2歳児のしつけはどうしてる!?物を投げるときの叱り方とは?

今まで、歩き始めたり、言葉を発するようになったりするだけで喜んでいたのが、子供が成長してくるといろいろなことに悩まされます。

その中でも、最初におとずれるのがイヤイヤ期に物を投げるようになり、叱り方が分からないということがあげられるでしょう。

忙しい時に限って、「あのおもちゃを持っていく」とか「この洋服は嫌だ」等と言ってやりたくないことを先延ばしにしようとしたりします。そんな時は、「いい加減にしなさい」と言いたくなるのをグッとこらえるのに苦労します。

子育ては大変なのが当たり前だと言われる方もおられるかもしれませんが、このくらいの時期に育児ノイローゼになるお母さんも多いのです。

そこで、あまり思いつめたりしないようにするためにも、物を投げてしまう子供にはどのように接すればよいかについて調べてみました。

物を投げるイヤイヤ期の子供の叱り方!

子供は、イヤイヤ期に入ると自己主張をしっかりしてくるようになるので、喜怒哀楽の表現が豊かになってきます。

感情がしっかりと成長していることは嬉しいのですが、言うことを聞いてくれなくなったり、こちらの思い通りにいかなくなるのでこちらもつい、イラっとしてしまうこともしばしばあります。

私も、用意したご飯を床にぶちまけられた時は本気でへこみました。食べられなくなったご飯を片づけているときはみじめなものです。

しかし、ただ単に怒鳴りつけるだけでは、余計に泣き出してしまいますし自分も気分が良くないですよね?では、そんな時はどのように言って聞かせるのが正解なのでしょうか?

一番大切なことは、何故怒っているのかを代わりに言ってあげることです。これは、自分の気持ちが相手に伝わらないことにイライラしていることが多いので、親が自分のことを理解していると知ってもらうためです。

よくある原因としては、何かをしてほしかったのにしてくれなかったとか自分が欲しかったものが手に入らなかったというものがあります。

そんな時は、「~してほしかったんだね。」とか「~がほしかったのかな。」というような言葉をかけてあげると自分を理解してくれたことに安心してくれることでしょう。また、なんでそんなことをするのか言わせてみるのも良い手です。

しかし、人に譲るということがわからない子供は、自分のわがままを聞いてほしくて物を投げたり、叩いたりすることもあります。

そんな時は、投げられた物を抱きしめたりして、「~さんが可哀そう、大丈夫だった?」と言って投げられた物が可哀そうという気持ちを表現してあげると良いでしょう。そして、「物を投げたら危ないよね」と理由を伝えることも大事なことです。

イヤイヤ期は永遠に続くのかと思えるほどつらい時期ですが、必ず終わりが来ます。一般的には3歳くらいになれば、自分の気持ちを伝えることができるようになるので大分落ち着くものです。

子供は、この時期に我慢というものを覚えます。イヤイヤ期が無ければ子供の精神的な成長もないのです。子供の気持ちを理解してあげることが大切なことでしょう。

こんな時に子供は物を投げる!そんな時こそ話を聞きましょう。

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子供が怒り出すシチュエーションは、結構限られています。自分にできることが少ないので、当然、似たような状況でストレスがたまるからです。

では、どのような時に物を投げるほど怒り出すのでしょうか?良くあるシチュエーションは次のようなものが考えられます。

  • お菓子を独り占めする
  • おもちゃの順番を守らない
  • 人の持っている物をとろうとする
  • 自分で歩きたがる
  • 寝る前に遊びたがる
  • 欲しいものがあると地面に寝転んで泣き叫ぶ
  • 食事中に食べ物で遊んで怒られる
  • ご飯よりお菓子を欲しがる

といったことが怒りの主な原因になります。

しかし、あらかじめどのような時に子供が癇癪を起こすのかを分かっていれば、どんなふうに声をかけてあげたらよいかを考えておくことができます。

そんな時、私は、「なんでそんなことをしちゃったのかな?おしえてくれる?」と言ってみます。すると、うまく言葉にできないこともありますが、ちゃんと理由を教えてくれます。

子供が怒りだしたら、その時が教育のチャンスです。用意しておいた言葉で叱ることで親の方も余裕をもって話を聞くことできるようになるでしょう。

子供が物を投げてしまう心理とは

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なぜ子供は怒ると物を投げるのか?どのお子さんも通る道だと思いますが、その子供の気持ち理解しておくだけでもイヤイヤ期を乗り切る手助けになると思います。

イヤイヤ期に無理に押さえつけられてしまうと、何が悪いことかを考えない子供になってしまう場合があります。

これは、いけないことをしてしまったときにダメな理由を教えられずに威圧的に怒られてしまい、怒られると思考が停止してしまうようになってしまうことが原因です。

相手の気持ちを考えて、理解しようとすることは相手が家族であっても大切なことです。

子供の気持ちを知ろうとすることを軽く考えてしまい、親の都合を押し付けられた子供がそのまま大人になってしまえば、人との付き合い方にも支障が出てしまうことでしょう。

そこで、子供が物を投げてしまうときはどんな気持ちなのかを調べてみました。

親の関心を引きたい

子供の世界は、保育園と家の往復が主だと思います。中には、保育園に受からなくて家だけのお子さんもいらっしゃると思います。

そんな子供にとって親は最大の味方であって、常に自分を見てくれなければ不安になってしまいます。特に母親が一番大好きな時期なので、父親と話していたり電話をしていたりすると一生懸命気を引こうとします。

そんなときに、物を投げると親が慌てる姿をみせるので親の関心を引くことができることを知ります。

親が好きだからこそやる行為なので、ただ怒鳴り散らすだけではやめることはないでしょう。時間をかけてなぜやってはいけないのかを教えることが大切です。

思い通りにいかない

やはり、思い通りにいかないということが一番多い原因でしょう。どうやれば自分の望みが叶うのか、我慢をしなければならない理由をしっかりと教えてあげることで物を投げる回数は減っていくはずです。

カリギュラ効果

リアクタンスとも言われる心理的な欲求の一つで、やってはいけないと言われるとやりたくなる心理のことを指します。

人にやるなと言われることに限って、楽しいことのように感じてしまう感覚は2歳の子供であっても持っているのです。

あまり、怒りすぎてもかえって興味を引いてしまって逆効果になることもあります。

まとめ

子供が物を投げるのは、数少ない感情表現の一つです。特に、覚えている言葉が限られているので、自分の気持ちを上手く伝えられません。

そんな2歳児くらいの頃は、もどかしさでいっぱいです。

しかし、親の方も生活に追われていたりして、少ない時間の中で作ったご飯なんかをひっくり返されるとイラっとすることも多いことでしょう。

やっと綺麗に掃除した部屋に、コップにいっぱいの牛乳を投げられたりすると本気で怒りたくなります。

しかし、子供にとって物を投げるという行動の理由は様々です。他に表現方法がないので、一番関心を引くやりかたで自分の気持ちを伝えようと必死なのです。

お互いの関係を悪くしないようにするためにも、どうしてそんなことをするのかを予測して、子供の気持ちを代弁するつもりで接してあげると物を投げる回数を減らすことができるでしょう。

2歳というのは、イヤイヤ期もあって大変な時期と言われていますが、一番かわいい頃でもあります。そんな、大切な時期を嫌な思い出として残したくはないですよね。

うまい叱り方をしっかり考えて、一度しかない大切な時間を楽しんでいきましょう。