生後1ヶ月の赤ちゃんと楽しく遊びたい!どんなものがお勧め?

我が家に赤ちゃんがやって来て1ヶ月。日々成長する様子に、パパやママは思わず笑顔になるでしょう。

そして最近の赤ちゃん、何かをじっと見つめている様子だったり、「あ~、う~」と声を出したりしていませんか?

そんな様子が見られたら、「一緒に遊べるよ!」のサインです!

ただ、1ヶ月の赤ちゃんには適した遊びがあります。

それを知らないと、タイミングを逃したり、楽しませるつもりなのに、却って赤ちゃんを不安にさせたりするかもしれません。

ですが、生まれて1ヶ月の赤ちゃんは大人が思っている以上に、遊びを楽しみます。色々な遊びを知って、組み合わせて、これからも成長を続ける赤ちゃんにたくさんの愛情を注いであげてください!

生後1ヶ月の赤ちゃんができる遊びは?

パパやママが、赤ちゃんと一緒に笑顔になるのは、とても素敵なことですよね。

赤ちゃんにとっても嬉しいことなので、あやす時に表情を変えたり、声色を変えたりとパパやママの動きがよく分かるように遊んであげるといいですね。

でも、生後1ヶ月の赤ちゃんと、どんな風に遊べばいいのか分からないというパパやママもいるでしょう。

大丈夫!特別なことは何もありません。日々の中で赤ちゃんと触れ合い、お互いが嬉しくなっちゃう、そんな遊び方がありますよ!

マネっこ遊び『クーイングごっこ』

「あ~」「う~」と言葉にならない発声が聞かれるようになった!それが『クーイング』。コミュニケーション能力の発達の第1歩です。

泣き声とは全く違う、くつろいだようなゆったりとした声で、聞いたパパやママもほんわかすることでしょう。とてもかわいい声ですよね。

そんな赤ちゃんのクーイングが聞こえたら、応えてあげましょう!

赤ちゃんが「あ~」と言ったら、目を合わせて「あ~」と同じように言ってあげたり、「あーあーだね~」と応えてあげるのです。

赤ちゃんは「パパやママが自分の声に答えてくれている」と感じ、嬉しくなります。そうすると、もっと「あ~、あ~」「う~」と声を出すようになります。

これが『クーイングごっこ』です。クーイングごっこは、親子の会話のスタート。表情を豊かに、色々な「あ~、う~」を楽しんで、会話してみましょう!

赤ちゃんのクーイングには個人差があります。【遅い、早い】や【突然しなくなった!】は気にしないでくださいね。仮にクーイングがない場合でも、この時期の赤ちゃんに声を掛けるのはとても良いことです。それが言葉やコミュニケーション能力の発達に繋がっていきます。

そして、生後3か月頃になると「ばぶばぶ」と言った『喃語』へ変化、1歳頃から言葉を話すようになるのが一般的です。クーイングは勿論、言葉の成長には個人差があるので、見守りながら、声を掛けたり歌ったりして遊びましょう!

遊び歌『いっぽんばし こちょこちょ』

仰向け姿勢の赤ちゃんと遊ぶのにピッタリの遊び歌です。

歌に合わせて、腕や足をこちょこちょとくすぐったり、お腹や手足の指先を軽くつまんだりする遊び。歌のリズムもゆっくりで優しく、「こちょこちょ」というオノマトペは、赤ちゃんの耳にも心地よいでしょう。

『いっぽんばし こちょこちょ』は、このような遊びです。

https://www.youtube.com/watch?v=89XhJihoBNw

簡単で、覚えやすく、ちょっとした時に気軽に出来るので、知っておくととても重宝する歌です。腕を優しく摑む他、手足の指先を軽くつまんだりといったような、バリエーションも加えられるので、楽しく遊んでくださいね!

手足の体操

赤ちゃんの手足を持って、優しく動かす遊びです。

『あがりめ さがりめ』や『おおきなくりの きのしたで』などの、動揺に乗せて動かして遊ぶことができます。

歌を歌いながら動かすことで、より楽しい体操になりますよね。

知っている歌なら、何でもいいというのが、この体操のいいところ。

あんまり激しい曲は向きませんが、子供の頃に聞いた歌を思い出しながら、赤ちゃんの手足を動かしてあげましょう。

生後1ヶ月の赤ちゃんは、関節も柔らかいです。優しく、ゆっくりと、大きく動かしてあげることで、赤ちゃんには心地よい刺激があるでしょう。

赤ちゃんのお腹に『ぶー!』

赤ちゃんのお腹に、口をあてて「ぶー!」と音を出しながら息を吹きかけます。面白い音に、赤ちゃんは思わず反応するでしょう。

リズムを変えて「ふっ、ふっ、ふっ」とか、「ふー、ぶー!」とか強弱を付けるといった変化を楽しむことが出来る、大満足の遊びです。

赤ちゃんの機嫌が悪い時に試してみて欲しい遊びでもあります。

音も楽しいのですが、服越しのお腹に伝わる息の温度や、触れている感覚、息を吹きかけることで生まれる振動、全部が赤ちゃんの不機嫌の原因を忘れさせてくれるはずです。

赤ちゃんのお腹は、ふわふわで、とても気持ちがいいですよね。手で撫でるのも楽しいですが、こうして、顔を付けて触れ合うのも、親子で楽しくなる遊びです。

生後1ヶ月の赤ちゃんにお勧めのおもちゃは?

赤ちゃんが、最初に手にするおもちゃを【ファーストトイ】といいます。新生児期から使えますが、生後1ヶ月になると、より反応するようになります。

音がする方をパッと見たり、動くものを視線で追ったりしているのを見ませんか?赤ちゃんは周囲の様子に興味津々です。

赤ちゃんの月齢に合ったおもちゃを選んで、パパやママと遊ぶことで、赤ちゃんの興味はどんどん広がっていきます。親子のコミュニケーションツールとしても、ファーストトイは大活躍しますよ!

この時期の赤ちゃんには、パパやママが持って音を鳴らすおもちゃがまずはお勧め。

例えば、こんな物はいかがですか?

まずは、【メリー】から。メリーを選ぶポイントは、長く使えるものを選ぶことです。人気のメリーには、電動オルゴール付きやお腹の中にいた時の音に近いといわれる《ホワイトノイズ音》が出るものもあります。

そんな中でも、人気のあるメリーをご紹介しましょう!

『フィッシャープラス レインフォレスト4WAYごきげんメリー』

床置きにも出来るし、ベビーベッドの柵に付けることも出来るというものです。明るいメロディーと、おやすみモードのメロディがあり、入眠儀式にも使えます。

『タカラトミー 6WAY ジムにへんしんメリー』

こちらは、つかまり立ちまでの赤ちゃんが使えるというマルチトイです。

高音質の音楽や、胎内音が流れます。ランプも付いているので、夜中のオムツ替えでも活躍してくれるメリーです。

メリーはたくさんの種類が出ているので、赤ちゃんが寝ている部屋に合った物がきっと見つかりますよ。

次にみんなが持ってる【ガラガラ】

ガラガラは、ビーズや鈴の楽しい音や、カラフルな色合いで、赤ちゃんの視覚と聴覚を刺激してくれるおもちゃです。更に、お出かけの時に持って行くとグズリの対策にも!

色々な種類が出ていますが、選ぶポイントとしては、《水洗い出来る素材》《赤ちゃんが握れるサイズ》《歯がためとして使えたり、知育的要素がある》といった事があげられるでしょう。

いくつか持っていてもいいですよね。

様々な物があるなかで、面白い製品がありますのでご紹介します。

『泣く子もケロリ!魔法のラトル』

産院から帰った日から使えます。ボタンを押すと「しゃかしゃか」とレジ袋音が鳴るというもの。レジ袋の音は、赤ちゃんが泣き止む音としても有名ですよね。

赤ちゃんが自分で持てるようになったら、マラカス遊びも出来るという商品です。

そして、不思議な音で、赤ちゃんご機嫌の【シャカシャカおもちゃ】

赤ちゃんは、シャカシャカと鳴る音が大好き。乳児用のおもちゃの売り場に行くと、こうしたおもちゃがたくさんあります。

種類も豊富!布で出来ているので、赤ちゃんに優しいおもちゃですよね。

また、赤ちゃんの手につける【リストラトル】も、この頃の赤ちゃんにはお勧めです。

ビビットなカラーの、かわいいおもちゃがたくさんありますね。目の前で動かすと、赤ちゃんはその色を目で追い、音に反応して、楽しみます。

これらのおもちゃは、赤ちゃんの五感を刺激し、発達を促してくのです。

生まれてまだ1ヶ月の赤ちゃんのおもちゃは、パパやママと一緒に遊ぶとしても、安全性に気をつけたいですよね。誤飲を防ぐサイズ、形の物。安全で清潔を保てる素材の物。当たっても衝撃が小さくて済む重さの物。それらを考慮した、赤ちゃんにピッタリのおもちゃを選んであげましょう!

 

おもちゃには、日本玩具協会が「安全面に深く考慮されたおもちゃ」と認定する【STマーク】や、日本よりも厳しい規格の欧州で使われる【CEマーク】が付いている物もあります。これらは安心・安全の目安になるので、どうぞチェックしてみてください。

生後1ヶ月の赤ちゃん、遊びに誘うタイミングは?

基本的に、目を覚ましている時間なら遊びに誘ってOKです。

1日に大体15〜20時間は寝ているという赤ちゃんですが、起きている時には周りの様子を感じています。

オムツも替えて、お腹も満たされているタイミングで、一緒に遊んでみましょう!

起きている赤ちゃんは、ぼーっとしているように見えても、何かを見つめている可能性もあります。視線の先にある物が、赤ちゃんに優しい物ならば、近くで見せてあげてもいいでしょう。

赤ちゃんは、色々なものを見たいと思っているし、色々な音を聞きたいと思っています。

パパやママの顔や声を認識すると、見る度に、聞く度に嬉しく感じます。

心地よいことを体感するのは、赤ちゃんに、安心感を与え、信頼感を育て、心と身体の発達を促します。

寝ているか、泣いているかしかないように思えるかもしれませんが、新生児期を過ぎて乳児と呼ばれるようになった赤ちゃんは、これから急速に発達していくのです。

機嫌の良いタイミングを外さず、いっぱい遊びましょう!

生後1ヶ月の赤ちゃんと遊ぶ時の注意点は?

生後1ヶ月の赤ちゃんは、身体もふにゃふにゃで、どこを見ているのかも分からないし、今、目を開けていたと思ったらすぐに眠ってしまったりと、一緒に遊びたくても難しいと感じるかもしれませんね。

でも、大丈夫!

赤ちゃんと遊ぶ時に気を付けたい事を知っていれば、安心して触れ合うことができますよ!

まず、姿勢を自分で保つことが出来ない赤ちゃんは、仰向け姿勢での遊びにしましょう。

おもちゃを目の前で動かしてあげたり、パパやママが歌ったり、話しかけたりしながら赤ちゃんの身体を撫でたり、優しくトントンと叩いたりする遊びが適しています。

また、授乳後に遊ぶ時には、吐き戻しにも気をつけてあげてください。お腹をさする、身体を揺らすといった遊びは避け、ガラガラを見せたり、リストラトルを付けてあげたりするなど、見る・聞くの遊びが良いです。

生後1ヶ月位の赤ちゃんと遊ぶ時は、とにかくゆっくり、緩やかな動きを心がけましょう。急な動きに対応できない赤ちゃんに、安心感を与えてあげるためです。

優しい触れ合い遊びは、皮膚への刺激にもなり、丈夫な身体を作る元にもなりますよ。

そして、声かけも穏やかにしましょう。赤ちゃんは、大きな音が苦手です。優しく、ゆっくりと大きくない声で、語りかけたり歌ってあげたりしてください。

赤ちゃんは、よく聞くパパやママの声が大好きです。

生後1ヶ月の赤ちゃんは、まだ身体が頼りなく、首が座るのももう少し先。

目も20センチ〜30センチ辺りで焦点が合うというくらいの視力です。

これらの特徴に合った遊び方で楽しんでくださいね!

まとめ・新生児の時期を終えた生後1ヶ月の赤ちゃんは、これから遊びの中でどんどん成長していきます!

この間生まれたと思ったら、あっという間に1ヶ月。

この期間、特にママは大変でしたよね。生まれたばかりの赤ちゃんは、周囲の大人の事情などお構いなしです。ママになれば誰もが通る道とはいえ、本当にお疲れ様です、とお伝えしたいです。

だけど、赤ちゃんはずっとそのままではありません。あっという間に首が座って、寝返りを打って、ハイハイが始まって、喋るようになって、歩き出して……。毎日毎日成長していきます。

【今日の赤ちゃん】とは、今日しか遊ぶことができません。明日になれば、ちょっと大きくなった【明日の赤ちゃん】がいるのです。

赤ちゃん自身の記憶には、生後1ヶ月頃にパパやママと遊んだ事は残りませんが、愛情をたくさん受けたことはずっと残ります。

そして、パパやママの記憶には、ずっとその頃の我が子の姿が残ります。

思い出す度に、幸せな気持ちになりますよ。赤ちゃんと遊んで、一緒に笑って、心を通い合わせた記憶は、心の栄養になります。

赤ちゃんにとっても、この時期からの遊びは、芽生え始めた周囲への関心をどんどん高めていく経験になるでしょう。自分で動くことが出来ない分、パパやママが可愛い物や、優しい素材の物、キレイな音がする物などに触れさせて、たくさんの刺激を与えてあげましょう。

まだ、出産から間がなく、ママの体力もすっかり元通りとはいかない時期、決してムリをせず、ゆっくりと赤ちゃんとの生活を楽しんで下さいね。

一緒に過ごしていく中で、赤ちゃんが好きな遊びが見えてくると思います。

楽しい遊びを見つけたら、それを中心にして、バリエーションを増やしていくと、楽しさも倍増しますよ!

生後1ヶ月は、赤ちゃんが外の世界に関心を広げていく最初の時期。遊びを通じて、その興味を満たしてあげることで、もっともっと知りたい!という欲求を育てていくことが出来るのです。