5歳になるまでの教育で賢い子になるかどうかが決まる?!

【賢い】と聞いて皆さんはどんな姿を思い浮かべますか?よく口にする賢いと言う言葉ですが、さまざまな場面で使っているのではないでしょうか?

勉強の出来る賢い、少しの言葉で内容が理解出来る賢い、人の気持ちがよくわかる賢いなど、ひとりひとりのイメージはちょっとずつ違っているかも知れません。

この【賢い】が全て5歳までに決まるのはご存知ですか?脳の基礎は1歳6ヶ月で4割、2歳6ヶ月で7割、3歳6ヶ月で9割、4歳6ヶ月で10割完成されることがわかっています。この時期にある物質がたくさん出るような回路が出来ていないと5歳以降に賢い子を目指してもなかなかうまくいきません。

できるならたくさんの【賢い】を持った子になって欲しいとみなさん願うかと思います。今からご紹介する内容は、日々の接し方を気をつけるだけであとは子どもたち自身がどんどん賢くなっていってくれるのです!少しだけ考え方を変えるだけでいいので今からご紹介したいと思います。

賢い子と賢い大人はちょっと違う?

同じ賢いでも、子どもと大人とでは求められる賢さが違ってきます。これは学生は学校で教えられたことを暗記したことをテスト等で発揮できるかが賢さの基準になっているのに対し、大人になると仕事の効率や状況判断力、人とのコミュニケーション能力などを重視するためです。

このように賢い子=必ずしも勉強が出来る子というわけではないということがおわかりいただけたかと思います。むしろ成績だけの賢さを重視すると大人になってからは大変な思いをさせてしまうかもしれません。それに賢い人って勉強が出来る人が多いと感じませんか?

学生の間だけ賢いのと大人になってからも賢いのは何が違っているのでしょうか?実は5歳までの子どもへの接し方だと言われています。

5歳までに賢い子かどうかが決まる理由とは?

過去の偉人にはいろいろ共通する部分があります。好奇心が旺盛なこと、発想が柔軟なこと、集中力が何時間でも続くこと、しっかりとした信念を持っているということです。これら全ては5歳までの関わり方で決まってきます。

先ほどもお話ししたように脳の基礎は5歳までで完成します。その基礎が出来上がる前にドーパミンという神経伝達物質がたくさん分泌する回路を作ることが重要になってくるのです。

ドーパミンは、嬉しいときや楽しいときに分泌されます。ドーパミンが分泌されると興奮してきてなんだか気持ちがよくなって楽しくなります。その体験が何度も繰り返されると、脳はだんだん快感を覚えてくるのでます。

そして「またいい気持ちを味わいたい」という指示を出すようになります。すると、指示を受けた私たちはもう一度チャレンジする、またドーパミンが出て、とても楽しく気持ちいい、また続けたくなる。その流れが完成されると、自分で楽しそうなことを見つけて、集中が途切れさせることなく取り組むことができる人間になれます。

これを5歳までに繰り返すことで賢い子の土台が作り上げられていくのです。

5歳までに賢い子にするためにできることは?

賢い子にするためにできることがあるならば試してみたくなりませんか?結果はすぐに出ずやめたくなるときもあるかも知れません。

そして今からご紹介する接し方で一番効果が得られるのは2~3歳の時期です。イヤイヤ期で大変なときで余裕がないときですが、目標があるほうが頑張れるのではないでしょうか。

もし賢くする方法を知っているのに実践せずにいたら将来子どもの姿に後悔してしまう日が来るかもしれません。

それに賢い子にするためのポイントはとても身近なものでした。

嬉しい楽しいを増やす

5歳の時点で賢い子の特徴は「活発でポジティブ」なところです。え?活発?と思いませんか?でもちゃんと理由もあります。幼いうちは落ち着いている子よりも、体当たりでなんでもやっちゃう子のほうが五感を刺激して沢山の情報を仕入れ、脳に多くの刺激を与えられるからなんです。

五感が鋭いということは自分の喜びや苦しみ、好奇心や疑問をうみ出します。賢い子供は特に敏感に感じそれが好奇心へと繋がるのです。

言葉や文字に積極的に触れる

3歳から4歳にかけて、話し言葉の基礎が築かれていきます。知識欲も旺盛で文字や数字への興味も強まってくるころです。そのタイミングで、絵本を読むなど簡単でいいので文字に触れていってください。

鉛筆が握れるようになったら文字を挑戦してみてもいいですね。自分の名前から書くととても誇らしそうな表情を見せてくれますよ。

パズル

知的好奇心が旺盛で学ぶことを楽しんでいる賢い子はクイズやパズルなどが好きな子が多く、学ぶことが嫌いだという子もほとんどいません。中でもパズルは考えるだけではなく集中しながら指先を使い、自分が目標に近づいていく過程を目で実感しやすいものです。一つの遊びで五感をたくさん刺激してくれます。

そして褒める時は投げ出さずに完成させた努力を褒めてください。その嬉しさはまた次の学びに対する原動力になり、また次も達成させようと集中力がみるみる養われていきます。過程を考えることや問題を解くことが好きになるはずです。

自然に触れる

想像力を育てるためにも小さいころから「本物」や「自然」に触れることは大切なことです。何も気にせず過ごしていればただのそこにある風景ですが、注目してみれば葉っぱ一つ取ってみても不思議がいっぱいです。

賢い子はこういう身近なところから自分で「なぜ」「どうして」と好奇心が生み出されていきます。絵本や知識だけでは到底創造もつかないことばかりなので、親が聞くと笑ってしまうような発想を思いつく子もいるでしょうが、いろんな知識を揃っていないからこその自由な発想を暖かく見守ってあげてください。

笑顔で見守る

子供の好きなようにさせたら服は汚れるし、部屋は散らかるし、けがをするかも…など気が気じゃないですよね。どこかで止めないと子供はどんどん大胆になってしまいます。それでも命や健康にかかわるようなことでない限り「危ない」「汚い」などと止めないでください。

いろいろなものに触れているその時こそ脳が刺激され成長しているのです。ただ、あまりにもひどい時は膝の上に座らせる、抱きしめるなどクールダウンしてくださいね。

子供は膝の上に座らせて遊ばせたり勉強したりすると賢さが育つということもわかっています。お父さんお母さんのぬくもりの中、笑顔で見守られていると感じることは子供にとって何よりも安心で幸せを感じるものなのです。

子どもに理論的に接する

何か子供が良くない行いをしても感情的に叱るのではなく理論的に悪い行動はよくない結果に繋がることを伝えるようにしましょう。

そうすることで子供本人も何事も理論的に考えられるようになります。

感情のままに叱るのは子供の傷を作るだけで特にいい結果はうみませんので注意してください。

短所は克服させない

短所を克服しようと苦手なことばかり続けていると自分に自信がなくなり、外に目を向けられなくなります。はじめは長所を伸ばすことに注力すると、長所がより長所になり自信がどんどんついてきます。

自信がつけばさらにいろんな興味を持ち、体験や本・図鑑を通して、もっともっと伸びていくはずです。そして一つの事に自信がつけば、短所への向き合い方も変わり、結果克服に繋がります。

期待しすぎない

子供に過剰な期待をすると、子供の心は負担に感じてしまいます。

子供への期待、希望はぐっと抑え、ハードルは少しずつ上げるようにしてください。

子供は感受性が豊かで親の期待に敏感です。せっかくの好奇心ややる気を親が負担に変えてしまうのはとてももったいないことです。

まじめな子供ほど思いつめやすいので自分の応援が間違っていないか負担や不安を与えていないか時々立ち戻ってみてください。

まとめ

いかがでしたか。簡単なようで難しい子供との接し方ですが、未来のわが子のことを想像するととても楽しみなことだと思います。

日々の生活・育児でお父さんもお母さんも大変だと思いますので、ぜひ無理のないようできることから少しずつ進めていってくださいね。