赤ちゃんはいつからママのことが大好きになるの?

赤ちゃんが笑うたび、泣くたび、同じように一喜一憂して、振り回されているなぁと感じていますか?

でも誰よりもそばにいて、苦労して、たくさん愛情を注いだ赤ちゃんにも大好きになって欲しいとも思いますよね。

「この子はあなたがやっぱり一番!」と誰かに言われても、赤ちゃんの些細な行動で、不安になってしまうこともきっとあると思います。

口には出さないけれど、その願いや不安を胸の奥底に押し込んでしまってないですか?

 

もちろん赤ちゃんだから話せません。

でも赤ちゃんは懸命に「ママ大好き〜!」というサインを発しているんですよ!

肝心なのは愛着形成をしっかりできているか。

愛着形成が信頼関係の基礎になり、赤ちゃんのアイラブユーアピールの発し易さにも繋がります!

 

もしそのサインを拾ってあげれていないと、赤ちゃんは不安に思い、様々な問題行動と呼ばれるものを引き起こすかも!?

 

赤ちゃんもママもハッピーになれる愛情サインと知っていきましょう!きっとそれはあなたの不安も解消してくれるはず。

そもそも赤ちゃんって私をいつからママと認識しているの?

赤ちゃんとたくさん時間を接していると、そもそも自分をママだと認知できているか気になりませんか?

「私はずっとお世話しているのに、別の人が抱っこした方が喜んでいるように見える…」

「母乳をあげても拒否しかされない。泣き喚く」

こんな経験をすると、ママを認知しているように感じるし、ママが嫌われているの?!と不安になるかも。少なくとも私はなりました……

出産後は両親と義両親の支援を受けていたのですが、母や義母に抱かれている時の方がご機嫌に見えたんですよね…

さぁ母乳をあげようと抱き上げても、なかなか吸い始めてくれなかったり、ぐずったり。

こういうことを繰り返されると、「え、この子は私を認識している上で、私のことを拒否しているの?」と不安になりました。

お腹を痛めて産んだにもかかわらず、生まれて早々嫌われてしまうようなことをしたかな?思い返せば思い返すほど、「私は母親として大丈夫?」と追い詰められてしまいました。

でもご安心を!新生児は人物の好き嫌いよりも前に「快適か否か」の方が敏感です。

おしめや空腹、あるいは抱かれ方。

 

ママを認知しているかことと、好きか嫌いは別問題なんです!

結論から述べると、赤ちゃんは生まれたときから全身を使ってママを理解しています。

 

赤ちゃんは確かに目を持っていますが、ずっと暗い胎盤の中を泳いでいたので、あの黒目がちな純粋無垢な瞳は発達しきっていません。

(見えていないからこそ、純粋無垢なのかも知れませんね…!)

生後4週間から徐々に発達を始め、生後6ヶ月くらいから徐々に輪郭がはっきりとし始め、1歳前後で明瞭に見えるとか。

「えぇ!?そんなに見えていないの!?」と驚いたあなた。そう、視覚的にママを認知するのは生後6〜8ヶ月くらい。

その間にも赤ちゃんはママを認知しているような動作をしますが、それは赤ちゃんが目より他の器官が発達しているんです!(生命の神秘を感じますね!)

母体の中にいても、ママを通じて様々なものを感知してきた赤ちゃん。

胎盤から脱出してもママとはまだまだ一心同体気分

母親の声、心音、体温、匂い、雰囲気など様々なもので赤ちゃんは安心するのです。

視覚的に未発達の段階の生後3〜5ヶ月で、ママが自分のことをかまってくれるか、あやしてくれるか、愛してくれるか……愛着形成がなされます。

誘発微笑やばたつき、泣きやはしゃぎもその一つ。愛してもらうための生理的動作。

赤ちゃんはママに愛されたいし、愛されるために、「大好き!」「可愛いでしょ?」とアピールしまくるわけです。

愛着形成が始まるのは、大体生後半年。そこからまた半年ほどかけて、愛着を形成していきます。

つまり、愛着形成がなされた後からがママ大好きアピールが活発化開始です!

赤ちゃんの「ママ大好き♡」は1歳前後から。アイラブユーサインをピックアップ

「ハイハイをはじめた赤ちゃん」の写真[モデル:めぐな]

ここまで読まれると、赤ちゃんの愛着形成がきちんとできたか不安になったり、

「赤ちゃんから私への大好きサイン拾えているかな?」

「不安にさせていないかな?」

そう感じる方もいらっしゃるかも。

それらを判断する赤ちゃんのアイラブユーアピールは意外とわかりやすい!

よく見られるのが、以下の三つ。

  1. 人見知り
  2. ママの後追い
  3. 夜泣きやぐずり

「信頼関係ができているのに、これらが見られるの?」

「原因が分からないから、子育てに自信がなかった…」と言われる方もいますが、むしろこれらを見受けられるなら、自信を持ってこれからも全力で子育てに向き合ってほしいですね!

 

もちろん、それぞれに負担に感じる人も多いでしょう。

でも、よくよくそういう行動が「ママ大好き」と発しているなら、ちょっとは心が救われるかも。

人見知り

人見知りが見られると、「ずっとこの子は人見知りになるんじゃないかと心配!」という意見もちらほら。

でも幼児期の人見知りは、今後他人と人見知りする可能性をググーンと低下させるそう。

 

我が家ではお姉ちゃんの人見知りが酷かったですね。パートナーの帰宅が遅かったので、娘が起きている時間に家にいなかったんですよね。

私のパートナーはかなりショックだったみたいですが、それでも「お風呂だけは自分が入れたい!」と言って赤ちゃんの眠りを妨げても一緒に入浴していました。

そんなことを繰り返していると、人見知りは解消されていきました。

赤の他人じゃなくて、親にだって人見しするのか…と驚いたと同時に、娘に泣かれると「なんだか求められているなぁ」と感じる瞬間でした。

人見知りは愛着形成をしたからこそ、全力で甘えられると言っても過言ではありません!

愛着形成はあくまで自分を確かに守ってくれる庇護者を、赤ちゃんはそれこそ生死をかけて獲得しようと必死です!

この人になら心を許せる……そう確信した時に、全力のデレが発露するのです。ウェルカム人見知りとどっしり構えましょう(^^)

この時期に人見知りをすると、見知らぬ人がいたとき、体調が悪いとき、愛着形成した人からべったり離れることはほぼありません。

赤ちゃんからの全力のデレ、受けて立ってあげましょう!

人見知りはハイハイができるようになると、変わってきますよ〜!

後追い

ハイハイができるようになると、ベイビーは行動範囲を拡大し、私たちをヒヤヒヤさせます。

それと同時に接触物やヒトも増えるので、人見知りは減る傾向。

けれど、赤ちゃんの安心に源は変わりなく。

ハイハイしても愛着形成した人のもとへCOME BACK!

目を離せないと同時に我が子はストーキングも開始するのです……

どこへいくにもべったり。「ひとりにさせて〜!」とトイレが唯一に安息地になっている方も多いよう。

後追いされると、可愛いんですけど、私の場合、トイレに行くのも難しかったです。でもなかなか目も離せないし……

今なら赤ちゃんを柵付きのベッドに戻して、タブレットを設置すると思います。スマホとタブレットをカメラで繋げば、もう少し安心できたかも。

ママから出発し、ママへと戻ってくる。

この行動から視力も十分に発達してきて、ママとその他の判断がつくようになったころと言えます。

目をしっかり合わせることも、信頼を築くので、アイコンタクトは頻繁に。

また、母親が自分以外に目を向けていると嫉妬もしちゃうことも!子どもは性別関係なくママの愛情を誰よりも貪欲に求めています。

子どもが健やかな安心できる日常を得られたら、次のラブユーサインも弱まるかもしれません。長期戦覚悟ですね。

夜泣き

長期戦を覚悟したとしても、そんなあなたの気力・体力を根こそぎ奪いさるのが夜泣き。

「頼む寝てくれ!」

「なぜ寝ない!?」

ストレス限界値を試されるゴングが毎晩響いている気分。

夜泣きは子どもがどこか悪いのでは?!と心配を誘発させますが、これも実はラブユーコール。

赤ちゃん関係なく、怖い時にそばにいてほしい時はどんな人でしょうか?

それはやっぱり自分のことを全力で守って、愛してくれている人。

逆にそういう状況で求められると信頼されているんだなぁと感じませんか?

赤ちゃんも不安な夜に求めているのは、やっぱり愛しているあなたのようです。

それでも夜泣きって辛いんですよね。

愛情を試されているのかこれは!?という思考に陥っていきました。

赤ちゃんがなくと、私も泣けてくるし、近所迷惑になっていないか神経をすり減らし。

終わりの見えない夜泣きですが、それでも明けない夜はありません…!

夜泣きの解明はまだまだ進んでいませんが、いちばんに考えられているのは安心感を求めているから、と言われています。赤ちゃんはそもそも夜眠るこということをまだ理解してないので、眠ることが怖いという話もよく聞きます。

基本的に動物は【環境が変化する=身に危険が降りかかる可能性が高まる】という思考回路があります。

明るいところから暗いところへ。

見えていたものが、見えなくなるということ。

これも本能剥き出しの赤ちゃんにとっては危険信号が点滅している状態で、赤ちゃんも不安なんだと理解してあげてください。

そう、赤ちゃんが不安になってしまうのは自然のことで、あなたが原因で泣くわけではないのです。

赤ちゃんの泣き声は、世話をしてもらえるように訴えかける強い作用があると言われています。泣き声に圧倒され、あやしている方も泣いてしまう、なんて事態珍しくありません。

追い込まれず「あぁこの子はただ不安なのね、私が悪いわけじゃない」ということを念頭に、お昼寝時間をどうにか確保するよう頑張りましょう。

まとめ

本文のまとめは以下の通りです↓

  1. 赤ちゃんは視覚以外でママの存在を認知。
  2. 愛着形成前に泣くのは生理的要因から
  3. 愛着形成中に起こす行動によって、認知しているママは、信頼できる(愛してくれる)人か確認
  4. 愛着形成がなされたら、全力でアイラブユーコールを発信
  5. 人見知り、後追い、夜泣きなど

愛していると信頼しているって、赤ちゃんにとっては同意義なんだと感じてもらえたでしょうか?

ママが大好き!と赤ちゃんがサインを発してくれるということは、今までのあなたの時間体力労力が愛という形できちんと伝わっているということ。

言葉がない故に理解できず、さらに追い込まれてしまわぬよう、これを読まれて少しでも安心できたらいいなと思います。