泥んこ遊びは、衛生的にも気になるし、体も服もドロドロになり後々めんどくさいことが多いのでなるべくなら避けたいですよね。
でも、泥んこ遊びは、子供の発育に欠かせない魅力的な要素が沢山ふくまれているのです!
泥んこ遊びから学べる事が社会にでてからも役立つ事だらけ。それぞれの月齢でさせなければ勿体ない時期なのです。
泥遊びは衛生的にも清潔でない場合があるので何か病気に感染してしまわないか心配です。しかし、そう感じている自分たちもドロドロになって遊んだ経験をして育ってきています。そして、様々な菌の免疫もつけてきました。また、それ以上に人生の影響することが養われてきたはずです。子どもへの躊躇する気持ちを捨てて親子でドロドロになるまで遊んでみてはいかがでしょうか。
年齢によって泥遊びのねらいの違いってあるの!?
泥遊びは年齢によって「目的」があります。「目的」が変わると「遊び方のねらい」が見えてきます。「ねらい」が見えると泥遊びを通して、こどもとどのように関わる事が必要がが見えてきます。つまり、子どもが何を求めているのかが見えてきます。
子どもに泥遊びをさせている時にどうやって遊ばせたらいいんだろう。これは楽しいのかな?って思う事ありませんか?
泥遊びはデビューはまだですが、2歳の娘を砂場へ連れていくとスコップで砂を掘り、型入れにいれるという単純作業の繰り返しです。正直、じっと付き添うのが退屈になり滑り台へと誘導してしまってました。
しかし、娘にとってこれが楽しいようで、公園に行く際必ず自分でお砂場セットを持っていきます。公園に行かない時にも持って出ようとするので手間がかかる時もありますがそれくらい楽しいって事なんだと気づく事ができました。
ここで、一般的な泥遊び(砂遊び)のねらいを年齢別に紹介したいと思います。
0~1歳:初めて砂に触れるという子もいます。まずは砂に慣れることからはじめて
みましょう。まずはパパ、ママが遊び方を見せてあげて一緒に遊んでみてください。 子どもは真似をすると思います。
2~3歳:お友達と一緒にスコップやバケツを使って遊ぶ事が楽しくなってくる時期です。
石や葉っぱを使ってどんどん想像力を膨らませてあげてください。
4歳 :お友達と一緒にお山をつくったり、トンネルを掘ったりします。
道具を使って工夫し遊び方がドンドン広がっていきます。
このころから泥砂水に触れて面白さに気づいてきます。
5歳 :お友達と役割をもって遊びます。泥んこ遊びでは泥砂水の性質や仕組みに興味を
持ち出し、水の分量も把握できるようになり泥団子を工夫しながら作ります。
5歳児に相応しい泥あそびはどんなこと?
5歳児にもなるとお兄ちゃんお姉ちゃんの意識も出てきて心身共に成長し、お友達とも上手に遊ぶようになってきます。先ほども紹介しましたが、5歳児は「性質の把握」ができるようになり「泥・砂・水」の違いがわかるようになります。
ある保育園で5歳児の泥遊びの観察をしたところ、①形の良い団子②大きさの違う団子
③見た目の綺麗な団子など自分たちで砂の違いを見分けて団子を作り始めたそうです。
どれだけ、水を入れたら固まるか、固まらないか、綺麗な団子ができるかそうでないか等も分かるようになるので、自分で考えながら作る力もつけていきます。
今は単純作業をしている娘が、こうして成長していくようになるのかと思うと、早く泥遊びをさせてやりたい!と思うようになりました。
泥遊びは、物づくりあそび、感触あそび、ごっこあそびといった遊び方が主な遊び方です。全ての遊びに共通することは、こどもの気持ちに寄り添ってあげることです。子どもは工夫しながら考えながら遊んでいます。
どうしても手を出したり、先に進めてしまいたくなりますよね。私も日々忍耐と葛藤しながら「見守る」訓練をしています。その先には子どもの大きな成長が待っています。
まとめ
5歳児の泥遊びのねらいについて紹介してきました。
5歳児は「性質の把握」ができ相応しい遊びを考えることができます。
どの年齢もたった1年しかありません。(と自分に言い聞かせながら書いてます)その年齢に相応しい遊びを経験することで、子どもの脳は刺激されます。他のあそびでも同じような経験ができるのでは!?と思われるかもしれませんが、泥あそびならではのメリットがあります。
是非、こどもを観察しながら泥だらけになるまであそばせてあげましょう!