頭のいい子に育てるには?幼児期の特徴や育児の共通点はあるの?

「頭のいい子」と聞いて、どんな子どもを想像しますか?勉強ができる子や機転がきく子、想像力が豊かな子など一人ひとりイメージは違うと思います。しかし、誰もが我が子には「頭が良くなって欲しい」「勉強を通じて好きな事を見つけて欲しい」と1度は思った事があるのではないでしょうか。

この「頭が良い子」には様々なジャンルやイメージがありますが、いくつか幼児期の育児や成長に特徴や共通点がみられました。

自分の好きな事を見つけて人生を楽しんでくれれば、別に頭の良さは気にしない!という親御さんもいるでしょう。しかしこの頭がいい子に共通する特徴は、子どもが心身共に健やかに成長していくためにも欠かせない事であると言えます。子どもの成長や個性を押し潰さないためにも、大切な事なのです。

幼児期は、日常生活の些細な出来事でも成長に大きな影響を受けます。子どもの将来の選択肢を広げてあげるためにも、良い刺激を与えられるような充実した育児をしましょう。

どんな子が頭のいい子?幼児期にみられる特徴とは?

我が子を頭のいい子に育てよう!と意気込んでみたものの、実際どんな事をすれば良いのか悩んでしまいますよね。

まずは、実際に頭のいい子の幼児期の特徴を知る事が大切です。この特徴を知れば、どのように促していくべきか参考にする事ができますね。

小さな体でたくさんの事を吸収できる幼児期だからこそ、様々な刺激を与えてあげるべきなのです。

自発的に考え行動できる子

頭がいいと言われている子は、どんな事でも自分で考えて行動してみようとする特徴があると言われています。遊び1つにしても、「これをやってみよう」「お友達の声をかけてみようかな?」などと自分で様々な事を考えているのです。そして、その自分で考えた事をしっかりと行動に移しているという特徴があります。

何事も自発的に考え行動に移す事、これは大人でもなかなかできていない人が多いのではないでしょうか。自発的に動く事は、「どうするべきか」「今後どうなっていくのか」など先の事まで考えます。このように自発性は、想像したり考える力を養う事ができるのです。また実際に行動に移す事で、どんな結果になるかという経験をする事ができます。些細な行動であったとしても、たくさんの経験から多くの事を学ぶ事ができるでしょう。

こんな行動をしたら周りがどんな反応をするのか、どんな気持ちになるのかを子どもながらに考えます。そして実際に行動に移してみた時に、想像と違った状況や予想通りの反応が得られたりと、またここで様々な結果を経験して学びを得ていくのです。また失敗を経験することで次へと繋がるヒントを見つけたり忍耐力、努力などを養っていく事ができるでしょう。

積極的にコミュニケーションをはかる子

人間が生きていく中で、人と人との関わりは切っても切れません。人間は一人では生きていけないとよく耳にしますが、実際に人と関わっていく中で心が満たされたり助けられたりと、支え合う事で成長していけているのではないでしょうか。このように人とのコミュニケーションによって、私たちは様々な事を学んでいけるのです。

幼児期の子どもは、パパママからたくさんの愛情を受ける事で心身共に満たされて成長が促されます。一緒に手を取って歌って踊って五感を刺激してみたり、見立て遊びをする事で様々な言葉や感情を知る事が可能です。

このように、幼児期の子どもは何気ない日常の様々な行動の中で常に成長を続けています。挨拶や食事、遊びの中での言動など一つ一つに関して、子どもは良く観察して学び、それを吸収しているのです。

とにかく遊びを楽しむ子

「子どもは遊ぶ事と泣く事が仕事」とよく聞きますよね。子どもは遊びを通して、「楽しい」「難しい」「悔しい」「悲しい」など様々な感情を知っていくのです。時には遊びの中で、思い通りにいかずに怒ったり泣いたりすることもたくさんあるでしょう。しかし、これも学びに変えて楽しんでいく事が大切なのです。

子どもは遊びの天才です。同じおもちゃであっても、翌日には別の遊び方をしたり他のおもちゃと組み合わせて新しい遊びを産み出したりします。このようにたくさん考えて想像力を膨らませる事で、「頭のいい子」へと育っていくのです。

このように自分で遊びを見つけて楽しむ事で、成長発達を促していけるのです。親や兄弟、お友達など人と関わりながら遊ぶ事で、想像力や協調性なども養っていく事ができるでしょう。

親は幼児期に何をするべき?頭のいい子を育てるには?

我が子が頭のいい子に育っていくには、私たち親はどんな環境を与えたり関わっていくべきなのでしょうか。

子育てをした親にも、いくつかの特徴や共通点がある事がわかっています。

子どもは一人で成長する事ができません。子どもが健やかに育っていくには、親の関わりが何よりも重要なのです。

親子で共に成長していきながら、我が子の今や将来の世界をたくさん広げてあげましょう。

積極的に子どもとの関わりを持つ

頭のいい子を育てた親は、幼児期に子どもと積極的に関わっているという共通点がありました。まだ上手く気持ちを言葉で伝えられない幼児期だからこそ、大人が積極的に声をかけたり遊びを通じてコミュニケーションをはかっていく事が重要なのです。

幼児期は、外部からたくさんの刺激を受けてそれを吸収していきます。言葉がまだわからないから会話をしないのではなく、わからないからこそたくさん言葉を発したり意思疎通をして関わりを深めていくべきなのです。

このように積極的にコミュニケーションを取っていく事で、子どもの自発性やコミュニケーション能力、想像力が養われていきます。日常の一つひとつの行動に対して、積極的に子どもと関わっていきましょう。

「余裕」を持った子育て

子育ては日々戦争!1日があっという間で心身共に余裕がない!なんて人も多いのではないでしょうか。しかし、この状況は子育てに良い影響をもたらしません。頭のいい子に限らず、子どもの健やかな成長発達には逆効果になってしまう可能性が高まるのです。

気持ちに余裕が持てないと、些細な事で子どもを怒ってしったりイライラしてしまいますよね。これでは子どもは伸び伸びと生活ができず、いつも親の機嫌を伺うような子に育ってしまうかもしれません。

気持ちに余裕を持つ事で、家族の皆が明るく楽しく伸び伸びと生活していけます。さらには、子どもにたくさんの経験をさせてあげたり前向きな声かけをする事ができるのです。子育ては休みはなく大変ですが、上手くストレスを発散しながらマイペースに子育てを楽しみましょう。

自分で考える環境を作る

子どもが言う事を聞かないと、「〇〇しなさい!」「これはこうしなさい!」と決めてしまいがちです。子どもの自発性や考える力などを養っていくためには、自ら考えようとする環境を用意してあげなければなりません。

「どうすれば良いのかな?」「どう思う?」「何をする?」など、自分で考えてみる時間を設けます。まだ幼児期の小さな子どもですが、そんな小さな子どもながらに色々な選択肢を見つけようとするのです。自由にたくさん考える事で、深く物事をみようとする子へと育っていけます。

またこのように日常的に考える事ができるようになれば、頭の回転が良くなったり発想力が豊かになります。難しい問題に対しても、「考える」事を苦に思わず積極的に挑戦していけるでしょう。

まとめ:頭のいい子に育てるには、子どもを尊重した子育てを!

頭のいい子に育てるには…

幼児期の特徴として、

・何でも自分で考えて行動できる自発性

・人と積極的に関わるコミュニケーション能力

・遊びを楽しみながら得られる創造性や協調性

などが挙げられます。

またこのような頭のいい子に育てた親には、

・子どもとの時間を大切にする積極的なコミュニケーション

・心身共に余裕を持った子育て術

・些細な事でも子どもに考えさせる環境作り

などの特徴があります。

子ども一人ひとりに個性があるので、子育てはマニュアル通りにいきません。時には子育てに疲れたり心身共に余裕を持てないこともあるでしょう。まずは、子育てに対して無理をしたり他人と比べないという事が大切です。我が子の子育てを楽しみながら、親子で一緒に成長していきましょう。