子供を怒鳴る父親、なぜ怒鳴るのか!?怒鳴らな為には?

皆さんにとって子供の頃、父親の存在ってどのような存在でしたか?よく怒られてばっかりだったなぁという人、すごく可愛がってもらったなぁという人、それぞれ答えが違うと思います。

しかし皆さん共通していると思うのは、子供の頃の父親ってすごく大きな存在ではありませんでしたか?子供の頃って見ている世界がすごく狭いので父親は子供にとって絶対的な存在だったと思います。

その大きな存在である父親に頻繁に怒鳴られると子供はどうなってしまうでしょうか。皆さんの経験やイメージでも分かるかと思いますが、子供は父親に対して恐怖を覚えてしまい最悪トラウマを持ってしまいます。

こうなってしまうと子供への精神的な負担が大きく、長期的にトラウマに苦しむ事となってしまう可能性もあります。

怒鳴らなくてもきちんと話をすれば子供は理解することが出来ます。子供に対して怒鳴らずに、悪い影響を与えることなく子育てが出来たほうが良いですよね。

この記事では怒鳴る父親はなぜ怒鳴るのか、怒鳴ることで子供へどのような影響があるのか、どうすれば怒鳴らないようにできるのかを説明していきます。

怒鳴る父親!その原因は?

一体なぜ怒鳴る父親になってしまうのでしょうか、怒鳴りやすい父親にはどういった原因があるのでしょうか。その原因を1つずつ説明していきます。

心に余裕がない

怒鳴りやすい人は心に余裕がありません、自分の心の許容量がコップだとすると何かが起こったときにすぐに感情がコップから溢れてしまい、怒りの感情が生まれ怒鳴ってしまいます。こういった父親はストレスやネガティブな感情を多く抱えてしまっています。

自己中心的な性格

怒鳴る父親は自己中心的なことが多いです。自分の思い通りにならないことが気に食わずに、怒鳴って相手を威圧して言うことを聞かせようとします。そして自分の期待が裏切られたときに強い怒りを覚えます。

衝動的である

怒鳴る人は本能のままに怒りに身をまかせてしまいがちです、自分が怒鳴ることで子供がどう思うのか、周りがどう思うのかを考えません。後先を考えずに怒鳴ってしまうのです。

父親が怒鳴ると子供にどんな影響があるのか

父親が子供を怒鳴ることで子供に悪い影響を与えてしまいます。具体的には以下のような影響があります。

感情面への影響

まず子供の安心感や信頼感を奪います、そして想像以上に子供に強い恐怖心や不安を与えます。またこういった感情は子供自身が周りに訴えることは多くないので、周りから見過ごされてしまうケースがよくあります。

このように子供の感情が周囲に理解されずに放置されると、子供は感情を適切にコントロールする機能が育ちません。このため子供は、感情が移り変わりやすく、些細なことをきっかけに感情を爆発させてしまうようになります。

認知面への影響

怒鳴られて育った子供は「自分が悪かったからだ」「自分は恥ずかしい存在だ」などと自責の念や恥の感情を持つようになり、自分に自身が持てなくなってしまい周囲の人たちと信頼関係を構築する際に、さまざまな障害を引き起こしてしまいます。

行動面への影響

怒鳴られないような状況においても過剰に警戒心を持ち、周囲の人の些細な仕草や行動に敏感になります。当然このような状態が続くと子供は落ち着いてはいられないので、イライラして衝動的な行動を取るようになります。

子供を怒鳴らないようにするには

実は怒りの感情は意識をすればコントロールすることが出来ます。怒鳴らないようにする為には次のようなことを意識して下さい。

反射的にならない

怒鳴るときは感情が急激に高ぶってしまっているときです、このときに怒りに任せて感情をさらけ出すと怒鳴りに繋がってしまいます。

怒鳴りそうになったときは深呼吸をして間を作り、一度冷静になって下さい。反射的に怒鳴ってしまってはいけません。

子供のそばから離れる

怒鳴りそうになってしまったら、すぐにその場から離れることで落ち着ける時間を自分に与えます。怒りの対象である子供から離れることが冷静さを取り戻すことが出来ます。

怒鳴らないと決める

怒鳴らないと自分の中で決めることでカッとなってしまったときの抑制力になります。しかし、いつも怒鳴っている人がいきなり怒鳴らないと決めるのは難しいです。

ですので「今日一日は怒鳴らない!」など期間を設定して決めてみて下さい。そして少しづつでもその期間を伸ばしていくようにして下さい。

リフレッシュして気分を変える

怒鳴りやすいときってイライラしているときが多いですよね、精神的ストレスが溜まっていると人間怒りやすくなってしまいます。自分自身のストレス発散方法が人それぞれあると思いますので、リフレッシュして自分の心を休ませることも大切です。

最後に

街中でも子供を怒鳴っている父親ってたまに見かけますよね。子供の躾に怒鳴ることは必ずしも必要ではありません、怒鳴って威圧するのではなく、叱ってあげればよいのです。しっかりと対等な立場で子供に向き合うことで子供はきっと親の言葉を理解をしてくれます。