女の子の知能を高くするのは遺伝?勉強?正反対の2つを比べる

女の子の高学歴は結婚に影響する、などと言われて敬遠されていた時代もありましたが、今では高学歴の女性は珍しくありません。以前ニュースで医学部の入試で女子受験者の得点を一律に減点していたと報道があり、衝撃を与えました。

今の社会では夫婦共働きも多く、一生働くためにもしっかりと勉強して、手に職をつける人はたくさんいます。女性の社会進出も進んでいます。

その一方で、両親が高学歴の家の子供は、賢く見えることもあると思います。遺伝子が違うんだろうな、と羨ましく感じてしまいます。

我が子を医学部に入れたいとは思わなくても、勉強が出来る子になってほしい、学校の授業から遅れないでほしい、など子供の勉強に対する親の願いや悩みは尽きないものです。

心配するのは子供のためを思えばこそ。勉強がすべてとは思いませんが、学生のうちは勉強で評価されます。勉強しない訳にはいきません。

実際は毎日「今日の宿題は終わったの?」と聞いて、まだ終わっていない子供を無理やり椅子に座らせてやらせている家庭も多いと思います。

これからは、知能に影響を与えるものは何かを知り、女の子の勉強の特徴を理解しましょう。親が子供に必要な環境を用意することで、子供が変わってきます。こつこつと勉強することが出来るようになるでしょう。

では、知能と遺伝には関係があるのでしょうか。

知能は遺伝で決まるの?勉強で決まるの?どっち?

お医者さんの子供は勉強ができて、その子の祖父母のどちらかもお医者さんだった。そんなことも珍しい話ではありません。

一流企業に勤める高学歴の親から生まれた子供も、勉強ができる賢い子供である場合があります。賢い親からは賢い子供が生まれる、と考えてしまいます。

では、いまいち勉強のできない親からは、同じような子供しか生まれてこないのでしょうか。とても不安になってしまいます。

どうやら知能は50%が遺伝で決まると言われているそうです。遺伝で片付けられると何も言えなくなってしまいそうです。心の中でこっそり子供に謝りました。

でも残り50%のうち、家庭環境が30%、それ以外の環境が20%だそうです。環境は努力しだいでどうにかすることが可能です。

しかも「知能は父親ではなく、母親から受け継がれる」なんて説もあるそうですが、こちらは確実なものではないようです。

知能は遺伝と環境(勉強)の影響を半分ずつ受けているそうです。

では環境を整えることで知能を高くする方法はどんなものがあるのでしょうか。

知能を高くするために必要な環境とはどんなもの?

知能に影響を与える環境には2種類あります。家庭環境とそれ以外の環境です。それぞれどんなことが必要なのでしょうか。

家庭環境で必要なことは何?

これから宿題を始めようとなった時に、机の上に物がたくさん置いてあって、教科書を置く場所が無くて始められないことがあります。

他にもリビングで勉強しようとしたら、テレビがついていて気になってできないこともあります。

子供の誘惑になりそうなマンガやおもちゃは片付けて、テレビは消しましょう。

それでも嫌がるようならば、お母さんは「一緒に勉強しよう」と誘って側にいましょう。

特に学年が低い頃はお母さんが側にいることが安心感につながります。分からないことがあると質問することも出来ます。

邪魔する物のない集中できる場所と、安心感のある環境を作ってあげてください。

それ以外の環境で必要なことは何?

子供にとって家庭以外で影響を受けやすい場所と言えば、幼稚園・保育所・学校ではないでしょうか。お友達もいますし、先生もいます。影響力はとても大きいものだと思います。

もし通っている学校が学級崩壊になっていたら、安心して勉強どころではなくなってしまいます。落ち着かなくて不安定になってしまうでしょう。

幼稚園や保育所でも、お友達とケンカして落ち込んでいたり、何か嫌なことはないか、話を聞いてあげてください。

普段から子供と話をして気に掛けることで、必要なことが見えてくると思います。

家庭環境とそれ以外の環境の両方が整わなければ、勉強することは難しいことになります。

女の子は男の子に比べて環境の影響を受けやすいと感じる人もいると思います。女の子は勉強するうえで特徴のようなものはあるのでしょうか?

勉強に対する女の子の特徴はどういうものがある?

男の子と女の子では、授業態度など違いがあります。個人差もありますが、女の子の特徴と言えるものがあります。

静かに先生の話を聞くことができる

学校の授業、塾の勉強の時間、習い事など先生の話を聞かなくてはいけない時があります。保育所や幼稚園でも同じです。

そんな時に男の子はワイワイガヤガヤしていて、先生に注意されることがよくありますよね。注意されても聞こえているのかな?と思える行動が見られます。

しかし女の子は一度の注意で静かにできるし、先生から言われたことをきちんと聞いているので、授業内容が頭に入っています。家に帰ってから困ることが少ないです。

静かに先生の話を聞くことが出来るので、お母さんにその日のことを話すことも出来ます。お母さんも安心できますよね。

コツコツと毎日の積み重ねに強い

成績を上げたいからと言って、急に勉強を始めてすぐに効果を出そうとしても難しいものです。「一夜漬け」はその場限りのもので、効果は期待できません。

毎日の積み重ねが大切、と聞いたことがあると思います。わかっているけれど、なかなか難しいですよね。それが出来たら苦労しないと、ため息が出そうです。

そんな時にも女の子はコツコツ努力に向いています。出された宿題をきちんとしていくのは女の子に多いものです。

男の子に比べて女の子は真面目なので、毎日コツコツと勉強をしていく習慣をつけやすくなります。

褒めると注意するに工夫が必要になる

子供の勉強を見ていると、どうしても出来ていない所に目が行ってしまいます。理解してほしい気持ちから、口調が強くなっていませんか?ダメ出しをしていませんか?兄弟姉妹やお友達と比べていませんか?

出来ていないことは本人がよく分かっています。それを言われると女の子の場合は、スネたり、自信をなくしたり、やる気をなくすことにつながります。

注意するときはやんわり言いましょう。兄弟姉妹で比べるのは、不仲にさせるリスクがあります。

逆に褒めるときにも注意が必要です。

幼い頃は「すごい!賢い!」と大袈裟に褒めたほうが喜びますし、自信につながります。

でも大きくなると、わざとらしい言い方は見透かされます。特に女の子は人の気持ちに敏感だから、大袈裟に褒めるとウソっぽいと思われてしまいます。

どこを褒められたいのか、どう褒められたいのか、その子に合わせて考えるのがおすすめです。自分が子供の時、親から言われて嬉しかった言葉がありませんか?

ご褒美に何かを買ってもらったことよりも、親の本当の気持ち、心のこもった言葉が記憶に残っていることがあると思います。

まとめ

女の子の知能を高くし将来に生かしてほしいと願うことは、親ならば当然です。知能は遺伝と勉強の両方の影響を半分ずつ受けています。

しかし、高学歴の人たちの多くが、遺伝に頼って勉強を疎かにしていたとは考えにくいことです。やはり努力をしていたからこそだと思います。

女の子には集中できて安心できる環境を用意してあげてください。あとは静かに先生の話を聞くことが出来る、コツコツと積み重ねることに向いているので、褒める時と注意するときに工夫しながら導いてあげてください。