ある日お出掛け先で娘と同じ年ぐらいの子が、ママと普通に会話をしている姿を見てショックを受けたことはありませんか?
うちの子はまだしゃべらないなと思いながらも、そんなに気にしていなかったのに、会話をしている様子を見て焦ることがあると思います。
一般的に女の子は話し始めるのが早いと言われるのに、うちの子はまだしゃべらなくて、男の子が上手におしゃべりしていると不安になりますね。
接し方が間違っていたのかな?と悩んでいるところに、実母や義母や友達から「まだしゃべらないの⁉」と指摘されると、不安や焦りはもっと強くなってしまいます。
なぜしゃべらないのか理由を知ることができると、気が楽になります。しゃべるようになるために必要なことを行うことで、子供に変化が表れてきます。しゃべる準備が出来るようになるのです。
このままでは、いつになったらしゃべるのだろうと、ずっと不安なまま過ごすことになります。不安や焦りから子供をしゃべるように急かしたり、怒ってしまうことは何としても避けたいことですよね。
特別に何かをする訳ではなく、今までの生活に工夫をしたり、改善することなので気軽に始めることができると思います。
なぜしゃべらないの?理由を知りたい!
大人ならしゃべらないことに対する理由があります。機嫌が悪くて話したくない、ショックなことがあって話す元気がない、面倒くさくて話したくない、などいくつか思いつきます。
でも、2歳半の子供が同じ理由でしゃべらないとは考えにくいです。子供の理由は何なのでしょうか。
耳の中はキレイですか?
うちの子供は小さい頃、耳鼻科に通ったことがありませんでした。風邪をひいた時はかかりつけの小児科に通っていたので、耳鼻科に通う発想が無かったのが原因です。
ある日、風邪をひいて鼻水が出ている時に耳をかゆそうにしていることがありました。その時になって初めて耳鼻科に連れて行きました。
そうすると耳垢は溜まっているし、中耳炎にもなっていました。そこの耳鼻科は耳の中の様子を、親も一緒に見ることができるので、耳垢がフタをしている様子にびっくりしました。
綿棒で掃除をしようとしても、奥のほうは危なくて出来なかったこと、子供が嫌がってじっとしていられなかったことも理由です。
耳鼻科の先生からは「小さいうちは家で耳垢を取るのは危ないから、病院に来て」と言われました。それからは定期的に通っています。
このように耳に病気があったり、耳垢が溜まっていることで聞こえにくくなっていることが理由の場合があります。
テレビを一人で長時間見させることが多くなっている
2歳半はイヤイヤ期真っただ中ですよね。イヤイヤが始まりだすとウンザリしてしまいます。それにまだまだ構ってほしい時期で、一人遊びの時間も短く家事が進まなくてイライラすることも多いと思います。
そんな時に頼ってしまうのがテレビですね。大好きな番組やDVDがかかるとご機嫌に見てくれます。その間にママは家事をしたり休むことが出来るので、見せる時間が長くなってしまうこともあると思います。
しかしテレビは一方通行の刺激になります。テレビに話しかけても返事はありません。会話をすることが無く見るだけなので言葉の発達を遅くする理由になります。
言葉をため込んでいる時期なので出せないでいる
ママやパパが話してくれた言葉や、読んでもらった絵本などいろいろな言葉を持っている状態です。心と頭にたくさんため込んでいます。
こういう子は話し始めると、今までの心配は何だったの?と思うほど話せるようになることがあります。
慎重派の子に言葉をため込んでしまうことが多いようです。
みんなそれぞれ個人差がある
体の大きさや、性格、成長スピード、家庭環境などみんなそれぞれ違います。家族が多い家庭では話しかける言葉の量が多くなります。
だからといって、がんばってワンオペ育児をしている家庭がよくないのではないし、子供の性格は生まれ持ったものなのでどうすることも出来ないのです。
しゃべらない理由は一つだけと考えずに、色々なものが関係していると思ってください。
どうしたらしゃべるようになるの?女の子におすすめの方法
しゃべらない理由がわかっても、早くしゃべってほしいと思う気持ちは変えられないと思います。おすすめの方法を書いてみました。
周りの言っている言葉を理解していますか?
例えば「これ、パパにどうぞしてきて」と言った時に、パパに持っていくことが出来ますか?パパを指さしてジェスチャーで渡すしぐさをせずに伝えてください。
しゃべるようになるには言葉の意味を理解している必要があります。理解をしているからこそ、しゃべることが出来るのです。
たくさん話しかける
普段からたくさん話しかけようとしてもママ一人では限界がありますよね。パパにも参加してもらいましょう。おじいちゃん、おばあちゃんとも話す機会があるとよりいいです。
うちの子は祖父母とよく話をするので、方言や古い言い方をすることがあります。
児童館や支援センター、公園など子供の集まる場所で子供同士のふれあいも大切です。
会話をしなくても聞くことが刺激になります。子供は子供が大好きでよく見ていますよね。
子供にとって聞く言葉が多いほうが語呂も増えるし、しゃべることにつながります。
絵本の読み聞かせ
好きな絵本は何ですか? お姫様やかわいい動物が出てくるものなど、女の子はカワイイものが好きな子が多いですよね。
私は時々、絵本の主人公を娘の名前にして読んだことがあります。自分の物語になったことで、驚いたような嬉しいような表情をしていました。
その子によるので、嫌がるようならば止めてください。
好きな本や色々な種類の本を、読んでもらうことが大切だと思います。
歌をうたう
私は子供の頃から歌うことが苦手でした。歌うことが子供の発達によいと分かっていても、苦手意識があってなかなか出来ずにいました。その時に活躍したのが、ボタンを押せば童謡が流れるおもちゃでした。
だいたい10曲くらい入っていて、本屋さんや子供用品店に売っています。子供は自分で曲を選んで聞いていました。私もそれに合わせて歌うことはしていました。
その方法だと完全に一人で歌うより歌いやすかったです。子供も自分の好きな曲を何度も聞いて、覚えて歌うようになっていました。
テレビをうまく活用する
テレビを見せることを止めてしまうのは難しいことです。忙しいときには頼りになるアイテムです。使い方を見直して、以下の点に注意しましょう。
・食事中はテレビを消す
・一日中つけっぱなしにしない
・一人で見させるだけでなく、一緒に見る時間を作る
ママがテレビを見過ぎないように消しても、パパがつけてしまっては効果がありません。ぜひパパにも協力してもらいましょう。
テレビは一緒に見ると会話につながります。おもしろい場面で笑ったり、「ウサギさんいるね」と話したり、歌が始まれば一緒に歌うことも出来ます。
上手く使うことで言葉を発達させることが出来ますよ。
不安で誰かに相談したい時に頼れるところはどこ?
・子育て支援センター
・児童館
・保健センター
・児童相談所
・かかりつけの小児科医
子育て支援センターや児童館は遊びに行った時に、相談してみるのもいいのではないでしょうか。
助言をしてくれたり、保健センターでは専門職の方が個別で相談にのってくれるそうです。
まとめ
2歳半で言葉が遅いと何とかしたいと思う気持ちは分かります。周りと比べてしまい余計に落ち込むこともあると思います。
今の子供との関わり方を見直してみてください。耳の中はキレイですか?テレビを一人で長時間見ていませんか?よかったら、おすすめの方法を試してみてください。
なにより成長には個人差があります。まだ2歳半でイヤイヤもある時期なので焦らず見守ってあげてください。