生後4ヶ月の赤ちゃんに適した遊び時間や遊び方とは?

生後4ヶ月になると首がすわってきたり、手足をばたつかせて感情を表現したり周りの人やモノに興味を持ち出してきます。また授乳間隔や睡眠時間など安定してくるのでそろそろ本格的に生活リズムを整えたいと思っているパパ・ママも多いのではないでしょうか。

ぜひ遊ぶ時間を取り入れてください。赤ちゃんにとって遊びはただの遊びではなく学習です。この刺激が赤ちゃんの脳を活性化させ、驚くほどの成長を促してくれます。さらにほぼ毎日同じ時間に遊ぶことで生活リズムを整える手助けにもなるのです。

しかし遊びかたがわからない…と不安な方ももちろんいらっしゃるかと思います。私も初めの頃はまだまだ小さいわが子にどこまで遊びを実践していいのかとこわごわと接していました。思いもよらないケガや事故など考え出したらきりが無いとおもいます。

しかしそんな難しいことを考えなくて大丈夫です。これって遊び?とこちらが心配になってしまうような普通のことでも楽しんでくれます。なのでパパ・ママも徐々に慣れていきましょう

会話をするだけ、だっこでゆらゆら揺らすだけでももちろん構わないのですが、私の子供が実際に喜んでくれた遊びを中心にご紹介したいと思います。

生後4ヶ月の赤ちゃんと遊びの狙いとは?

 

赤ちゃんにとって「遊び=学習」です。いろいろなことに興味津々な赤ちゃんはどんな内容でも遊びになりますし刺激になります。月齢が小さければ小さいほど遊びは大切な情報源です。

例えば物の見た目・形・重さ・触感・味・匂いなどの刺激を遊びを通して感じ取り、その刺激を情報としてどんどん脳に送ることで活性化させます。体を動かして遊べば全身の筋肉や運動機能が発達しますし、筋肉が発達することで発語が早くなることもわかっていていいことばかりです。

また遊ぶ時間を決めることで、1日の生活リズムが身につきやすくなるのも魅力的ですね。

赤ちゃんにも個性があり、好きな遊び、苦手な遊びがあります。私の息子は初めての場所やおもちゃには慣れるまで時間がかかる子でした。おもちゃを見て泣く様子にとても罪悪感を覚え、もう泣かせたくない一心で奥深くへとしまったこともあります。

しかし、これはただの遊びではありません。1日の生活リズムを覚えてもらうためにも、体や脳の発達のためにも重要なものになります。それに何度も遊べば好きになることもあるかもしれません。興味の有無関係なくいろいろな体験をすることが大事なのです。

生後4ヶ月の赤ちゃんの遊びに適した時間帯と遊び時間は?

生活リズムを崩さないように、遊ぶ時間を決めることが大切になります。昼寝前や夜眠る前などがおすすめです。出来る限り赤ちゃんと触れ合うと心が安心し、ぐっすり眠る事にもつながります。

遊び時間は1つの遊びにつき15分程度が理想です。短いようですが脳の成長スピードは大人に比べて早いのであまり長く遊びすぎると疲れてしまいます。疲れすぎると寝付きが悪くなったり機嫌の悪さにつながるので赤ちゃんの様子をみながら2~3つ取り入れてみてください。

もしも赤ちゃんの興味が薄かったとしても好みではなく発達具合にあっていないだけのときもあります。次に遊ばせるとお気に入りになることもしょっちゅうですので興味が薄かったものでも時々遊ぶようにしてみてください。

寝る部屋と遊ぶ部屋をわけることも赤ちゃんに「遊ぶ時間だよ」と知らせるのに効果的です。マットの上でうつ伏せにしたりベルト付きの椅子に座らせるなどして、いろいろ気分転換を図りながら赤ちゃんのお気に入りのスタイルを探してみてくださいね。

一人遊びはいけないこと?

一人で遊ぶというと少し罪悪感が生まれてしまうかもしれませんが、一人遊びは学習でとても大切です。ただし一人でポツンと遊ばせるのは避けてくださいね。近くで優しく見守っている姿を見せて赤ちゃんが一人遊びに安心して集中できる環境をつくってください。

音のなるおもちゃを手足に付けてあげると、音に反応して自分でどんどん手足を動かして遊び始めます。リラックスして楽しめてるなと感じたらそっと歯固めやラトル、鏡などもおすすめです。

様子を見ながら「楽しいね」「上手ね」と気持ちを代弁するように声をかけるとまた喜んでいっぱい遊んでくれますよ。

4ヶ月の赤ちゃんのおすすめの遊びは?

何をして遊んだらいいのかわからない・・・。まだどのくらい動かしていいのか心配。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「今から遊ぶよ!」なんて気合を入れる必要はありません。寝転んでいる赤ちゃんの目の前でおもちゃをゆらゆらと動かして追いかけるだけでも追視の練習になります。

確かにおもちゃで思わぬ事故やけがをしてしまうこともあります。脳を揺らしすぎる危険だとか腕や足を引き上げさせて脱臼させたらという心配もあると思います。心配すぎてできないというのもわかります。

しかし赤ちゃんはいろんなことに興味津々です。いろんな経験をさせていっぱい刺激を与えてください。それは脳だけでなく親子のコミュニケーションとしても大切な時間になります。

・いないいないばあ

タオルや手、カーテンの裏などいろんな場所で隠れてみてください。「いないいない・・・」と声が聞こえた時の期待した表情がとてもかわいらしいですよ。しかもいないいないばあには赤ちゃんの見る力を育てることもできます。

体が隠れなくても顔をしっかり見え隠れさせれば赤ちゃんは反応してくれます。

・運動を促す遊び

赤ちゃんの両脇をしっかり支え、パパ・ママの太ももの上に赤ちゃんを乗せて優しく上下に動かします。前後に少しずつ揺らすのも大好きです。ゆらゆらゆれるだけでも平衡感覚を鍛えることができます。

あとは仰向けに寝かせた赤ちゃんの腕を持ち、ゆっくりと上体を引き上げたり、ゆっくりと寝かせたりを繰り返して遊ぶのもおすすめです。

向かい合わせの時には赤ちゃんに無理がかかっていないか確認しましょう。同じ方向を見ている時は表情が見えないので、向かい合わせの時よりもゆっくり揺らしてください。腕をひっぱりすぎると脱臼したり、上下運動が激しくなると脳の椎間板などに危険がでるので、注意しながら遊ぶことが大切です。

・鏡

鏡にうつる自分を見て「自分」を認識するようになり、自分と自分以外の人を区別することにつながります。四ヶ月の赤ちゃんが自分を認識するのはまだ難しいですが、泣いている時に鏡の前であやすと不思議と機嫌がよくなる赤ちゃんも多いです。

ただできれば普段使っている割れる危険性のある鏡ではなく赤ちゃん用の割れない素材が使われた鏡を選んでくださいね。

・置き型メリーやベビージム

ベビージムは赤ちゃんが触れると興味を示しそうな音がしたり、マスコットがぶら下がっています。ひっぱる力が強すぎると赤ちゃんに倒れてくる心配がありますし、手の届く範囲に小さなものが落ちていると誤飲の原因になります。赤ちゃんだけにならないよう配慮が必要です。

・布絵本

布絵本は紙でできた通常の絵本とは違い、触れて楽しむ絵本です。いろいろな素材で作られていたり音がなるものがあるので夢中になる赤ちゃんも多いです。多少乱暴にしても平気ですし、布でできているので洗うことができるのも衛生面で安心ですね。

・レジ袋やビニール袋

レジ袋などのカシャカシャという音が好きな赤ちゃんは多いです。袋を広げたり丸めたりして、音を聞かせてあげてください。窒息の危険性などあるので十分に注意が必要になります。遊んだあとはあかちゃんの手の届かないところへ確実に片づけてくださいね。

・感触遊び

積み木のようなかたい感触や毛糸のふわふわした感触など頬にピタリと付けてみてください。

・散歩

外の刺激は赤ちゃんの五感を刺激し、適度な疲れは夜にぐっすり眠る効果が期待できます。午前中のお昼寝の前や夕方のお風呂の前など、一日のながれに組み込むと赤ちゃんの生活リズムが身に付きやすくなります。

どうしても手が離せないときは?

どうしても遊び時間が確保できない時もあると思います。そんな時は泣いていても自分の用事を行ってください。「聞こえてるよ」「待っててね」となどと声をかけていれば大丈夫です。

泣き声に応えることで赤ちゃんは自分の声が届いている、もう少し待てばちゃんと自分の元にきてくれるんだとだんだんと理解し安心するそうです。早く泣き止ませたいとすぐに駆けつけたくなるでしょうが赤ちゃんが泣くことにより欲求が通ると気づき依存するようになってしまいます。後になって自立心を育てようとしてもとても困難なことです。

しかしあまり待たせすぎてはいけません。5分おきくらいに声かけをして15分に1回は抱き上げたり、軽く遊んであげてください。その時は「待っててくれてありがとうね」と繰り返し伝えることも信頼関係に繋がります。

こういったときに対処出来るようにいろいろ遊びを試してお気に入りを探っておくのはとてもおすすめです。

おわりに

遊びは赤ちゃんにとってとても大切なものです。喜びは脳への成長へとつながるし親子のコミュニケーションの面からみてもいいこと尽くしです。

私の息子はなかなか育児書通りには生活リズムが整いませんでした。一日のタイムスケジュールを作成し、遊び時間を多く取り入れることで睡眠時間が安定しました。

ただ一緒にいるだけよりも遊ぶことで心が安心しリラックスする時間が増えた結果だと思っています。

みなさんも遊びを通していろんな親子の形をつくっていってくださいね。