苦しいつわりや体重制限で我慢の毎日、大きくなるお腹に赤ちゃんの存在を感じてうれしくなった時、お腹の中で動いたときに感じた感動など、妊娠中に色々な思いをされた方も多いと思います。
そして何より無事に生まれてきてくれた時の安心感。何とも言えない感情ですね。ただただホッとしたのを覚えています。
あと、陣痛の苦しみから解放された喜びもありました。
喜びも束の間、今度は子育てという大仕事が始まりました。
初めはふにゃふにゃの体を抱っこすることにも慣れないし、オムツを替えることもおそるおそるしていました。
そんな忙しい毎日の中でも、まだ赤ちゃんのうちに何か出来ることはないかな?と気になることがあると思います。でも寝不足でフラフラで頭がボーとしていて、何かするパワーが出てこないのが現実だと思います。
0歳をどんな風に過ごすかでこれからの成長に違いが出てきます。
今していることに少し工夫する程度のものです。難しいものではありません。忙しい0歳児育児をしているところに負担をかけては続きません。
何かしておけばよかった、知っていればしていたのに!と、あとで後悔するのはもったいないです。まずは知るだけでもしてみませんか。
赤ちゃん時代はこれからの人生の初めてをたくさん経験していきます。
ご紹介するものはすぐに効果が出ないものがあります。でも、長く続く育児に対する不安やイライラを減らすことができれば嬉しく思います。
ですから、そんながんばるママがこれならしてもいいかなと思えるものをしてください。
まだ体調も戻りきっていないでしょうし、ホルモンバランスだってよくない状態。まずはママの心と体を元気にすることが大切ですので、くれぐれも無理しないようにしてくださいね。
0歳児に勉強は必要?
今すぐにテストや受験があるわけでは無いから、お勉強はまだ早いとわかっているけれど、早期教育なんて言葉を聞くと気になります。
生まれて一年ほどの脳は脳科学では「乳児脳」と呼ぶほど重要で、成長速度も運動もすさまじいそうです。この時期に、基本的な生命維持のための機能を担う「脳幹」を発達させていきます。
そのために必要な環境は、母子の密着に尽きるそうで、意識的な英才教育は必要ないそうです。
そうは言われても何かしたいと考えてしまいますね。おすすめしたいのがこちらです。
①絵本の読み聞かせが効果的!
絵本の読み聞かせなら、お世話に慣れないパパも気軽にできるのではないでしょうか。
赤ちゃんの相手をするなんて無理!何していいかわからない!と拒否しがちなパパに、ぜひとも絵本を読んでもらいましょう。
ママとは違う声や読み方が赤ちゃんの刺激になるそうです。ママも赤ちゃんと一緒に聞いてみたいですね。いつもとは違う声で読んであげる姿に、パパに対する新しい発見があるかもしれませんよ。想像するだけで笑えてきそうです。
ぜひやってもらいましょう。ひざに抱っこしながらするとさらに赤ちゃんはうれしいですね。
ママが赤ちゃんに絵本を読んであげると、ママの声に反応し、脳が活性化するそうです。意味が分かっていなくても、ママの声に安心してコミュニケーションがはぐくまれるそうですよ。
②赤ちゃんへのスキンシップは安心感をあたえ、発育をよくする⁉
母子の密着といえば抱っこですよね。スキンシップの代表ですね。一日中抱っこして肩も腰も痛い人も多いと思います。腱鞘炎になった話も聞きます。なにより赤ちゃんは抱っこが大好きですよね。
昔は、抱き癖がつくからと言われて抱っこすることを悪いことのように言われていたそうですが、科学的根拠はないので心配せずに抱っこしてあげてください。
パパにもぜひ、たくさん抱っこしてもらいましょう。ママとは違う抱き心地や目線が変わることも刺激になりますし、大切にしてくれる人がママとパパがいると思えることは大きな安心につながります。
柔らかいほっぺたを見るとほおずりしたくなりますよね。赤ちゃんの匂いを嗅いだこともしょっちゅうでした。いい匂いがするんですよね。
タッチケアやマッサージもおすすめのスキンシップです。
スキンシップをすることで、赤ちゃんのストレスホルモンが減少して発育がよくなります。安心感から寝つきがよくなることもあるそうです。
③0歳のうちからパパにも育児に参加してもらう
本当はパパに育児参加してもらう「してもらう」と言うのは違う気がするのですが、多くの家庭で子育ての中心はママで、パパはお手伝い程度なんてことが多いと思います。
仕事で毎日帰ってくるのが遅いうえに、疲れていては頼むのは気が引けてしまいますね。
イクメンなんて少数で、わが家には関係ないことだと思っているママも多いと思います。
でも、せっかくかわいい赤ちゃんがいるのに、ママばかりお世話をするのはもったいない。
このままでは、お世話しなれないパパに抱っこされると嫌がって泣いてしまう、そんなことになりかねません。
帰ってきて「ただいま」と言いながら赤ちゃんの所へ行くと、パパの顔を見て泣き始める、そんなことはありませんか。パパもママもショックですよね。
大きくなってからお世話をする気になっても難しいですよ。赤ちゃんはいつもお世話してくれる人をちゃんと覚えています。
それにパパも日頃から育児に参加していると「大きくなったな」と成長を実感することができますよ。
④0歳児の急成長を写真・動画で撮影しておく
パパの顔を見て泣き出す、そんなショックな出来事も写真や動画に残しましょう。今はショックな出来事でも、数年後には思い出にかわっています。こんなこともあったね、なんて笑って話せる日が来ます。
ついつい笑った顔やかわいい姿を残すことに力を入れてしまいがちです。もちろんそれも大切です。やっぱりかわいい写真がたくさんあるほうが嬉しいですよね。
そこを一つ、見方を変えて、泣いてる顔や、泣き声、鼻水を垂らした顔、散らかったおもちゃだらけの部屋など消したくなるものも残してみましょう。
数年後には笑って見られます、大爆笑です。そして成長を感じること間違いなしですよ。
忙しいパパにも写真を見せれば、赤ちゃんのことを知ってもらえます。
⑤育児書とネットはあくまで目安と割り切る
何か気になることや心配なことがあるとすぐにスマホやパソコンで調べることができます。本当に便利で、無くてはならいないものになっています。スマホがない人生なんて考えられない人も多いのではないでしょうか。
心配なことがあると安心したくて調べてみると、たくさんの情報がでてきます。どれを信じたらいいのか迷ったことがありますよね。
同じことを書いてあるものや、違うことを書いてあるものなど、どちらも間違っていないように思えて、かえって悩んでしまい解決できなくなります。
育児書にもたくさんの情報が載っています。〇カ月にはこんなことが出来るようになります。なんて書いてあって、わが子がその通りに成長していれば安心するけれど、違った場合、ものすごく心配になります。
育児書やネットの情報はあくまで成長や進め方の目安です。みんなが書いてある通りに成長していくわけではありません。
必ずこうである。こうでなくてはならない、と書いてあるのではありません。あくまで目安です。振り回されないように気をつけましょう。
まとめ
子育ての期間はとても長いです。今日一日を過ごすのがやっとな日もあります。やりたかった掃除が全然できないまま一日が終わった日もあります。
明日こそやろうと思いながら、明日もきっと「明日こそやろう」と思っているのだろうと思えてしまいます。
でもそれは仕方がないことです。赤ちゃんがいるとそうなります。
完璧にこなそうとすればするほど追い詰められてしまう。がんばっているママを自分自身で追い詰めないようにしてください。
疲れて眠たいときは休んで、無理せずにしましょう。ちょっと余裕があったり、気が向いた時に絵本を読んだり、スキンシップをして過ごしてください。そうしてリラックスしたらいい写真や動画が撮影できるかもしれません。
パパにも参加してもらって一緒に悩んだり、笑ったりしながら赤ちゃんと過ごしてください。