シングルマザーになる理由は個々人で様々ですよね。望んでシングルマザーになる女性は少ないかなって私は思います。
シングルマザーとして子育てを頑張るママもいる一方で、シングルマザーの家庭は子どもに対してネグレクト(育児放棄)してしまう特徴があるともいわれてます。
特に10代のシングルマザーがネグレクトしてしまいやすいのはなぜかを知らなければ、ネグレクトのループは続いてしまうかもしれません。
ネグレクトが減少するよう、『なぜ10代の子がシングルマザーになってしまうのか』や『どうして子どもにネグレクトしてしまうのか』を考えていきます。
シングルマザーに10代という若さでなるきっかけとは?
もっとも多い理由の一つに母親もまたシングルマザーということ。
シングルマザーは育児・家事全般を1人ですることの他に、子どもを養う為に働かなければりません。経済的な理由から仕事の掛け持ち、仕事時間多くするなどで子どもと接する時間が短くなってしまいがちです。
1人で留守番することが多く、シングルマザー家庭の子どもは親からの愛情をもらえていないと感じたり寂しさから他者に対して愛情を求めてしまいやすいといわれてます。
愛情を求める先が異性だった場合、若さゆえに避妊に関して知識が足りず互いに望まない妊娠をしてしまう結果に…。
望まない妊娠は相手が認知してくれない、結婚できない、相手の親が認めてくれないなど、子育てを一緒にできない状況があり未婚でシングルマザーになってしまうことの他に…
妊娠に気づかず、気づいたときには中絶できない、若いから中絶する資金がない又は親も費用を負担できないという状況で仕方なくシングルマザーになることを決めるという背景も。
10代のシングルマザーがネグレクトしやすいのはどうして?
ここでも、母親がシングルマザーということが多い傾向で、かつネグレクトを受けて育ってしまった悲しい生い立ちがあるのが要因の一つだといわれてます。
寂しさや愛情不足、仕事で帰りが遅く一緒にご飯を食べたりできず一家団欒の経験が少ないことやネグレクトを受けて育ってしまうと、明るい家庭・家族作りがわからないだけではなく、育児に対してイメージが出来ない、育て方が分からないといった問題がありネグレクトを起こしやすい傾向になってしまいます。
また、10代のシングルマザーの特徴として不登校児も多いというデータもあり、一般的な知識を学べず、妊娠、子育てに関してどこに相談してよいか解らないことや母親に育児を手伝ってもらえない手伝ってくれる人もいない…など
相談できずに孤立してしまう事で適切な育児を知ることができない環境が、結果的にネグレクトをまねいてしまっているということもあります。
以下にネグレクトする母親の特徴をご紹介します。
シングルマザーがネグレクトしない環境にする為に考えられる事は?
たとえ望まない妊娠でも、自分で育てようとシングルマザーになると覚悟を決めただけで、私はスゴイなって感心しますし、応援したい気持ちになります。
なぜなら10代という若さでシングルマザーになることは厳しい現実がまっているからです。
シングルマザーに対しての国や市町村による助成や手当金はありますが、中学や高校を中退しているとなると、それだけでまかなえない部分の生活費を稼ぐ働き口が少ないからです。
実際、私の家族に中学中退のシングルマザーがいます。雇ってくれるアルバイト先が少ないのも原因ですが、低収入なアルバイトを選ばず、短期間で高収入な条件で働ける夜の仕事を選択していました。
私は夜の仕事は悪いとは思っていないです。ですが、夜にママがいないという環境は未来のシングルマザーでしたり、ネグレクト傾向な育児になるのではと感じてしまいます。
だって子どもはママの帰りを待って寂しい思いをしているのですから。寂しい思いや愛情がないと感じるとまた皮肉にもネグレクトのループになるでしょう。
どうしたら10代のシングルマザーがネグレクトしない子育てができるのか私になりに考えてみたことがあります。
◎10代シングルマザーが頼りたいときに頼れる環境があることを教えてあげる
孤立してしまいがちな10代のシングルマザーを身近で支援できる体制が必要なのではと思います。それができるのは民生委員・児童委員・主任児童委員という存在です。
理想論ですか、若いシングルマザーの町内や近所に頼りたいときに頼れる環境があればネグレクトの対策だけでなく、ママや子どもの精神面もサポートにつながるのではと思います。
私自身はシングルマザーではありませんが、引越して、1番に声をかけてくれたのは、町内会費の件で訪問にきた町内会長の民生委員さんでした。
依頼、近所付き合い程度の関わりですが、町内の盆踊りなどの子ども行事や育児サロンや支援の情報や、町内会からの心ばかしの就学のお祝い金があることなど様々なことを教えてくれます。
意外と地域に根付いて活動する、近所のおばちゃん情報ネットワークに育児に関してだけでなく精神面も助けられています。
民生委員と聞くと、高齢者の支援のイメージが1番に頭に浮かぶのではないでしょうか。実は子育て世帯の支援もしてます。
私自身、児童委員や主任児童委員の活動は知りませんでした。若いシングルマザーならなおさら知らないのではないかと思います。
なので、知らないシングルマザーに教えてあげたり、利用してもらいたいと思います。
主な活動内容とサイトを下記にリンクします。
おわりに
今回は10代のシングルマザーとネグレクトの関連性について考えてきました。10代という若さで、子育てと仕事を両立しながら頑張っているシングルマザーもたくさんいると思います。
若いから、シングルマザーだから…ネグレクトがおこるとは限りませんが、ネグレクトされて育った子どもの環境が10代のシングルマザーとなり、またネグレクトしてしまうというループが現実にあるのは確かです。
シングルマザーに対する助成金や手当て・支援は手厚くあるように思いますが、精神面への支援は行き届いてはいないのではと思います。
近所付き合いが希薄になる現在ですが、地域に密着して活動している方の存在は心強いと私は思います。民生委員・児童委員・主任児童委員さんは審査を受けプロとして活動し、守秘義務もあります。
10代のシングルマザーさんは他人と関わりたくない干渉されたくないと思うこともあるかと思いますが、『育児や支援環境について知りたい、困っていることがある、誰かに相談したい』など少しでも思うふしがあれば相談して欲しいなって思います。
また身近に困っている10代のシングルマザーがいるときはSOSを出せる場所が身近にあることを教えてあげることでネグレクトなどの児童虐待の減少に繋がるのではないかと思います。