我が子には勉強ができる子になって欲しい。これは親なら誰もが望むことではないでしょうか?
しかし学校や塾にお任せで、お母さんはテレビやスマホばかり見ている環境では子供は決して勉強ができる子にはなりません。
幼少期から小学校低学年くらいまでに勉強できる子になる土台は完成してしまいます。
その為この時期のお母さんの関わり方次第で勉強ができる子になるのか、ならないのかが決まってきます。
幼少期にさせた簡単なことで子供が自然と勉強に興味を持つようになってくれたらこんなにいいことはありませんよね。
そこで今回は勉強ができない子の特徴や、その親の特徴、そして幼少期に何をさせておくといいかをご紹介致します。
あなたのお子さんは大丈夫?勉強ができない子の特徴って?
勉強ができない子の特徴はまず落ち着きがないことです。飽きっぽく集中力がないと授業を真剣に聞くことが出来ません。
あるいは椅子にちゃんと座り授業を真剣に聞くことは出来るけれど、説明されている内容が理解出来ない子供です。そもそも文章をくみとることが苦手なのでしょう。
次に、理解できてもすぐに忘れる子供です。塾の先生がいくら繰り返し教えてもすぐに忘れてしまってはまた元通りで、一向に先に進むことが出来ません。
そして一番まずいのが何故だろう?と感じても気にもとめずそのままで調べようとしない子です。わからないことがあってもそのままなのでどんどん授業についていけなくなります。
最後は、口癖が「大丈夫」の子です。勉強において大丈夫というのはもうできると過信しているので、それ以上掘り下げて調べる事もありません。大丈夫と楽観的に考える子は伸びしろが少ないです。
授業中に落ち着いて椅子に座る事が出来ないということは、まず姿勢が悪いのだと思われます。親は普段から繰り返し何度も子供に姿勢を正すよう注意すると落ち着いて椅子に座れるようになってくると思います。
文章をくみとることが苦手な子はきっと小さい頃に絵本を読んでもらう機会がなく育ったのかもしれません。今からでも遅くないので絵本の読み聞かせをしましょう。
勉強ができない子とは反対に勉強が出来る子は何故?と思うことが自然と身に就いているそうです。
何故?と思うと分からないものが分かるまで興味が持続します。そして調べることで知識としてどんどん蓄積されていき勉強ができる子になっていきます。
とにかく大事なのは日常生活のなかで勉強に興味を持たせることだと思います。そのため小さいうちから色々な事に興味を持つよう仕向けてあげる事が親の愛情かなと思います。
勉強できない子は親に問題あり!?その特徴とは?
勉強ができる子の親は教育熱心で自身も高学歴であることが多いですよね。では勉強できない子の親にはどのような特徴があるでしょうか。
ずばり子供に対して何の管理もせず放任主義のお母さんですね。
全て子供任せで宿題をしたのか確認もしないし、テストの結果を聞くことすらしません。
因みにうちの親がそうでした。友達からはテストの点数も聞かれないなんていいなぁ。とよく言われましたが、子供ながらにさみしく感じていました。
そして私は自室で勉強ではなく違うことばかりして過ごしていました。勉強の面白さも読書の楽しさも当時は全く分からず、興味があることが少ない、とても視野の狭い子供でした。
また子供の睡眠時間や就寝時間を気にしない親だったので毎晩夜遅くまでマンガを読んでいました。風呂に入って自室に入るともう寝ていると思っていたのでしょう。小学生なのに夜中から宿題を始める始末でした。
そのため朝は毎日起きられず、朝ご飯もしっかり食べる時間がなく登校していました。
学校でしっかり授業を聞くためには十分な睡眠と朝ごはんを食べること、家で排泄を済ますこと、遅刻せずに学校に着くこと、これは大前提だと思います。
私は授業中いつも眠たく、すぐ違うことを考えてぼんやりしてしまう子供でした。
朝ご飯は少ししか食べられていないのでいつもお腹が鳴り、恥ずかしくてちっとも授業に集中出来なかったことを憶えています。
家でしっかり排泄もしてこないと学校で大便をするのは恥ずかしく一日辛い思いをして過ごしたこともあります。
このように子供に基本的生活習慣を全く身につけてさせていないことは問題です。
夜は早く寝て朝早く起き、ゆっくり身支度をして早く学校に着く生活を送っていたらどんなに違っていただろうと後悔ばかりです。毎日眠たかったので色々記憶がなく勿体ない子供時代を過ごしたなぁと思うのです。
子供の頃ずっとリビングにいると、親はテレビを見ているくせに宿題しなくていいの?と言われることはたまにありました。
親は暖房のきいた明るい部屋でテレビを楽しんでいるのに、どうして自分だけ寒くて暗い自室に移動して勉強しなくちゃいけないのか納得いきませんでした。
しぶしぶ自室には行くけど反抗心からか結局勉強などする気はおきませんでした。
このような経験から、私は子供が宿題をするときはテレビなど見ることなく、リビングで一緒に自分も読書をするなりして静かで勉強に集中できる環境を作りたいと思っています。
親はテレビを見ながら子供に勉強しなさいと言っても反発を買うだけで説得力が全くありません。
そして親は小学校低学年までは子供のことを管理してあげるべきだと思います。子供は間違った行動をしていることにまだ気付くことが出来ないからです。
家事や自分の事で忙しく子供と会話することをおろそかにしたくはありません。
小さいうちからニュースを一緒に見て感想を言い合い、自分の意見を言える子にしてあげたいし、新聞を読む習慣をつけさせて活字に慣れ、読む力も育ててあげたいですよね。
勉強ができない子にならないために幼少期に何をさせておくといい?
子供の学力においては小学校の低学年までが勝負です。勉強ができる子の土台を作るべく親がしてやれることは何があるかまとめてみました。
・何事にも興味を持たせ、疑問を持ったら調べる習慣をつける
子供に「ねえこれはどうして?」と質問されたとき、さっさと答えてはいけません。むしろ知っていても教えないことです。
子供には小さいうちから疑問を感じたら自分で調べるという習慣をつけさせてあげるのです。そこで質問されたときに返す言葉は「どうしてだろうね?」です。さらに「調べたらお母さんにも教えてね」と言うのがおススメです。
調べて得意げに報告しに来てくれたらしめたものです。「調べる」という行為が楽しくなります。疑問を持ったらすぐ調べて解決するという習慣をつけさせれば、どんどん興味は広がり勉強が楽しくなるはずです。
ニュースで見た地名や国がどこにあるのかすぐに調べられるようにリビングには日本地図や世界地図を置いて置くといいですよ。
そして休日に遠出したり、旅行に行ったりしたらその地の名産を食べたり買って帰り、晩御飯で出して話題にしながら食べると子供もその土地の名産が記憶として定着しやすいと思います。
・思いっきり遊ばせる
ワクワクドキドキするような興奮や体を動かすことで脳の前頭葉が発達します。前頭葉は集中力や我慢強さをつかさどる重要な部分です。
たくさんの体験をしている子供ほど学力が高くなる傾向にあるそうです。それにたくさんの体験をした子供は頭の中に今までの経験が蓄積されているので、色々なアイデアを生み出せることが出来るようになります。
子供ながらにリーダーシップを取れる人って経験豊富で頼もしく移りますよね。当時はそのような子に対し、自分とは器が違うなぁなどと思っていましたが、様々な事に対し経験値が全く違っていたのだろうなと思います。
・集中力をつけさせる
集中力がないと授業をしっかり聞くことが出来ず、気付けば分からないところだらけになってしまいます。
集中力が続かない子の場合は短時間からでいいので勉強を始める事です。5分間計算ドリルなんてものもあります。初めは親がタイムを計ると遊び感覚で出来るかもしれません。
一緒に楽しみながら遊びに取り入れるのがポイントです。
最後に中学校で主要な5教科が得意になるような土台作りとして親子で出来る遊びをまとめてみました。
国語
週末は図書館や本屋に連れて行くなどして読書を好きにさせる
算数
スーパーで会計はいくらになるのか予想させる、家路につくのに徒歩とバスに乗る のとでは異なる時速の違いを考えさせる
理科
日中の天気や月の見え方の違いについておしゃべりする
休日は博物館やプラネタリウムなど文化施設に通う
社会
歴史マンガを読ませる、スーパーで野菜の産地についておしゃべりする
工場見学に出掛ける
英語
散歩のときでも一緒に料理をするときでも、見たものを英語で言い合う
まずお母さんが外人のように抑揚つけて楽しそうに言い始めるのがポイントです。
どれも結局、親子でコミュニケーションを取ることが子供の興味を引き立て、もっと調べたいという意欲をかき立てる鍵だと思います。
まとめ
勉強できない子には特徴があります。そして勉強できない子の親にも特徴があるのです。
子供任せの放任主義ではいけません。子供は勉強しない子になってしまいます。親は子供が小学校低学年くらいまではしっかり管理してあげてください。
そして幼少期から楽しみながら自然と様々なことに興味を持つように環境を作ってあげましょう。
勉強好きな子に仕向けられるのは親だけです。休日はショッピングセンターに出かけるより図書館や博物館に行くなどして親子でコミュニケーションを取り、子供のもっと知りたいという欲をかき立ててあげましょう。