砂場遊びはいつからデビューして大丈夫?って悩むママへ

おウチで室内遊びがメインだった赤ちゃんが成長し、家中をハイハイ・つかまり立ちするなど活発になった頃やベビーカーでのお散歩で公園を通りかかった時などに『お外でいつから遊べるかな~、砂場遊びって大丈夫かな!?』など気になることはたくさん出てきますよね。

砂場遊びのデビューは1歳前後のご家庭が多く、ママたちの基準としてしっかり歩けるようになってからというのが目安になっている印象です。一方でお座りがしっかり出来るようになった頃でしたというご家庭もあります。

砂場遊びを『お座りがしっかりできる頃』か『しっかり歩ける頃』のいずれかでも、お子様の発達段階の特徴を知ることや、砂場の安全面・衛生面なども知らないと思わぬ危険因子が潜んでいることもあります。

砂場遊びのデビューをいつから?と悩むママへ、赤ちゃんの発達段階の特徴や私自身が大変だったことの体験談、砂場に潜む危険因子・注意点などの説明と砂場遊びから得られる嬉しいメリットもご紹介しています。

砂場遊びをいつの発達段階にすべきか(1歳前後の乳幼児)

砂場遊びをいつからデビューしたかの意見をもとに考えていきますね。

『お座りがしっかり出来る』のは7~8カ月前後、『しっかり歩けるようになる』のは9カ月~1歳前後です。ただ個人差があるので、月齢に悩まず、めやすをもとにお子様の発達にあわせてで大丈夫です。

座ることが出来る時期と、歩ける時期で比べると運動機能や発達の違いがあります。それゆえ注意してみていくことが少し違ってきます。

どちらでも私自身は大丈夫だと思っています。それぞれの特徴や注意することをまとめましたので下記を参考にして下さい。

◎砂場遊びデビューをお座りがしっかり出来る頃にする場合

砂場で座って遊ぶことは普通のことですが、この時期ですと、なんでも口に入れてしまうことが多い時期です。なので、ママは砂を口に入れようとしてないかや砂場内に危険物がないかの確認が必要です。砂場内の危険なものを以下にあげますね。

  • たばこの吸殻
  • ガラス破片や紙くず、ペットボトルのキャップなどのゴミ
  • 犬やネコの排泄物

お座り時期の砂場遊びは、砂をすくう力加減など分からず砂をまき散らかして頭から砂をかぶったり、目や口・耳に砂が入ったりして大変でした。なので、親子して砂まみれになることもあります。こどもは楽しそうに砂をいじっているんですけどね。

親が注意してみてあげていれば、親子楽しく遊べます。ポイント下記にあげますね。

  • 砂場遊び前に砂場内の危険物への配慮
  • 砂場遊び中は赤ちゃんの行動を観察し安全面に目を配る
  • 砂やスコップなどをなめたり、口に入れたりした時はダメと言うとビックリして泣いたりするので優しく『食べ物じゃないだよ〜』などと教えてあげる。
  • 砂は自分にもかかるがそばで遊んでいる子にもかかり、トラブルになることもあります。誠実に対処すればだいたいは大丈夫です。
  • 危険な行動が続いてしまう時は中断させることも大事です。

※ハイハイが出来る場合は下記も踏まえて参考にして下さい。

◎砂場遊びデビューをしっかり歩ける頃にする場合

私の子が1歳前後の時は動きが活発で、興味を引くことがあれば砂場内あっちこっち移動して、遊んでいる子の作っている物を見たり、触ったり、時に壊してしまったりして砂場内で遊ぶ子たちに迷惑かることもありました。

1番大変だったのは、自分の持ち物とお友達の持ち物の区別ができなく、勝手に取りにいってしまうことも‥。『お友達のだよ~』って言ってもまだ理解出来ないので、一緒に遊んでいる親子に気を使って遊ぶことが多かったです。

お座り時期より、注意して見てあげることが増えます。ポイントは下記を参考にして下さい。

  • 1歳前後でもお子様のクセなどで、砂やスコップを口に入れることもありますので目配りはまだ必要です。
  • 砂場内で一緒に遊んでいる子とのトラブルへの配慮。ここでもダメではなく『お友達のだよ〜』など自他の区別がつくように関わりましょう。
  • 砂場で歩き回ると足が砂にとられて、転んでしまうこともあります。安全に遊べるような声掛けや見守りが必要です。
  • ダメと言われると子どもも機嫌をそこねて暴れることもあるでしょう。声かけの工夫も大事ですが、自制できなければ中断して怒鳴らずになだめてください。

いかがでしたか?上記両者とも『大変だな!!』って感じちゃいましたよね。私自身どちらも体験して大変な思い出もあります。ですが、遊びを通して人との関わりも学んでいくものですので親が仲介に入ってあげれば大丈夫です。大切なのは安全に遊べることだと思います。

また危険な行動や行為は0〜3歳位まではあります。上手に遊べないのは当たり前ですので『ダメ』ではなく、上手に遊べるようにルールを教えて行く関わりや声掛けの工夫をしてあげて下さい。

私自身、子供に『ダメ』と言ってきた親です。一気に機嫌が悪くなり、砂場遊びどころじゃなくなるので、これから砂場遊びデビューされる方は是非参考にして下さい。

砂場遊びから得られるメリットとは

1歳前後で砂遊びデビューするにあたって、『どうしようかな~大変かな‥』って感じていると思いますので、ここでは砂場遊びのメリットについてご紹介していきますね。

子どもが成長するうえで、人と人との関わりで起きるトラブルを避けてはいけません。目配り気配り絶えず大変ですが、ほとんどのママ達が通ってきてますので、砂場遊びを諦めなくて大丈夫ですよ。

砂場遊びは子どものこころの発達や身体機能の発達など成長するうえでたくさんのメリットがあります。またトラブルなどのデメリットもメリットに変わっていきます。

1歳前後だと砂場遊びは大変そうだから、もう少し大きくなってからと思っていては、発達できるチャンスを先延ばしする結果となります。

ウチの子は暴れん坊でしたが、砂場遊び好きだったので私も根気よく、たくさん公園にいき砂場遊びました。では、砂場遊びのメリットを紹介していきますね。

◎砂場遊びで手先が発達

砂場遊びで道具を使います。道具など握ったり、砂をほったり、バケツをもったり。繰り返しの動作で手をよく動かすので、手先が発達します。

手先がうまく使えることは、日常生活でのコップやスプーン使い方、ハシの使い方にもよい刺激を与えると思います。

赤ちゃんの脳の発達には手先を動かすことが大切とされてます。

◎コトバの発達

砂場では色んな子たちが遊んでいて、1歳前後ですと、自分とお友達のおもちゃの区別がつかなく、お友達に嫌な思いをさせてしまうことも時に起きたりします。親が介入して「か~して」「いいよ」「ごめんね」などコトバを使うので覚えるきっかけになります。

パパやママが声かけたり、他の子ども達の飛び交うコトバに刺激をうけて、コトバを真似してみたりすることでコトバで伝えることが必要なんだと学んでいきます。

コトバが発達することでコミュニケーション能力を養っていくことにつながります。

◎コミュニケーションを通して協調性・適応力を身に着ける

コトバが発達することで、少しずつ会話ができるようになり、砂場で遊ぶ他のお友達とも会話しながら遊べるようになっていきます。

遊ぶお友達がいるということは、お互いの自己主張があるのでケンカしちゃうこともありますよね。会話やケンカなどの体験を通して、仲良く遊ぶための方法や友達との距離感などを学びます。

そうやって協調性が生まれ、どんな公園にいっても状況に応じた適応力が砂場遊びから自然と身につき、積み重ねることで感情のコントロールにも繋がっていくでしょう。

◎砂場遊びで考える力が身につく

砂場遊びではシャベル・くまのて・バケツ・ジョウロ・型抜きなど色んな道具を使います。道具や手を使い何をするか考えて遊びますよね。

例えば、定番のどろ団子、砂山や型抜きなど、自由に遊びながら自然と頭を使って常に考えてます。遊び方は無限大です。

砂遊びで道具を使う・作るは創造性に働きかけて、脳の発達にもよく考える力がどんどん発達していきます。

◎砂場遊びで身体を使い運動機能UP!

足の取られやすい砂場で遊ぶ事でバランス感覚を身につけれちゃいます。また砂場をかこっているコンクリートの段差を登ったり、座ったり、立ったりする動作は足の筋力も自然と発達し、転びにくい身体にきたえてくれます。

歩き始めたばかりの乳幼児さんが砂場で遊んでいると、転んで砂まみれになってしまう場面があったりして、汚れて面倒になりますが、転んで立ち上がることも発達にはかかせません。

筋力の発達はたくさん歩けることにもつながり、直ぐ『抱っこ~』って言わなくなるかもしれませんね。

◎砂場遊びで忍耐力もついちゃう!?

こどもは砂場で砂山やどろ団子・砂の形の動物やプリンなど、作るのが大好きですよね。でも砂で作ったものって、踏んでしまったり、砂が乾いてしまうと直ぐに崩れてしまいます。

ただ、めげないのがこども!! 砂は目の前にあり、また作りはじめます。悔しい気持ちから今度は壊れないよう、壊さないようにと考えていると思います。

作ったものが壊れると、こどもはとても残念がり、泣いちゃうお子さんもいます。小さなお手てで一生懸命作ったのにと、子どもなりに思うでしょうね。その積み重ねが根気よく作る力をつけてくれます。また集中する力もきたえます。

それは諦めない気持ちの芽生えにつながり頑張れば出来るという自信にもなります。そうして忍耐力をきたえてくれるのです。

◎砂場遊びで免疫力もつけることが出来る

公園の砂場は、こども達が遊ぶ場所ですが、ネコや犬などの排泄物があることも。

砂場遊び前にはママ・パパの目で見て不衛生なものがないかなどの確認が必要です。

また土や砂の中には微生物や病原菌がいます。

砂場は不潔と考えている方も多いですが、砂場だけでなく、空気中にもウイルスや病原菌はうじゃうじゃいます。心配し過ぎていてもきりがないです。病原菌やウイルスがノドや鼻から入ることで、下痢や発熱を起こすこともありますが、そうやってこどもは自己免疫力を高めていくのです。

こどもも大人も常に病原菌やウイルスと隣合わせですので、砂場で遊びたいお子さんのためにも『ダメ!!』と言わずに、楽しいと思うことは思う存分に遊ばせてあげて下さい。手洗いをしっかりすれば汚れはおちます。

砂場遊びに行く前に知っておきたい注意点や持ち物

砂場遊びの清潔面や安全性ついてパパやママからこんな質問・疑問があります。

  • 砂場遊びは感性にいいって聞くけどキレイじゃなさそう…ゴミとかもあるし
  • 公園の砂場はネコのトイレになっているのではないか?
  • 泥だらけになるので洗濯が大変…など

ではどうしたらこどもが大好きな砂場遊びを安全にできるのか一緒に考えていきましょう。

◎砂場にあるこどもにとって危険なものって何?

最初にもあげましたが以下が危険なものとしてあります。

  • たばこの吸殻
  • ガラス破片や紙くず、ペットボトルのキャップなどのゴミ
  • 犬やネコの排泄物

私達、親が注意してゴミを取り除いたり、砂をなめたりしないよう見てあげることでたいていは大丈夫です。

上記のことから、清潔・安全面の対策として市町村や町内会で公園の砂場にブルーシートをしいたり、砂場の砂の入れ替えや抗菌砂を使用している公園もあるようです。よく遊びに行く公園がどのような管理がされているかリサーチすることで、親子共に安心して遊べます。

◎砂場遊びセットと一緒に衛生用品を持参をしよう!

公園に手洗い場もありますが、公園で飲食をするのであれば除菌ウエットシートや除菌ジェルを持参することをおススメします。ついつい指をなめるクセがあるお子さんには必需品となるでしょう。

また転んでケガをしたりした時のために絆創膏や携帯用消毒薬もあれば便利です。傷口からばい菌が入ることもあります。予防対策をすることで、安全に砂場遊びさせてあげれますね。

親の持ち物は増えてしまいますが、備えあれば憂いなしです。小さいうちはケガが耐えなく公園や外遊びの時は常に携帯してました。ポーチにまとめたり、遊び用のリュックはこれと決めると入れ忘れがなく『やっちゃた~』とならないですよ。

◎砂場遊びの後は手指洗い・うがいが大事!

ネコの糞にはとトキソプラズマという原虫がいます。外にはそれ以外にもありますが、手洗いをしっかりすれば何も怖くはないので、おこさんと一緒に手洗いをしましょう。

出来れはうがいも効果的です。また鼻をかむことで鼻から入った砂埃や細菌・ウイルスを排出することができます。

乳幼児の場合はお手伝いが必要ですので、一緒にしましょう。手洗いうがいは基本です。

30秒間の手洗いが推奨され『Happy Birth Day』を歌うとちょうど30秒になります。

うがいも鼻かみも手本を見せることで出来るようになっていきますので練習が大事です。

◎砂遊び後の汚れや洗濯がめんどくさい‥そんな時は?

全身全力で遊ぶこども達。砂場遊びは水で砂を固めたりするので、びしょびしょになったり、どろんこになったりします。ママからすると『うわぁ~』ですが、これもひとつの必要な体験です。なので怒らないであげてくださいね。

汚れないようにと、好奇心を抑制させながら遊ぶよりも思いっきり遊べるように汚れてもいい服装になればいいだけです。

良く紹介されているのは、スモックやつなぎの砂場着・汚れてもいい古着など。

私としては上記よりよいと思った服装があるので紹介しますね。

砂遊びの時におススメな服装

砂遊びで気になるのは砂や泥の汚れです。砂の侵入を最小限にするにはつなぎのオーバーオールや砂場着などの服装が良いと思います。水を使うどろんこ遊びが好きであれば、捨ててもいい古着で砂場に参戦!!という手もありますね。では私のおススメは。

公園で見かけなることは少ないですが、上記写真の様なつなぎタイプの水着がおすすめですよ。『海水浴がヒントになり便利かなって思ってます』砂浜で遊ぶ感覚で着れば思いっきり遊ばせてあげれちゃうと思います。洗濯もいくぶんか楽ではないでしょうか。

幼稚園や保育園で使用するスモックは短かめだと腰から砂が入ると思うので、使用する場合は腰が隠れるくらい長めのスモックにすると砂の侵入を防げると思います。

つな着の水着は濡れても速乾性があるし、ピタッとしてるから砂が身体に入るのも防げます。そして何より動きやすいと思います。赤ちゃんの場合は水遊び用のオムツにすると水を使った遊びも幾分心配なく遊べると思います。

砂場遊びの時にあると便利なもの

砂場遊びをさせいて『あれ持ってきたらよかった~』と思うことってありませんか? 持ち物がさらに増えて、ママの荷物って多くなっちゃいますよね…。大変ですが準備が万全だと、ママも安心して遊ばせてあげれますよ。

季節や年齢によって持ち物は変わると思いますが、あると便利なのは着替え・タオル・防寒対策・熱さ対策に関する衣料やグッツです。思いっきり汚れたり、汗や水・泥でびしょぬれになり、帰り際に『寒い~』と鼻水たらすこともありますよね。

こどもは体温調節が未熟ですのでパパ・ママがフォローしてあげて下さい。今日は思いっきり遊ぶぞ!』って時などには、あると便利です。

持ち物は各家庭それぞれ違いますので、上記に限らず砂場遊びをしていくなかで、ご自身のお子様のニーズに合わせて必要なものは常に持つ歩きましょう。

お子様がしっかり歩ける時期なら子ども用リュックを背負わせて、さらに足を鍛えてもいいと思いますよ。1キロのおもちをしりもちつかないで、歩ける子だと多少重たくても大丈夫かもしれませんね(笑)

ここまで読んで頂きありがとう御座います。砂遊びに抵抗を感じているパパ・ママさん参考になりたしたか? 少しでも連れて行ってあげたいと思えたなら嬉しいです♪ もう少しお付き合いして下さい。

砂場遊びをもう少し衛生・安全に遊べる方法

『公園で砂場遊びさせたいけど、やっぱり心配』『近くに行きたいと思う公園がない』など安全・衛生面の不安があるパパ・ママもいっらっしゃると思います。こどもを危険から守りたいと思うからこそですよね。

そんな方の為に室内で遊べる砂場セットがあります。砂も通常のとは違いまとまりやすいタイプになってます。他には、子どもが遊ぶ有料施設では砂遊び場が設置されているところもあり抗菌砂を使用しておりキレイですので安全に遊ぶことがですます。

砂場セットで購入しなくても、抗菌砂とビニールプールでオリジナルの砂場を作ることもできちゃいます。BBQ用の折りたたみテーブルもつけると、ランチやカフェごっこも楽しめますね。下記に室内用の砂場セットの商品を紹介します。

まとめ

今回は砂遊びについてを考えましたが、こどもは『遊び』から実に色んなことを体験して、学んで成長していくことが解りましたね。

赤ちゃんのうちから砂場遊びデビューをするにあたって、私達親が気を付けて見てあげるこが多く大変です。また子ども同士、時には親同士のトラブルもありますますが、そうやって人間関係が作られて、成長していきます。

子どもも学ぶし、親も学びます。外に出ることをためらわず、たくさん遊びましょう。子どもも友達ができ、ママ友もできる場所にもなります。ご自身や子どものペースでいいと思いますので、砂場遊びにお出かけしてくださいね。

砂場遊びでの失敗は私達大人はもう経験済みだからこそ、我が子には安全・安心な環境で育って欲しいと思うのが親ごごろです。

安全な道は親は安心ですが、発育を考えたら子どもにとっては損になるでしょう。なので『直ぐダメ!』とはならずに全身を使い教えていく・覚えていくというスタイルで、安全に遊べるようにして工夫してあげることがいいと思います。