多くのママが苦しむこどものイヤイヤ期。可愛いいはずなのに、可愛いと思えない。こどもが欲しくて出来たのに、生まなければ良かったと思うほど、辛い日々。
苦しむママへ、イヤイヤ期がいつからはじまり、いつ終わりが見えるのかという悩み。また女の子と女の子で違いがあるのかなど、発達段階とデータから見た考察を説明していきます。
また、イヤイヤ発動時の対処法や体験談を通してのストレス解消法などもご紹介していきまね。
まずは一番気になるであろう、いつまでイヤイヤ期が続くのかを見ていきましょう!
イヤイヤ期はいつまで続く?
こどものイヤイヤ期の発動はたくさんのママ・パパの悩みですよね。個人差はありますがほとんどのこどもに起きます。イヤイヤ期がないと感じる家庭は4人に1人だそうです。今まさに『イヤイヤ期のピーク』のご家庭もあるでしょう。
いやいや期がいつまで続くかの答えが今すぐ知りたいですよね! おおよその目安を統計から分析してみましたのでご紹介していきます。
イヤイヤ期のピークとは
ズバリ! 2歳前半ころにピークに入るご家庭が75%以上で、2歳後半から3歳に入るまで70%台をキープしているデータがあります。3歳前半までは60%台とまだ高めで、3歳後半になると40%台と半数をきってきます。以降下がり続けていくようです。
これはあくまで、データー的な答えです。目安になりましたでしょうか? 気持ちが楽になりましたか? 感想は様々だと思いますが、『年単位!!』と感じた方が多いのかなって思います。こどもによって1歳から前兆が始まることもあるそうです。
では、ストレス度合いはパパ・ママどちらが多いのでしょう、これもデータがでてます。
イヤイヤ期のパパ・ママのストレス度合い
パパとママでのイヤイヤ期のストレス度合いを比べた結果は、負担大なのは関わることが多いママです。こどもにとってママは安定剤のような存在で、その分、ママの役割も多いのかなって思います。
育児に協力してくれるパパも増えて、感謝してますが、ママの負担にはかないませんよね。これはママの方が頑張っているという証拠かな(笑)。大きな声では言えませんけどね。
イヤイヤの度合いが自分のキャパを超えると、子育てに対して自信をなくすし、怒ってしまう自分に対して自己嫌悪に陥ります。こうなると、母子ともに悪循環が起きてしまいます。過度に怒鳴ったり・叩いたりする結果にもなるでしょう。そんなの嫌ですよね。
長くて2年以上も続くイヤイヤ期、いつまで続くのかを考えるより、いかに上手に乗り越えていくかでママの気持ちに余裕が生まれてくると思います。イヤイヤ期の特徴を見ていきましょう。
イヤイヤ期はなぜ? どうしてあるの?
『おんぎゃーっ』と生まれ、赤ちゃんは胎内では体験しなかったことをこれから体験していきます。もう泣くという意思表示をしてます。産声は可愛いものですよね。元気な声を聞いてママは無事に出産できたと実感できます。
胎内にいる時とは打って変り、生まれてからがママは多忙し。 この日からママと赤ちゃんの成長日記が始まりますね。
発達段階から見たイヤイヤ期ついて説明します。
新生児から1歳までの1年間で急成長
『おっぱいが欲しい』『オムツが気持ち悪い』『寝付けないよ~』などと赤ちゃんは泣きます。生後間もなくはただ泣いてますが、ここからすでにママのストレスは始まってます。
赤ちゃんは寝ているだけから、寝返りが始まり、一人座る、ハイハイ、つかま立ちと身体が発達し行動範囲が増えます。同じように、コトバの発達もあり、気持ちをコトバで伝えてきます。そして感情も発達していきます。この感情が厄介ですね(笑)
そして1歳前後から自我が芽生えて、親の気持ちと赤ちゃんの気持ちが違うことで、イヤイヤの表現が始まります。心身ともに成長・発達しているからこそ自然と起きてしまうことなのです。
では次に女の子と男の子でイヤイヤ期に違いがあるか見ていきましょう。
イヤイヤ期は性別で違いがあるの?
女の子と男の子のイヤイヤ期の違いも気になりますよね~。『どっちが楽?』ってママ友とのGirls Talkで話題になります。個性や性格でも違いますが、女の子と男の子ではイヤイヤの表現に違いがまります。
女の子で困るイヤイヤの表現は主に服やおしゃれに関してこだわり。男の子は物を投げる・暴れるなど危険行動などが悩みのタネという声が多いです。
『どっちが楽?』なのかについて考えてみたので下記に説明します。
イヤイヤの表現は女の子・男の子どっちが楽?
結論からいいますと、どちらも5分5分くらいなママの意見です。ママの捉え方や感じ方で分かれるからです。特に一人っ子ですと、女の子か男の子のどちらかの体験しかママは経験していないので、比べても共感できない時もあります。
ですが、女の子を持つママで男の子の方が好きだから耐えられると感じる方がいますし、男の子のママは暴力行動がないほうがましで、女の子の方が楽と思う方もいます。辛さゆえについ比べちゃいますが、ママの気持ち一つです。
自然におきるなら仕方ない! 性別で比べても仕方ない!! それでは、イヤイヤ期のピーク時をどう乗り越えるか、メインテーマのイヤイヤ期の女の子に対象にして、どう乗り切るのかを考えていきましょう。
女の子のイヤイヤ期のパパ・ママの心構えとは?
自分のこどもだからと言って、一緒の考え方ではありません。血を分けていても、遺伝子が同じでも、他人と同じと考えてもいいくらい想いが伝わらないですよね。何回言っても同じことの繰り返し(怒)!! でもそれは、きっと、こどもも同様に感じてます。
『生意気』『ワガママ』と私達親は捉えてしまいますが、意思と意思のぶつかり合いです。ただ、こどもは親の気持ちを考えて行動するということが未熟なだけなのです。なので、張り合わず、一枚うわてに対応できれは、余裕ができることもあります。
女の子の特徴から捉えていきましょう。
女の子は口が達者で観察力もするどい!!
女の子は男の子よりも早くコトバを覚えて、コミュニケーション能力は高いとされてます。ゆえに、母娘間というより、女同士のバトルになるってよく耳にします。また『おませさん』と言われるほど、御姫様に憧れたり、お姉さん、ママになるって想いも強いですね。
困ることで多いママの意見は、『こだわりの服しか着ない』『料理や美容』などで、オシャレ以外では、男女ともに食事・歯磨き・外食・買い物・テレビなど、日常生活動作全部にイヤイヤが発動します。
これが寝ている時間以外の毎日ですから、日中は怪獣で寝顔は天使です。
イヤイヤ表現の気持ちを共感できる
イヤイヤ期のピークにイヤイヤしないこどもが4人に1人いると冒頭でご紹介しましたが、その1人に焦点をあてると、親との価値観が一緒だったとのこと。これは発見ですよね。これを踏まえて自分のこどもにあった対策を考えていけます。
価値観合致は自然な物には勝てないですが、これまで色々経験してきた私達、価値観を共感の姿勢で合わせてあげることができます。自己主張のイヤイヤ表現を尊重して、親の気持ちを分かってもらう姿勢で対応していくとよいと思います。
いきなり『それはダメ!!』と否定からですと返ってくる反発は大きくなります。なぜダメなのか理解できてないので、肯定してあげて下さい。『さっきも言ったでしょ、なんで覚えてないの、バカなの?』はNGワードです。忘れちゃうので何度も肯定し共感しましょう。
『NGワード』を言わないように関わり方を考えていきましょう。
ママの気持ちの変化はこどもにも伝わる
男の子は単純にママが好きですが、女の子は特にママの外見の他に中身を感じとる能力は鋭いようです。敏感に感じますので、いい時はいいし悪い時はとことん悪いという結果に。機嫌が悪い人の傍にいたら、周りの雰囲気も悪くなりますよね。
反対にあの手この手を使い共感の姿勢で育児をしてく中で、良い誘導の仕方が見え始めて、母子ともに笑えてイヤイヤをコントロールできる時間を作れると思います。ママが気分がいいとこどもも良くなるといい連鎖もあります。
ですがママの家事・育児・仕事などの疲労から気持ちに余裕がなくなり、解っていても、イヤイヤ表現に上手く対処できない時もたくさんありますので、次にストレス解消のコツにふれていきますね。
イヤイヤ期のママのストレス、みんなはどうしてる?
ストレスの感じ方は実に様々です。ママ自身の性格で楽観的か悲観的で同じイヤイヤ期でもストレスの重さは0か10かというくらい差がでちゃいます。悲観的から楽観主義者になればいいというわけにもいきませんよね。
たくさんのママがストレスの解消法としてしているのは、相談する・愚痴る・ショッピング、外食、テレビ鑑賞など好きなことをする。こどもと離れる時間を作るなどです。爆発する前に気晴らしをたくさんして下さいね。
イヤイヤ発動中に出来る対処は?
イヤイヤ発動中はいくら話しても聞く耳もたずで、意思疎通できない時もたくさんあります。無理に分からせようと頑張っても、ヒートアップするだけで、NGワードや叩いてしまう結果になります。
そんな時は、こどもは安全な場所にいてもらい、とことんぐすってもらいましょう。ママのいる場所を変えてお互いにクールダウンするのです。ママがいなくなると、こどもは不安になり追い掛けてきたり、ダダをこねている場合ではないことに気づきます。
その時が冷静に話せるチャンスになります。お互いに理解し合えるように話しましょう。私はよくこどもと、お互いに泣きながら悪かった部分を『ごめんね』しあいました。ママも悲しいんだよという想いを伝えるもの、気持ちを分かってもらうひとつの手になります。
パパに協力してもらいましょう
パパの育児の役割は多くの家庭で『遊ぶこと』がメインです。女の子と遊ぶことは少し苦手かもしれませんね。ですが、女同士だから衝突することも、パパと娘ならスムーズになることもあります。
それは、パパがママより欲求を満たしてくれたりするからです。娘から嫌われたくないという想いもあるし、小さくても女の甘えができちゃう性質も早い段階で身に着けてます。パパがいる在宅際は、妻も女を使い、パパに娘を委ねちゃいましょう。
そしてママの至福の時間を自分で作るのです。
こどもに成功体験をさせてあげよう
イヤイヤの発動は衝動的でこども自身も親を困らせ、怒らせてしまうことも分かってはいます。でも、意思を通したい気持ちが上回るので起こります。親としても思い通りにさせてあげれない事情な時もあります。
家庭でのルールや時間的な約束でしたり。こども自身も我慢するということも覚えなければいけません。なので条件をつけた交渉を時にしたりします。出来たらご褒美という利益をあたえる。お菓子でしたりおもちゃでしたり。それも手のうちですね。
その他に我慢できたという成功体験をご褒美シールをつかいグラフにして目にみえるようにしたらシールの数が増える喜びを感じ、我慢しようと頑張れたりします。シール何枚貯まったら、ご褒美という達成感も与えましょう。目標があると頑張れますよね。
児童館などの子育てサロンを利用しよう
子育て応援プログラムは各市町村で開催されています。毎週何曜日と決まっている所や毎日解放してイベントをしている施設もありますので、お住いの子育て情報を確認しましょう。無料で参加出来ます。
専業主婦の方が働いているママよりイヤイヤ期のストレス度は高いので、外に出て同年代のこども達と遊んでもらい、ママは見守りながら、ママ友をつくる機会を作りましょう。
ここで出会う方がプラス思考にさせてくれることもあります。
ですが何してもダメな時もあります。そんな時に利用する施設についてご紹介します。
ファミリーサポートセンターの利用
ママやパパのこころの健康を守るために、母子手帳に相談・利用できる事業の連絡先が記載されています。事前登録が必要で、有料にもなりますが、バーンアウトしてはママの方が倒れてしまうので、思い切って利用して下さい。
お金かけてリフレッシュする時間が作れるなら是非、静養して下さい。こどもショートステイもありますので、こどもがいるから行けないと諦める友人の結婚式なども諦めることがストレスにつながるのなら利用して楽しんで下さい。
自宅で子守をしてくれるベビーシッターを利用するのもいいと思います。
まとめ
女の子にポイントをおいてイヤイヤ期をみてきましたが、対処としては性別は特別大きな変化はないですね。『女の子の意地は優しく包んで溶かしてあげるように』『男の子意地はたててあげるように』と私自身、言われたことがあります。
なるほど~と私は関心しました。言うことを聞かないことに困り果ててしまいますが、視点を変えればあの手この手のアイディアも浮かんできたりします。大事なのはママ自身が子育てを楽しめることです。
親もこどもも、個性がありますので正解な回答はありませんが、一人で悩まず利用できるサービスを利用してママの心の健康を一番に考えて乗り越えていきましょう。