寝る、泣く、起きる、泣く、、、それが赤ちゃんの当たり前。
それは重々承知していますが、
「あぁ、どうしてこの子は泣いているの?」
「泣かずに寝てくれれば…」と睡眠時間に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
食欲・睡眠は赤ちゃんの本能ですが、実はそれさえもお手伝いしないと赤ちゃんにとってはなかなか難しいことなのです!
「え?!睡眠も?」
はい、そうなんです……!
推奨される睡眠時間になかなか届かず、赤ちゃんだけじゃなくて、自分も眠れないと、育児ノイローゼに直行していますかも!?
赤ちゃんと自分の睡眠時間のサイクルを作ることは健康に直結する大きな課ということが分かりますね!
赤ちゃんに振り回されがちな育児ですが、環境をコントロールすることは次第に赤ちゃんのリズムを整えることにも繋がりますよ!
あなたが無理をせずにできることを探してみましょう!
そもそも赤ちゃんの睡眠時間がバラバラなのはどうして?
赤ちゃんはその倍の睡眠時間を必要としていますが、私たちのように長時間寝続けることは難しいのです。
生後◯ヶ月で変化しますよ↓
生後◯ヶ月 | 睡眠時間 | 特徴 |
生後1ヶ月 | 15〜20H | 泣かぬ赤子はひたすら眠らせよう! |
生後2〜3ヶ月 | 15〜17H | やっと寝たと思えば、起きやすい |
生後3〜6ヶ月 | 14〜16H | 朝晩の区別がつくようになってくる |
生後6〜9ヶ月 | 12〜15H | 個人差が見られるので、好みを模索してみよう |
生後9ヶ月〜1歳 | 11〜14H | お昼寝は2度ほど、あとは夜間に回す |
自分の子どもの睡眠時間との差が大きすぎれば問題ですが、あくまで目安として参考にしてみてくださいね。
私たちにとっての睡眠とは、入眠してから目覚めることなく長時間寝ることですね。
大人なら大体6〜8時間程度でしょうか。
そして私たちの活動時間は就業時間と直結しているでしょう。
赤ちゃんを見ていると、私たちは常に社会的な時間帯で生きていることを見せつけられているような気がしますね……!?
まあでも、私たちは社会的な動物なので。
しかし赤ちゃんは社会とのつながりは皆無、その概念さえ知らないですよね?
ですから赤ちゃんの睡眠サイクルも社会から乖離したものになってしまうのはしょうがないのです。
つまり、睡眠サイクルを作ること、すなわち人間社会のルールを教えることと同義なのです!
赤ちゃんはまだ朝晩の区別がついていないということが挙げられますし、レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルが大人よりも高スパンで変化するからとも。
時間による区別は社会的なものですから、母体から出てきたばかりの赤ちゃんにその区別がないのも理解できますよね。
赤ちゃんの睡眠サイクルができるまで、焦ってしまっても時間はかかるものですが、習慣化してサイクルしやすい環境を作っておくことはもちろんできますよ!
私たちも眠りやすいように、無意識的に眠りやすい状況を作っています。
赤ちゃんにも、その子に適したやり方で入眠儀式を行ってみましょう、次章で詳しく説明しますね(^-^)/
赤ちゃんの睡眠時間を確保!入眠儀式を催そう!
「赤ちゃんが寝てくれるように創意工夫は凝らしています!」
「どうにもできずに困っているから、今寝不足!」
という声は聞こえてきそうですね……
入眠儀式とは、定型化していること、そして儀式の前後も重要で、どちらかが欠けていると、うまくいきにくいです。
もし寝かしつけが毎度うまくいかないならば、毎回異なることをしていませんか?
大人になることとは、自身の欲求と社会の距離感を測れるようになることです。赤ちゃんは欲求の塊を全面的に押し出してきます。
しかし、無意識的な社会のなかでいることで、徐々にルーティン化を掴んでいくようになります。
周囲を理解することは、ありとあらゆる種族の生存本能です。赤ちゃんが理解しやすい「環境」を作ってあげれば大丈夫!
赤ちゃんの身体に訴えかけよう
まず赤ちゃんの身体メカニズムに訴えかけるもので、読者の方の中にはいくつかやったことがあるものもあるかもしれません。
あるならよし!継続が命です。
ルーティン化しやすいものはこのようなものが挙げられます↓
- 起床、就寝、お昼寝の時間
- 食事
- 入浴
- 日光浴
などなど。赤ちゃんとあなたの生活サイクルを見直して、「毎日決まった時間に欠かさず続けられること」を見つけてみてくださいね。
ルーティン化することで赤ちゃんは安心感を覚えます。
寝ることは、ある種隙を見せることと同義であり、暗闇に恐怖を覚えるのも生存本能なんでしょうね。
そんな赤ちゃんを安心させることが重要です。
我が家では長女の寝付きの悪さに悩まされました。下の子はとても熟睡してくれる子だったのですが。
その違いを考えると、パートナーの帰宅時間と入浴時間が挙げられます。
「入浴だけは自分が入れる!」とパートナーの不規則な帰宅時間に合わせて長女は入浴させていました。
短い親子の時間を確保したかったが故の結果でしたが、入浴ってかなり体に刺激を与える行為なので、寝る直前にはあまりお勧めしませんね……
下の子は結局私が料理する時間を想定して、大抵おんなじ時間に入れていました。
あとは、同じ年頃の子どもを育てた経験から、多少のことでは動じなくなったので、「私自身」「あなた自身」が安心している、落ち着いていることが大切かもしれませんね。
儀式は突然始まらず、祭壇を整えよう!
「寝かしつける」というと、ベッドに横たえて子守唄を歌って……ということをイメージしているかもしれません。
しかし、赤ちゃんが生活ルーティンを掴んでいたとしても、「寝て!」と言われて即座にねれるほど人間の体は素直ではありません。
ベッドに入って即寝落ちできる人は本当に羨ましいですし、例外だということを理解してください。
寝かしつけることはベッドに横たえることからではなく、それより前から始まっている、ということです。
つまり環境整備が求められるということ。
目標入眠時間の1〜2時間前から以下の準備を進めるといいでしょう↓
たとえば
- テレビやラジオだけではなく、小さな音も含めて聴覚を刺激しない
- 蛍光灯の下ではなく、常夜灯の下で過ごさせる
- 入浴はしっかり温めて、でも体を刺激しすぎない
- 赤ちゃんと周囲を切り離す
私たちも寝る前にはスマホを見ない、ブルーライトを目に入れないなど言われますが、それと似ていますね。
赤ちゃんは睡眠サイクルのスパンが短いので、些細な刺激を敏感に拾い上げてしまうのです。
ですから、寝る前にはできるだけ刺激を与えないことがベストです。もちろん寝ている時もですが。徐々に入眠しやすいようにしてあげましょう。
そう、儀式は突然始まらないのです。厳かに行われるからこそ、意味がある。
そうそう、お風呂や就寝はたいてい一緒に入ると思うのですが、別々にすると環境コントロールがしやすいです。
というのも、先ほどパートナーが入浴させていたと言いましたが、パートナーもじっくり入浴したり、体を洗うために電気をらんらんとつけたり。
赤ちゃんには刺激が強いのです。
入眠前の入浴は深部体温を徐々に低下させて、とてもいいのですが……
下の子を入れるときは、ちょっと大きめの桶で入れていましたね。睡眠サイクルがしっかりできてきたら一緒に入ったりもしていましたが、浴室の照明や移動時間をコントロールできます。
寝るときは、部屋も狭かったので一緒のベッドで寝かしつけていましたが、私たちの寝返りやベッドの軋む音、意外とうるさいみたいです。
心音で赤ちゃんはリラックスすると思い込みがちですが、入眠前と睡眠中の聞こえ方が異なることは注意しておきましょう。
ベビーベッドの事故に細心の注意を払えば、一人寝をさせる習慣は悪くありませんよ!
将来的には、子どもを1人の人間として空間を与え、配慮し合う必要があるので、私たちにも慣れていけます。
まとめ
本稿のまとめは以下の通りです↓
- 本能の睡眠さえ、赤ちゃんはお手伝いが必要
- 睡眠時間は社会的ルール、徐々に教えていこう、焦らないで
- 入眠儀式は赤ちゃんの身体がなれて安心できるように
- 環境を整えて、徐々に眠りやすくする
健康に直結していることだとしても、この慌ただしい現代では続けることがなかなか難しい。
ですから、日常的に行っているものをどうやって工夫するかが大切です。
赤ちゃんの睡眠時間は将来の発達にも大きく影響しますし、何よりあなたが安心して眠れるようになります。
子どもは社会の宝ですが、子どもを育てるあなたも、社会にとってかけがえのない人です!
自分をコントロールできる人が、人生を制します!