何しても 泣き止まない我が子に、つい感情的になり 叩いてしまったら…。『どうしよう…』って不安になりますよね。
赤ちゃんの頭はとてもナイーブですから、赤ちゃんの 頭を叩くと…思っているよりも 根深く 影響を与えます!
つい頭を叩いてしまい、余計泣き止まない・・ちょっと強かったかも・・って怖くなっているのでは ないでしょうか。何かが、起こっている かもしれません。
『意外と大丈夫? でも心配・・』など、複雑な心境を 解きほぐして いきますので安心して読んで下さいね。
赤ちゃんの 頭を叩くと 影響を 及ぼす のはどこ?
赤ちゃんの 頭を 叩いてしまうと、 “頭部や脳への影響” は否めません。
感情が抑えきれなく、叩いてしまった一発が 赤ちゃんにとって、一撃だった場合…取り返しがつかないことに。
赤ちゃんは まだ骨が柔らかく、大泉門(頭のてっぺんの柔らかい部分)が閉じていなく、完全に閉じるのは 約1歳半~2歳と言われています。
大泉門は 脳が大きく成長するために 必要な空間をつくる役割をし、空間があるから、叩いた刺激は 脳に振動を与えて、脳震盪(のうしんとう)を起こす危険性が・・・。
赤ちゃんを 揺さぶる刺激でさえ、脳に影響を与えるのに、頭を叩く行為が ‘‘頭や脳に 影響” を及ぼさないことはなく、強く揺さぶってしまうことと、差はないと 私は思います。
‘‘頭や脳への影響” といえば、真っ先に 頭によぎるのは【頭の損傷】・・・頭部打撲・陥没骨折・内部的な損傷ではないでしょうか?
見えないところで 起きていることほど 恐ろしいものは ありません。
恐ろしいと思う理由は【頭蓋内出血】を引き起こしてる 可能性があるということ。
赤ちゃんの 血管はもろく出血しやすい という特徴がありますので・・・
《観察しなければ いけない点》について 以下にまとめます。
- 元気がなくなる(ボーっとする) 逆に 機嫌が悪くなる
- すぐ寝てしまうようになる
- 呼んでも 起きない(意識障害や昏睡状態)
- けいれんや嘔吐(吐く)症状がある
赤ちゃんにイライラして、つい頭を叩いてしまった…。叩く強さが 如何ほどだったのかは 解りませんが、それでも自制を されていたのだと 思います。
赤ちゃんの頭は柔らかいですが、筋膜という丈夫な膜に包まれているため、多少の衝撃は大丈夫でしょう。
ただ、やはり何が起こるかは わからないし、ジワジワと中で 出血していることも ありますから、赤ちゃんの様子を しっかり観察してあげて下さい。
赤ちゃんの 頭を叩いてしまったら 影響は他にも まだある!?
赤ちゃんの頭を叩いてしまうと、頭の外傷の他にもまだ、成長する 脳やココロに 影響を及ぼします。
それは、脳細胞への影響・・・。
脳は ご存じの通り、全ての神経を司る司令塔。その細胞や神経に 影響を及ぼしてしまうと【発達問題や言語障害】などが起こりえます。
赤ちゃんの脳は 日々成長し 学習していますので、脳への打撃が 知能の成長に 影響してくる可能性も!
さらに、叩く行為が 日常化してしまうと 叩く 貴方に対して 愛着をもてなくなることや、叩くという行為が 記憶に残ることも・・。
愛着をもてないことや記憶に残るということは、赤ちゃんは貴方を 信頼できなくなるだけではなく、ヒトを信頼できなかったり、叩いたりしてしまう タイプの人間になるということ!
しつけの つもりの 叩くという 行為であっても、ヒトを叩いてもいいんだと、擦り込んでしまうのです。まさに、暴力が暴力を産んでしまう結果に・・・。
私は子どもの頃、怒られると 父親からビンタされていたので、その記憶はしっかり残っています。
ですから私は、子どもには 絶対に手をあげる 親にはならないと 決めてました。でも、1人目が イヤイヤ期の2歳ころ、感情を抑えることができず、頭にゲンコツをして しまったのです。
叩く行為をする 連鎖が 起きる可能性を 否定できません。
もしかすると、赤ちゃんが大人になり、貴方が介護を必要としたとき、介護疲れから 感情をコントロールできなくなり、叩いてしまう結末を招くことだってあると思います。
友達と関わるようになったとき、怒ると 叩くように…ヒトよりも話すのが遅い…知能が…と、貴方を悩ませる事態にもなると思いますので、もう叩く育児はしないと 心に決めることが必要です。
赤ちゃんの頭を 叩かないための ☆6つの約束☆
私は 初めて我が子を 叩いてしまったとき、自分自身が情けなくなったし、どうすれば・・と悩みました。
赤ちゃんは愛されるために生まれ、叩かれるために生まれたワケではないし、赤ちゃんを 叩いてしまう 自分になるとは 思っていなかった のではないでしょうか。
なので、叩く(手が出てしまう)育児にサヨナラするためには セルフ コントロールが必要だと思います!
☆ 赤ちゃんを ☆ 叩かないための ☆ 6つの約束 ☆
- もう 叩かないと 決める
- 叩きそうな 手を握りしめ 自分の身体に つけて感情がおさまるまで 動かさない
- 気持ちを 落ち着かせるため 赤ちゃんから離れる
- 吐き出したい感情は 枕に向かって ◯△※□と吐き出しましょう
- どうしても ダメなときは 家族や保健センターに 相談し悩みを 解決しましょう
- 赤ちゃんが 成長し 生き生きと笑う 未来を想像する
赤ちゃんの 頭を叩いてしまう瞬間って、ただ ギャン泣きする タイミング だけではないと思います。
〔例えば〕
抱っこしていたら、赤ちゃんに顔を 思いっきり引っかかれた・・。おっぱいを あげていたら 噛まれた・・危ないよ、が伝わらない・・など。
条件反射で出てしまうときや 毎回、同じことの繰り返しだと 怒りの感情も 沸いてきて しまいます。
私は3児を育ててもなお、子ども達ひとり一人に 感情をかき乱されてセルフ コントロールできなくなりそうなときもあります。
でも、両手を握り締めながら 叩かずに叱ることを常に意識!約束は守ると。
赤ちゃんと過ごす1日で、イライラしない瞬間は ゼロに 等しいかと思いますが 、叩いても、幸せな未来は 訪れません。
叩くのが 頭以外なら大丈夫なのか・・・という問題ではなく、しつけやイライラした 感情でも【叩く行為は虐待】になってしまうのです。そこに、どんな理由があっても!!
‘‘赤ちゃんを叩かない約束” は自分の決意ですので、ご自身に合った解決策が 見つかればその信念を貫いて ほしいと思います。
お わ り に
『赤ちゃんの頭を叩いてしまった・・・(涙)』と後悔と心配の念で 読んで下さったと思いますが、不安が残るでしょうか?
その気持ちが大切だと思います! ご自身の行いに 気づくことで、赤ちゃんとの明るい未来は守れるはず!
赤ちゃんの頭を叩くと脳やココロに影響が…。詳しくは以下にまとめます。
- 頭部外傷(頭部打撲・陥没骨折)や頭の内部損傷
- 成長する脳への影響(発達問題・言語障害・学習障害・知能への影響)
- 親との愛着形成が不十分で 信頼関係に影響が
- ヒトを叩いてしまうようになる
子育て、育児は成人を迎えるまで続きます。赤ちゃんのときのみならず、子どもは常に貴方の感情を乱すことをするでしょう。
叩く行為は、初めてのときは 反省しても【叩かないと言うことを 聞かないから 仕方がない・・・】という感情になることもありますので、今の自分自身に 叩かない育児の約束を して下さい。