ママが大好き!とべったりのお子さまは愛情不足かも?

お子さまとママの関係は良好?と聞かれたらYESと答えられますか?

我が家は大丈夫。毎日ママに大好きとたくさん言ってくれますしママの言う事をしっかり守りどこへ行くにもママにぴったり。

…でもよく見ると他の子はそんなにママにべったりしていないみたい…。

一見、問題のない親子の関係に思えても実はお子さまは寂しい気持ちを抱えているのかもしれません。

このまま親子のすれ違いを深刻化させないために、軌道修正が必要です。

お子さまの様子を観察してお子さまの心の中を探っていきましょう。

「ママ大好き」などお子さまの愛情不足の言動5つとは?

ママは子育ての他にも、様々な場面に関わっていますから、忙しさやストレスなどで余裕がないときもありますよね。

しかし気がつかないうちにお子さまの寂しい内心は日常生活の言動に表れているのです。

お子さまの愛情不足のサインを見逃してしまうと次第にお子さまの心はバランスを崩していってしまうでしょう。

まずは愛情不足の言動を知り、お子さまのサインに気づいてあげましょう。

愛情不足の言動①「ママ大好き」と言うお子さまの内心とは?

お子さまはどのようなときに「ママ大好き」と言っていますか?

例えば我が家ですと、もうすぐ5歳になる息子が次のような場面でよく言うのです。

誤ってコップを落としてしまい、私が片付けていると「ママ大好きだよ〜」

ルールを破って叱られた後に「ママ…大好き」

なんだかママに嫌われていないか確認しているように感じます。

もちろん純粋に嬉しいときにも言ってくれるのですが…。

どんな状況でも息子が「ママ大好き」と言ってきたら、必ず「ママも〇〇が大好きだよ」と言うようにしています。

お子さまの「ママ大好き」はママに愛されているのか不安を感じているとき。愛情を確認できれば、安心させてあげられるでしょう。

ママの言葉で「大好きだよ」とお子さまにしっかり伝える事が大切です。

愛情不足の言動②大好きなママの前ではわがままになる?

子供はまだ上手に自分の気持ちを表現できません。そのためママに振り向いてほしいという気持ちがわがままという行動に表れます。

わがままを言ってるあいだはママを独占できると知っているのです。

怒られてでも振り向いてもらいたい…

それほど子供はママが大好きなのです。

ママがいいかげんにしてと無視したり怒ったりすれば、お子さまは拒まれたと感じて、わがままがエスカレートするかもしれません。

大好きなママと一緒に遊べると分かるとわがままは意外とあっけなく治り、機嫌も良くなります。

お子さまがわがままを言っているときこそ一緒に遊んであげましょう。

いち早くサインに気がつく事でママ自身もイライラする気持ちを防げます。

怒るよりもお子さまの話を聞いて寄り添ってあげましょう。

愛情不足の言動③大好きなママがいないと安心できない?

幼児期のお子さまですと公園に行ってもお友達と一緒に遊び出せない。

小学生のお子さまであれば1人で行動する事に不安を感じ敏感になってしまう事もあります。

また幼稚園や学校に行きたくない、お腹が痛くて行けないなども愛情不足からくる言動です。

子供は失敗したときや嫌な事があったときに親に話し、聞いてもらう事で安心して、再び外の世界へ挑んでいくわけですが、愛情不足のお子さまは失敗したらどうしよう、嫌な事があるかもしれないという不安から、外へ飛び込む勇気が持てないのです。

このようにママと離れる事に不安を感じて心身に支障をきたしてしまう状態を母子分離不安と言います。

お子さまがママに甘える事ができ、心が満たされると自然に外にも意識が向くようになります。

また、大人になってから他者へ依存する傾向も防げます。

日頃から、お子さまを抱きしめて、「大好きだよ。ママから生まれてきてくれてありがとう」など、お子さまの存在を肯定するお声がけをして、自分は愛されているという自信を持てるようにしてあげましょう。

愛情不足の言動④大好きなママの顔色を伺う?

ママに頻繁に叱られているお子さまは当然ですがママの顔色を伺うようになってしまいます。

大好きなママに怒られないように、嫌われないように…そうして自分の気持ちを抑えていくうちに喜怒哀楽の表現が乏しくなり無表情になっていってしまいます。

しかし上手に叱るのはとても難しいですよね…。

私も我が子を怒鳴ってしまうときがあります。

その度に、後悔してしまうのですが、自分が冷静になってから「さっきは言いすぎてごめんね」と謝り、傷つけてしまった我が子の、アフターケアを心がけています。

ママがお子さまの存在を否定するような言動を改め、肯定的な話し方を意識すれば、本来の無邪気なお子さまの姿を再び見せてくれるでしょう。

お子さまを叱るときは感情的にならないように気をつけましょう。

特にカッとなって「悪い子ね」とお子さまの人格を否定するような言い方は避けるべきです。

いけなかった行為を注意して、解決策も導いてあげるとお子さまを傷つける事なく心に響くでしょう。

愛情不足の言動⑤寂しさから大好きなママの代わりを求めてしまう?

学校の先生やお友達のママなど、親しい大人と遊びたがったり、抱きついたり、抱っこをせがむような行為は人懐っこいようにも思えますが…。

人懐っこいお子さまの心理には2つの理由があります。

愛されている自信があり自立心から人との関わりに興味を持っている場合と本当はママに甘えたいけれど、それが叶わないので周りの大人に愛情を求めてしまうのです。

ママがお子さまへの愛情が不足していると思う場合は、お子さまご自身にママに愛されていると自覚させてあげる必要があります。

行ってきますのハイタッチ、お帰りなさいのハグ。

幼児期のお子さまなら膝に座らせて絵本を読んだり、寝る前にお子さまを抱きしめたり。

両手を握って視線を合わせて「大好きだよ」と伝える。

少し大きな小学生のお子さまだとしても、抱っこやおんぶをして良いのです。

ママと過ごす時間を重ねるうちに他人との距離感もつかめるようになります。

他の大人へ甘える事を、無理にやめさせるのではなく、相手に支障のない範囲内で見守りましょう。

愛情を補う事ができれば、過剰な甘え方も少なくなってくるでしょう。

1日の中で少しでも家事の手を休めて、お子さまと過ごす時間を作り、お子さまの話に耳を傾けてじっくり向き合いましょう。

ママのストレスが愛情不足に影響する?ママを大好きと思えなくなる前に改善が必要?

家庭内においてママの言動や振る舞いは一緒に過ごすお子さまに大きな影響を与えます。もしも、ママに不安や悩みがありそのためにお子さまの前で不機嫌な態度や言葉使いをしてしまっているのなら改善が必要です。

また、お子さまがママの意に反した答えを選んでも批判したり問いつめたりせずに理解してあげましょう。お子さまをコントロールしようとするのは良くありません。

ママがお子さまへの理解を示し、思いやりのある言葉や口調、振る舞いがお子さまの情緒を安定させます。

すべてのお子さまは感受性が豊かです。ママにストレスや悩みがあったとしても、お子さまの前ではいつも穏やかでいる事を心がけてみましょう。トゲのある言葉や心ない言葉でお子さまに、ママに愛されていないのではという呪縛をかけてしまうかもしれません。

大好きなママからの愛情不足は連鎖する?ママも愛情不足で育ったかも?

難しいところですがママ自身も子供の頃に親から愛情をもらえずに育つと、大人になり母親になったときに、お子さまに愛情を上手に伝えられない場合があります。

愛情を表現する感覚が分からないのに、お子さまに十分な愛情を与えるのは難しいですよね。

だからといってこのままでは、ご自身と同じ経験をお子さまにもさせてしまう事にもなりますし、信頼できる親子の関係が築けません。

ママがお子さまを大切に思う気持ちがあれば、お子さまへ愛情を抱く事ができるようになります。ママからの愛情表現でお子さまは必ず幸せな道を歩んでいけるでしょう。

育て方を間違えたからといって途中で投げ出すわけにはいきません。どこからでも軌道修正は可能です。

愛情の注ぎ方が分からなければまずはお子さまに寄り添い、言葉で伝えるのが難しければ笑顔で接してあげましょう。

きっとママの精一杯の気持ちが伝わると思います。

まとめ

・お子さまの愛情不足の言動5つとは

①「ママ大好き」と何回も言う

②わがままが多い

③ママがいないと不安になる

④感情表現に抑揚がない

⑤周囲の大人に甘える

・ママが思いやりある言葉選び、思考をすれば愛情不足を改善できます。お子さまの心が安定して思いやりのある穏やかな性格に育つでしょう。

・ママ自身も子供の頃に愛情不足で育っているとお子さまに愛情を与えるのが困難な場合があります。

現状を改善するのは大変な努力が必要ですが、努力する事でお子さまに愛情が伝わる事でしょう。

いかがでしたか?

今回はお子さまの愛情不足についてお話してきました。

お子さまは自分が愛情不足と判断する事はできません。

愛情不足の言動はママ大好きサインでもあります。

ママからも言葉やスキンシップで大好きサインをたくさん送りたいですね。