2歳児が待てない理由とは!?どんな対処方法があるの!?

2歳になると理解力がつきある程度コミュニケーションが取れ出してきますよね。言っている事が分かっているはずなのに、何度同じ事を言っても待てなくてイライラする事ってありませんか?

自我が強くなり何でも自分でしないと気が済まないのが2歳児の特徴です。忙しい現代社会親としてはいう事を聞いてささっとしてほしいですが、この特徴が成長過程で重要なのです。

この成長段階で、イライラしたからといって手をあげてしまったり怒鳴ったりすると子どもの成長に大きな悪影響を与えてしまうそうです。

「魔の2才児」といわれる時期の特徴を良くつかみ育児をしていくと、イライラすることも軽減され親も子も気持ちの余裕がでてきます。今、子どもが待つ事が出来なく、このままでいいの?」と悩んでいるお父さんお母さんと一緒に乗り越えていけたら嬉しいです。

待てない理由とは!?これが2才児の特徴!

「待っててね」といっても待てず、子どもが癇癪を起こすといった経験はありませんか?

文頭でも少し触れましたが、出来ない事でも「自分で何でもやりたい、やらないで!」というのが2歳児の特徴です。いわゆる「イヤイヤ期」第一次反抗期です。

この時期、子どもがわがままを言っていると思って叱ったり、否定してしまうと子どもとの信頼関係ができなくなり、子どもの人格にも悪影響を与えてしまうことになります。

お父さん、お母さんも1人の人間なので感情的になってしまう事もあるかと思いますが、2歳児のイヤイヤ期の「特徴」をつかめばうまく接する事ができます。

2歳児、言葉が理解できてるはずなのになぜ待てないの!?

2歳前後になると言っている事が理解できコミュニケーションが取れはじめ少し楽になってきます。

その反面、徐々に「イヤ」という感情が芽生え始め、毎日周囲を困らせる事も多く出てきます。この時期にはまだ忍耐力が備わっていません。脳の発達段階なのです。

子どもの「わがままな個性」ではなく「我慢する力を育てる経過」ということなんです。この時期は、子どもを無理に我慢させるのではなく我慢する力を養う手助けが重要です。言葉の理解が出来始めてはいますが、まだまだ理解しきれてなく待てるようになるには時間がかかると思っていたほうが楽になり余裕が持てます。

2歳児の特徴「待てない」を知れば上手にお取り扱いができる!

2歳児は「心と体」を動かす脳が発達段階なので分かっていても「待つ」事ができないことがあります。

大人はある程度言葉が理解できるようになった2歳児に分かるだろうと話しかけていても待てないことがあるのは気持ちの部分でストップできないからです。

待てない2歳児の特徴を掴む事で上手に接していくことができます。では、いくつかご紹介したいと思います。

  • 子どもに伝える時は具体的に分かりやすく

「ちょっと待ってね」というと大人は感覚的に分かりますが、2歳の子どもには「ちょっと」というのがどれくらいなのかが分かりません。

・「時計がなったらいいよ」

・「10コ数えたらいいよ」

・「この歌が終わったら行こうね」

など、子どもが分かる言葉でいう事がポイントです。とはいっても、まだまだ理解力も気持ちも成長段階です。最初からうまくいかなくて当然です。何度も繰り返ししているうちに段々理解できるようになってくるので焦らず、繰り返し伝えてあげてください。

  • 子どもの話をきちんと聞く・聴く・共感する

オウム返しで「○○ちゃん○○したかったね」と子どもの気持ちに寄り添うように話を聞いて共感してみてください。そうすると子どもはお父さんお母さんは気持ちを理解してくれたと安心します。信頼関係が出来てきます。

  • 時間に余裕をもつ

時間に余裕がないと、気持ちにも余裕がもてませんよね。余裕がないと良い接し方ができません。子どもの気持ちに寄り添いながら育児するのは「時間」がかかります。しかし、その時間は取り戻す事ができないくらい掛け替えのない時間です。

  • 子どもが出来そうにないからと判断して先に大人がしてしまわない

2歳になると自分で出来ることが増えてきます。それは好奇心がわいている証拠です。生まれてからしばらく身の回りの事が自分でできないのは当たり前。それをサポートするのが親の役目。何もできない時期はすぐに周りが手を出していたと思います。しかし、2歳に近づくにつれ、自我が芽生え何でも自分でやりたいと言い出します。すぐに手を出すのではなく、子供が「何を求めているのか」見守る事がとても重要になってきます。

  • 出来たら褒める

子どもは褒められることが大好きです。褒められる事で「自分が認められている」と感じます。また、がんばってみようという気持ちに繋がります。少しでも出来た事を褒めると自信がつきます。そして達成感が味わえるのです。小さなことでも出来たら褒めると、照れくさそうに笑います。すると、次にする行動に影響していきいい流れになっていくことが多いです。待てなかった事を叱るのではなく、待てたことを具体的に褒めてあげましょう!

  • ダメなことをしてしまった場合

何故ダメだったのかをきちんと話してあげてください。きちんと説明すると分かるようになってきます。感情的になり頭ごなしに叱ってしまっても2歳の子どもにはわかりません。余計に泣いたり、怒ったりします。まずは子どもの気持ちを受け止めてあげてください。そして、子どもの気持ちに寄り添ってダメなことはダメなんだよと繰り返し教伝える事が重要なポイントになります。

  •  甘やかすのではなく甘えを許してあげる

甘えを許す?それって甘やかしてるんじゃないの?と思いますがそうではありません。「甘えを許す」ということは、子どもが甘えている事を親が分かっていてあえて気持ちに寄り添っているという事です。そのことで子どもの気持ちは安定します。「甘やかす」は親の都合で子どもしてほしい事とば別の事や物を与えてしまうことです。子どもにとっては気をまぎらわすことでしかありません。

現在、2歳10ヶ月娘がいますが、手ごわい特徴を掴んでいたつもりですが、待てない時期に入りだしてから葛藤の日々です。現在、妊娠中で自分自身も体が思うように動かなかったり感情的になってしまいどうしてもマニュアル通りにはいかない日が続いていました。現在進行形ですが・・・。

しかし、この記事を書きはじめ自分自身振り返る事ができ、悪い事をしたなと反省する事ができ、「ごめんね」と謝り抱きしめました。子ども自身も葛藤しながら成長しているのに気持ちに寄り添ってあげられなかったと思います。声かけを「○○したいよね」というふうに言えるようになりました。言ってみた後、不思議と子どもとの距離が縮まったように感じました。責めても何も良いことはなかったと気づくことができました。

波はありますが、子どももきっと分かってくれるはずと信じてなるべく、気持ちをキャッチしていこうと思う今日この頃です。

「待つ事」は今後の学力にも影響!?2歳からできることは?

待つ事ができる子どもは、学力が高いといわれています。

2歳で待つてるようになるのは困難ですが「待つ事を教える事」は出来ます。

『赤ちゃんがピタリ泣きやむ魔法のスイッチ』という本の著者ハーヴェイ・カープ博士はHappiest Babyのブログ投稿で、子どもの忍耐心を鍛えるテクニックを解説しています。

まず最初に子どもが欲しがっている物を与えます。次に欲しい物をすぐに与えるのではなく、「欲しい物はわかってるよ」と伝えてあげてください。その後、一度待つ時間を作ります。最初は数秒からで大丈夫です。待てたなら欲しがっていた物を与え、待てた事を褒めてあげてください。子どもは褒められると「待つことが悪いことじゃな」いと勉強するようになるそうです。

欲しいものをきちんとくれる(約束を守ってくれる)と分かれば、子どもは待てるようになります。待てるようになれば時間を段々と延ばしていきましょう。

待つ事が出来るということは、セルフコントロール(自制心)を養うことに繋がります。自制心を養うと忍耐力がつき集中力ができ計画性がある大人に成長することが実験されています。

2歳児頃から自制心を養うには親の根気が必要になりますが、毎日コツコツすることで養う事ができます。

まとめ

2歳児が待てない特徴とその対処方法について紹介してきました。

2歳児が待てない理由としては

・自我の芽生え

・「心と体」を動かす脳の発達段階

待てるようになる対処方法としては、

・大人が先にしてしまわない・待つ

・子どもの気持ちに寄り添っていく

・待つ事を根気よく伝え、待つことができたら褒める

事が重要なポイントになります。

2歳児と過ごす毎日は本当に根気がいり、親の私が忍耐力をつける訓練をしているように思えます。特徴を掴むまでは、娘の行動が許せず怒鳴ったり、叱ったりしてしまう事が多々あり、自己嫌悪に落ちる事もありました。今回、調べた事を実践すると待てる事が多くなったように思えます。

同じように悩んでいるお父さんお母さん、大丈夫です。信じてあげてください。必ずお子さんは待てるようになります。腹がたっても今は、成長段階だと思ってみてください。今のサポートが今後のお子さんの人格に影響していきます。長い目で育児をしてお父さんお母さんが楽しいと思えるようにしてみてください。必ず明るい未来が待っています。