バシバシ 叩く1 歳児と「上手く付き合う」方法!

毎日愛情を注いで育ててきた我が子。叩いた経験はないのに、お父さんお母さんをいきなり叩きだし、周りの人にも同じことをするのかと不安になることってありませんか?また、物を叩いて壊してしまうのではと心配になったりしませんか?

1歳頃になると自分のしたいことと親のいう事が違っているのがわかってきます。叩く行為をすることは、悪気があってする事ではありません。自分の思う通にいかなかったり、言いたいことがつたわらなかったり気持ちがモヤモヤするのを表現する方法が分からないだけなのです。その事を踏まえて育児をすると成長を楽しくみる余裕が出来てくると思います。

この時期の叩く行為を無理やりやめさせたり、親が叩いてしまうと子供が怯えたり、萎縮してしまい表現力をつけれずに将来をダメにしてしまいます。

この大事な時期はいつまでも続く事はありません。怒りや不満をしっかり表現することで子供はコントロールする力をつけることが出来ます。素敵な大人に育っていく成長の過程だと思い暖かく見守ってあげてください。

たたく1歳児。どうして叩くの?

大人でも時には感情的になってしまう事ってありますよね?

こどもが叩くのも意味があるんですよね。それを知っていて育児するのと知らないでするのとは今後大きく影響していくことになります。そこで、叩く理由を挙げてみたいと思います。

コミュニケーションのひとつ

まだ話すことができない小さな子どもにとってみれば、「叩くこと」「泣くこと」「噛むこと」はコミュニケーションの手段の一つです。「お父さんお母さん、私の気持ちを分かって!」と必死に意思表示をしているんですよね。表現が出来るようになっているという事ですね。

感情表現の仕方がわからない

自己主張が強くなってくると、思うとおりにいかないもどかしさや不満から癇癪を起こすこともあります。うまくできなかった、自分でやりたかったのに周りが先にしてしまった、等々理由はさまざまですが、気持ちをうまく言葉にできないことでイライラして泣きわめいたり叩いたりする表現になりがちです。

理由が分からなければ、ほおっておけば機嫌はなおるだろうと「無視」してしまいたくなりますが、絶対にやってはいけないことなのです。無視する事で、そのうちに感情表現することをあきらめてしまうようになり、うまく自我が形成できない原因にも繋がります。この子の子持ちを察し「〇〇したかったんだよね」と気持ちを受け止めてあげましょう。ただ暖かく見守るという事で、少し離れると子供の気持ちも変わっているかもしれません。気持ちに寄り添ってみてください。

環境が大きく影響

感情表現を豊かにするには「環境」が大きく影響します。

例えば、出来なかった時に躾として「叩く」ことをしていませんか?また、テレビで叩く場面を見ていることはありませんか?兄弟がいる家庭では、兄弟が叩いているところを見ていませんか?その場合は叩く行為はいけない事であり、他の表現の仕方を根気よく教えてあげてください。

たたく子供の対応の仕方

叩き返さない

親が叩くことによって「これだけ痛いのよ」と教えたくもなりますが、絶対に叩き返してはいけません。

叩いても子どもが学ぶことは、怒った時には叩けばいいという感情表現だけだそうです。

今は感情表現の勉強中と思い、見守ってあげてください。

叩く時の理由を考えてみる

先日、ソースをかけたがる娘に大人の食事にかけさせたのですが、なかなか離さず泣きやまず怒り狂う娘。仕方なく何度も2人のお皿にいれましたが、まだ怒りがおさまらなく何をしたいのか分からなく、ソースが必要ない本人の魚のお皿の上にかけるとおとなしくなりました。ソースは味が濃いので避けていたのですが、原因は自分のお皿に入れる行為をしたかったのでした。

という風に叩く時にも理由があるはずです。

叩いた前後の行動を見直してみてください。それが分かれば、対処の基準になると思います。

違う方法を伝える

叩く行為をした時には、子どもの気持ちを受け止め言葉でサポートしてあげてください。

上手く言葉にできないことを、「○○ができなかったけど、どうしたらうまくできるかな?もう一度がんばってみようね」など引っかかっている事を親が分かってくれたと思うだけで気持ちが落ち着いて来ることがあります。

まとめ

1歳の子どもが叩く理由って深いんですね。言葉がまだ使えない子どもからのメーッセージ。

むやみに叩いているのではなく、きちんと理由があるから叩く。

時間はかかりますが、このことをキャッチしていくと、子どもものびのび成長していくはずです。