2歳近くになると、上手に歩けるようになってお出掛けしやすくなり、食事の面でも大人と同じような物を食べられるようになり、作る手間が掛からなくなってきます。
まだまだ危なっかしくって目が離せないこともありますが、成長を実感することが多くなったのではないでしょうか。
でも、まだおしゃべりすることは難しくて、出てくる言葉は単語や、単語のようなその子の言葉(例えば「アンパンマン」なら「アーパ」や「アンパン」)だったりする子も多いのではないでしょうか。
まだ言葉らしい言葉を発しない子も多くいます。
それに支援センターや児童館で、同じ年ぐらいの子がおしゃべりしている姿を見ると、内心ものすごく焦りませんか?
言葉にならない言葉で伝えてくれる姿はかわいいのですが、やはりきちんと伝わるほうが育児をするうえでありがたいですよね。
そう思っているならば、言葉を発達させる方法を知って、実践することで子供の反応が変わってきます。お互いにコミュニケーションを取りやすくなります。
このまま何もしないでいたら、ママは子供のしてほしいこと、したくないことなどに気づいてあげられないままになります。
何に怒っているのか、何をイヤがっているのか、分からない状態はとてもしんどいです。
もしも言葉で伝えることが出来れば、子供は気持ちを分かってもらえるし、ママは対応しやすくなります。イヤイヤの軽減にもつながります。
イヤイヤを少しでも減らすことは、2歳児にはとても大切なことですよね。
そのお役に立てることをこれから紹介させていただきます。
たくさん話しかけましょう(ママだけじゃなく、パパも参加しましょう)
毎日の会話は大切ですよね。赤ちゃんの頃に比べると2歳になると話しかけても反応が違いますよね。理解している反応があると思います。だからこそ気を付けてほしいことがあります。
否定的な言葉やマイナスな言葉を使うのは控えましょう
子供が危ないことをした時に「~したらダメでしょう!」と言ったり、ご飯をこぼした時に「もー、汚いな」と言ってしまうことはありませんか?私はつい言ってしまいます。
子供は親の言っていることを聞いていますし、意味も理解しています。ただ、言って返すことが出来ないのです。
それなのに、親からそんな言われ方をしていると、いずれその言い方を真似して言うようになります。
実際にたくさん話すようになったら、自分と同じ言い方をしてくるようになった、という家庭はたくさんあります。もちろん我が家も同じです。
悪い言い方に限って真似されてしまう。自分が言った言葉がそのまま返ってくる時が来ます。そしてその言い方で人に接するようになるのです。青ざめる思いがしました。
そのためにも、ダメとは言わず「~しようね」と言い方を変えてみることをお勧めします。使う言葉を選びたいですね。
子供の言いたいことを先取りしていませんか?
気の利くお母さんは、子供が何かをしようとした時に、その何かを察知して、先回りしてあげることができます。
日頃から子供をよく見ているからこそ、察知できるのだと思います。素晴らしいママだと思います。
でもそれが、言葉の発達のためにはよくないことがあります。子供にはしゃべらなくても意思が通じる環境になってしまい、言葉を発しなくなってしまう可能性が出てきます。
また、兄や姉が気を利かしてしまうケースもあります。
なるべく子供に話しをする機会を作ってあげてください。
絵本の読み聞かせは言葉がたくさんあります
2歳になると好きな絵本があるのではないでしょうか。子供によって好みは色々でおもしろいですよね。キレイな言葉が書いてあるものや、楽しい言い方をしているものなど、大人でも楽しめるものがありますよね。
その中で、おすすめしたいのは図鑑です。例えば男の子の場合、乗り物が好きな子が多いのではないでしょうか?パトカー、救急車などのサイレンカー、ショベルカーなどの工事車両、バスやタクシーなどの人を運ぶ車などがあります。
私は子供のおかげで乗り物に詳しくなれました。同じようなママもいるかと思います。
お出掛けしている時に、好きな乗り物が見えると子供は喜びます。図鑑にのっていたものを実際に見ることはいいことです。
子供の興味を引き出せます。自分の知っている乗り物が見えると、ママに言いたくなります。
そうやって伝えたくなることで、言葉の発達を促すことが出来ます。
歌のリズムで言葉を促しましょう
子供が生まれてから久しぶりに、童謡やわらべ歌を歌った人も多いのではないでしょうか。改めて考えるとキレイな言葉がたくさんありますよね。
わかりやすいリズムなので子供も興味を持ちやすいですね。
ママやパパが歌って聞かせてあげてください。上手じゃなくても大丈夫なので、まずは楽しい雰囲気にしましょう。楽しそうだと感じると興味を持ってくれます。
興味を持たせることで歌いたくなります。
そうすると歌っている様子が出てきます。
焦る気持ちを抑えて見守りましょう
お子さんは歩き出すのは早かったほうですか?ゆっくりでしたか?あまり手助けしなくても一人で歩きだし、1歳頃には小走りしていた、そういうご家庭もあります。
反対に、いつまでたってもつかまり立ちでなかなか一歩が出なくてヤキモキしていたご家庭もあります。その子で違いますよね。
同じように、言葉の発達にも個人差があります。例えば男女の違いでは、一般的に女の子の方が早いと言われます。
でも男の子で言葉の発達の早い子だっています。逆に女の子で言葉の発達のゆっくりな子もいます。
家庭環境の違いもあると思います。兄や姉、祖父母など一緒に住んでいる人が多いと、触れる言葉の量が多くなります。たくさん話しかけてもらう機会が増えるからです。
焦ってはダメだと思いながらも、焦ってしまう気持ちはよくわかります。ほかのお子さんと比べてしまう気持ちも分かります。
でも2歳で言葉を話せていない子は多いものです。そこはあまり心配せずに、まずはママやパパが言っていることを理解しているかを見てあげてください。
理解できているようなら心配ありません。3歳頃には心配が嘘だったみたいにしゃべりだす子が多いのです。
まとめ
2歳児の言葉の発達のためには、たくさん話しかけること、絵本の読み聞かせをすること、歌を歌うことを心がけてください。
早くしゃべってほしいからと焦ってしまい、プレッシャーにならないように気を付けてください。子供はプレッシャーを感じ取ってしまいます。
それでなくても、2歳児はイヤイヤ期で手が付けられないこともある時期です。振り回されるママも大変です。無理をしないで過ごしてください。