が終わったら必ず「待っててくれてありがとう!亅と感謝のひとことを添えます。

 

あまり長くは忍耐力も集中力も続きませんので

小刻みに相手をしましょう。満足させてあげる事が継続のポイントです。

もしママに余裕があればお子さまにお手伝いをしてもらうのも良い方法です。

いつも待たせては退屈させてしまうのでお手伝いなどママと一緒に楽しむコーナーも組み合わせてみましょう。

もし待てなくてもがっかりせずに。お子さまの相手をしてあげる事で、安心します。お子さまの心が充電出来たら、他の場面で待つことが出来るかもしれません。

2歳から待つことに向き合えると、この先役に立つ?

お子さまが徐々に待つことを覚えて気持ちのコントロールが出来るようになると、自制心が身につきます。

自制心が身についていると、人の話をさえぎる事なく最後まで聞けて自分に役立つな情報を聞き逃しません。小学校や塾などの授業で役立ちますね。

部活や習い事でのスポーツ面でも練習や本番などで集中力を発揮する事が出来るでしょう。

相手の気持ちを思いやれるので良好な人間関係を結べるでしょう。

自制心とはすなわち自分の意思をセルフコントロール出来るという事です。

このように幼少期に身につけた自制心は成長してからも活きてくるわけです。これからも自制心をどんどん高めていきましょう。

待てない2歳、この時期に適切な対応が出来ないと?

もしママがお子様に待つことを教えるのを諦めてしまったり、泣く事に怒ってばかりいるとお子様は待つことが理解出来ず、成長してしまいます。

待つことが分からないと、どのような影響が出てくるのでしょう。

将来怒りっぽくなったり自分に自信が持てず、落ち込みやすい性格になったりと生きづらさを感じる事に。

もちろん自制心も育たず、勉強や運動、人間関係に苦労する事になります。

大人でさえ気持ちの切り替えは難しいですよね。小さな頃から少しずつ待つことを習得する事が大切です。

お子さまの気持ちが落ち着くまでに時間がかかります。ママも待つことが必要です。

そして覚えるのも時間がかかるものです。すぐには出来なくてもママが根気よく大らかな態度で付き合う事で良好な親子関係を保てるでしょう。

そして待てたらたくさんと褒めましょう。お子さまを抱きしめるのも良いでしょう。

子供は大好きなママに褒められたら嬉しいですよね。

とくに子供は保護者から褒められると自己肯定感が育つと言われています。

まとめ

・2歳のお子さまが待つことを覚えるにはママの教え方が肝心

・日常を通して待てない場面の具体例と対処法

・公園遊びの中、お友達との関わりを体験

・スーパーでの買い物は飽きさせない工夫を

・おうちで待つことを体験して慣れていこう

・待つことが出来るようになると自制心が身につきます。

・待てた時の対応も大切。たくさん褒めましょう。自己肯定感もアップします。

待つことを覚えるにはお子さまが泣き止むまで待ち、ママがゆっくり説得。お子さまが耳を傾けてくれる事が肝心です。

繰り返す事でお子さまの自制心が身につく。

待つことを焦らずに教えていけば、可愛らしいところもたくさんあるこの時期をよりいっそう親子で楽しめるでしょう。