生後5ヵ月頃になってくると、そろそろ育児に少し余裕が出てくる方もいる時期かもしれません。産後のおこもり生活から少しずつ子連れで外出が増えてきたり、「この子を遊びに連れていってあげたい」と思うこともあるかもしれません。
いざ外出しようとすると、まだ自分で座ることができないので行けるところが限られて
どこに行ったらいいかわからない…
おうちでもどうやって遊んであげたらいいかよくわからない…という方も多いようです。
体力がついてくる時期なので、日中の活動量が少ないと夜なかなか寝付かなかったり、夜泣きに繋がったりすることもあるかもしれません。
この時期の遊びは大人の体を使ったり、家にあるものをおもちゃにしたりと特別なものを用意しなくても大丈夫です。
またいつでも気軽にできて、赤ちゃんの体の発達を促すことができる遊びもたくさんありますよ。
生後5ヵ月の赤ちゃんは遊びが楽しくなる時期!
ほとんどの赤ちゃんは生後5ヵ月頃になると、首がすわっていて首を支えなくてもよくなるので、少し気軽に抱っこしたりふれあったりできるようになります。
おもちゃや親の動きを目で追いながら、首を動かすことができるようになります。
また欲しいものに手を伸ばしたり、表情の変化が増えてきたり、寝返りができるようになる子がいたりと、できることがどんどん増えていく時期。
見ていて微笑ましくもあり何か拾って口に入れないか…などハラハラすることもあります。
手や足を自由に動かすことができるようになった赤ちゃんは、触れたものの手触りを感じたり、これまでより声や音に反応するようになっていきます。
これまでより体力もついてきて少しずつ起きている時間が増えていきます。
まだ1日の半分は寝ている時期ですが、1日で何度も寝たり起きたりしていた赤ちゃんもお昼寝が徐々にまとまってくる子もいます。
視力はまだ低いですが、人の顔がわかるようになってきたり、声の違いがわかるようになってきます。
その為、ママの存在がより特別なものとして認識するようになり、人見知りが始まったり、夜泣きをする赤ちゃんもでてきます。
「いないいないばあ」を楽しむことができるのもこの頃からです。
生後5ヵ月の赤ちゃんにはどんな遊びがおすすめ?
おもちゃなどに興味をもつことが増えてくる時期。
「あれ好きそうだから買ってあげたい」
「お店ですごく気に入ってくれたから買おう」
そんな時に限ってすぐ飽きてしまう、なんてこともありますよね!
0歳のときは、集中力があまりないので同じおもちゃで長く遊ぶないことも多いかもしれません。
わざわざおもちゃを購入しなくても、おうちにあるもので充分楽しめたり、安価の材料で知育おもちゃも作ることができちゃうんです。
まだ認識能力が未熟なので、シンプルなおもちゃや遊び程気に入ってくれることもありますよ。
おもちゃを使わない遊びや簡単に作ることができるおもちゃをご紹介します。
生後5ヵ月におススメ!大人の体や赤ちゃんの体を使った遊び
①動きを誘う親子遊び
寝返りをしそうな子には赤ちゃんのボールやおもちゃを使って誘導してみましょう。
頑張っているわが子の姿を応援して、もし届いたらたくさん褒めてあげてください。
②体を使ってふれあい遊び
赤ちゃんの両手どうしを「トントン」と叩いて「パー」と言いながら開く遊びは、自分の体の部位で遊べることを教えることができますし、お胸を開くストレッチにもなります。
他には声を出している赤ちゃんの口元を手のひらでとんとんと触れる「あわわ遊び」。
大人が「あわわわわ…」と見せてあげても、赤ちゃんにしてあげてもOKです!
慣れてきたら「あー」以外の発声も試してみましょう。
覚えてくると、自分の手で「あわわ…」とする姿も見ることができます。
③お歌をうたいながら感覚遊び
童謡など好きな歌を歌いながら、赤ちゃんの体をツンツン上ったり、下ったり。
これだけでも赤ちゃんには大きな刺激になり、ママの声が聴けて嬉しい遊びです。
パパがやるときはママのように高めの声で歌うと聞き取りやすいですよ。
慣れてきたら同じお歌でもテンポを変えてみたり、抑揚をつけてみましょう。
まだ赤ちゃんは自分の全身を理解していません。
触れられたり、ぶつけたりしながら「ここにあるんだ」とだんだんわかるようになっていきます。
肌と肌との触れ合いを多くしてきた赤ちゃんは、成長していくと穏やかに育つことが多いという研究があります。
親子で遊ぶことことがより密なスキンシップになり、赤ちゃんは「愛されている。ここにいてもいいんだ」という安心感や自己肯定感の高まりに繋がります。
喜怒哀楽の表現が出てくる時期なので、遊びの中でケラケラと笑う姿や笑顔、頑張っているときの真剣な表情を見えたときは日々の疲れも吹っ飛ぶ瞬間です。
どうやって遊んだらいいかわからないときは、とりあえずたくさん触れてあげてください。
簡単にできる!生後5ヵ月の赤ちゃんにおすすめのおもちゃ
①ペットボトル×ビーズやボタン…ペットボトルマラカス
カラカラといい音がでますし、カラフルなビーズを使えば見ていても楽しいおもちゃです。
コロコロと転がして、赤ちゃんの動きを誘うもよし、数本中身が違うものを作って、振った
音の違いを楽しむなどいろんな遊び方ができます。
※誤飲対策の為、しっかり蓋部分はテープなどでとめてください
②100均のウェットティッシュケース×余っているガーゼや布巾
目を話した隙に赤ちゃんがどんどんティッシュやおしりふきを出してしまった‼
子育てあるあるですね!
赤ちゃんは一生懸命手先の訓練をしているんです。
100均に売っている十字に穴が空いたケースに、ガーゼなどをティッシュの代わりにいれておけば、立派な代わりになります。
ティッシュは誤飲の心配もありますが、これなら大丈夫ですし、何度でもさせてあげられますね。
娘が小さいときは、ティッシュ箱バージョンとおしりふきバージョンを用意してお出かけ時にも軽くていざというときにも便利でした。
③ラップの芯×マスキングテープ…コロコロおもちゃ
ラップの芯にらせん状にマスキングテープなどをくるくると巻くだけ!
赤や黄色など目立つ色の方が赤ちゃんの目にも入りやすくおすすめです。
※まだ口に入れることもあると思うので、ふやけたりはがれたりして誤飲しないように見守ってください。
この時期におもちゃを購入しても成長著しい時期なので、すぐに遊ばなくなることも…
シンプルなおもちゃ程いろんな遊び方ができて長く遊んでくれることもあるので、おうちにあるもので簡単にできるおもちゃ、ぜひ作って遊んでみてください。
うつ伏せに慣れてきた赤ちゃんは、今までのより視界が広くなりいろんなものに興味津々になる時期です。
またうつ伏せになると、自由に手が使えるようになるのでいろいろ触ってみたり口にいれて感触を確かめます。
おもちゃはもちろん、手の届く範囲に誤飲する心配があるものは置かないようにしましょう。
まとめ 生後5ヵ月は遊びの幅が広がり、より成長を感じられる時期!
生後5ヵ月は、いろんなことに挑戦できるように大人が誘導してあげることが遊びに繋がり、好奇心を伸ばすきっかけに!
・起きている時間が長くなってくるので、夜の睡眠の為にも日中しっかり遊ぼう
・赤ちゃんや大人の体を使って遊ぶことで体の発達を促す。
いつもと違う視点に赤ちゃんのワクワクもアップ!
・わざわざおもちゃを買わなくても、簡単に月齢に合ったおもちゃを作ることができる
まだ立つことはできませんが、少しずつ外遊びも始めてみましょう。
前向き抱っこで、いろんなものを見せたり、公園の遊具で支えながら遊ばせてみることが大きな刺激になります。
「この黄色のお花いい匂いがするね」などたくさん言葉もかけてあげましょう。
遊び方がいまいちわからなかったママやパパも、この記事が参考になればいいなと思います。