後伸びする子の特徴とは? 今からでも間に合う?

子どもが小学生になり親が悩む事の中で多いのは『テスト成績!』ではないでしょうか。成績が悪いと今後が不安になりますよね。でも成績が悪くても後伸びするタイプの子がいると聞くその特徴がどんな子に多いのか気になるのが親ごころだと思います。

後伸びする子の特徴として、『幼少期にどれだけ何かに熱中していたか』という体験と『男の子に多い』ということがあげられています。

例えば、お子さんが幼少期頃、遊びへの熱中度合い『どうだったかな~』と振り返ってみて、自信をもって遊びに熱中してたと確信がもてますか?私の子は遊びは好きだったけど、『熱中 』と言われると判断がつかないのが正直なところです。

でも、確かに言えるのは多くの子ども達は遊ぶのが大好きと言うこと。では『熱中とはどこまでのことなのか 』や『後伸びをする子の特徴・今からでも間に合う親の関わり方 』などについてご紹介していきます。

後伸びする子の特徴【熱中とはどこまでの熱中?】

中学受験のプロの小川大介さんは後伸びする子の特徴として幼い頃の熱中体験にキーポイントがあると言っています。どのくらいの熱中度合いなら後伸びするチャンスを期待出来るのか気になりますよね。

熱中するというキーワードの中に子どもの特徴として以下にあげることがあるかが重要になるようです。

  • 好奇心(なぜ?どうして?が多く、知りたいと思う気持ちが強い)
  • 心のエネルギー(何かをやりたいと思ったときに直ぐ動け限界まで集中できる)

具体的には遊びに夢中になりすぎて、親が遊んでるんだろうな~て子どもの様子を見たらその場で寝ている位のことを言うようです。みなさんのお子様などうでしたか?ウチの子の場合、1回あったかなかったくらいです…。

ですが、公園や海水浴などの外遊びで身体をめいいっぱい使い遊んだ後に爆睡してることってありますよね。この体験はどのご家庭のお子様にもあったのではないでしょうか。私はそれも熱中していた事実だと思います。

熱中するものは遊びでも勉強でもなんでも良く、夢中になって遊び、好奇心にあふれていたのならいいんじゃないかと私は思います。寝てしまうかしまわないかはその子の体力もありますので、寝るほど熱中してなくてもとことん遊んでいたのなら熱中と言えると思います。

私は幼少期でも学童期でも思春期でも重要なのは私達親が子どもとどう関わっているかにあると思います。今からでも出来る、後伸びする子へと育つ親の関わりについて考えていきましょう。

後伸びする子へと育つための親の関わり方とは?

子どもが勉強が嫌い、集中力がない、宿題や家庭学習をしない、あげくテストの点数が悪い…などあると、『勉強しないからの頭が悪いんだ』とか『バカだね~』なんて言って怒ったりしてませんか?正直に言いますと私自身言ってしまったことがあります。

多くの教育論や子育てに関する本やテレビ番組などでも、頭ごなしに怒ってしまうことは子どもの成長に良くなく、自分は出来ない子と否定的・悲観的になってしまう傾向があると言われています。

『勉強しなさい』などと無理にやり勉強させても、子どもがやる気になっていないとただやらされているだけで、伸びる子には育たないと言われています。

 

こうなってしまうと、後伸びは期待できなくなってしまいます。親から否定され自分の可能性を信じれなく、困難にぶち当たった時に諦めてしまうタイプの子になると思います。

私自身を振り返ると、頭ごなしに怒ったり、『〇〇しなさい』が多い方でした。ですが学童期なってからでも、後伸びする子になるチャンスがあると思います。私達親が気が付いたときに軌道修正することが大事なのではないでしょうか。

ではポイントとなる関わり方を以下にご紹介します。

◎後伸びする子になるポイント①

私はまず褒めることから始めるのがいいと思います。褒めてあげることは親に頑張ったことを認められている・愛されていると感じ、自己肯定ができるようになると言われています。

 

私達親が子どもを褒める積み重ねで、子どもの自己肯定感を育てることにつながり、自分に自信がもてるようになります。それが『ぼく、私は勉強が出来る子なんだ』の自信につながったら儲けもんです。

1日の中でどれだけ褒めるコトバをいってますか?出来てないことを先に言ってないでようか?例えば、学校から帰ってきて直ぐに 『手を洗いなさい、宿題しなさい』など。

つい口癖で気にもならないですが、自分が仕事で疲れて帰ってきてまず先に子どもに 『ごはん作って 』って言われたら『分ってるよ』ってなりますよね。少しイラッとします。子どもきっとそうでしょう。

なので、『お帰り、疲れたしょ~頑張ったね~!』などちょっと一言褒めコトバを入れるだけで気持ちが全然違います。褒められると嬉しい気持ちになり頑張ろうとしてくれます。

褒めてあげるポイントはありのままを褒めてあげることです。例を下記にあげますね。

  • テストの点数を褒めるのではなく、テストを頑張ったことをまず褒める
  • 朝起きれなかったことを怒らず、起きれたことを褒める
  • ゲームを時間通りにやめれたら褒める
  • 学校行けたことを褒める
  • 無事に帰ってきてくれたことを褒める
  • お手伝いをしてくれた時に『ありがとう』だけでなく『ママ助かったよ』と付け加える

テストの場合、点数が100点じゃないことは子どもがよく分かってます。点数だけ褒め、出来てない部分を先に言うと100点取れなかったテストを勝手に捨てたり、見せないようになります。ウチの子はその傾向にあります。

実績を褒めるよりも出来たことを褒めてあげるとが後伸びする子への第一歩!!だと思います。なので、学習面ばかりではなく、まずは今日から出来る、日常生活の会話から褒めることを意識していきましょう。小さいことでもいいのです。

◎後伸びする子になるポイント②

次に、好奇心を育てる関わりです。中でも知的に関する部分。知的とは知識・知性(物事を知り、考えたり判断したりする能力)のことで、ここを育てる親の関わりが大事と言われています。なので子どもが何かを知りたいと思った時がチャンスです。

例えば、勉強ではなくゲームや遊びの事でも。子どもが知りたいと思う気持ちを尊重して、知識を得るためにどうやって調べることが必要かを子ども自身で考えていけるように、私達親がアドバイスを工夫することで後伸する子へ変わっていけると思います。

ウチの子の知りたいと思うことの例をあげます。残念ながら勉強関連は少ないですが…。

  • ゲームの操作方法が分からなくて調べて欲しい
  • YouTuber(ユーチューバー)ってどうやってなるの?
  • 小学生の卒業論文ってどうやって書くの?

最近言われたことを主に例にしてますが、私は知りたいと質問してきた時に答えを言うのではなく、どうしたら答えを導き出せるのかを問いかけるようにしてます。そうすると、最初は一緒に調べていましたが、だんだん自分で調べるようになってきました。

調べ方が分かることで、探求する力がついてきていると感じてます。また子ども自身で調べる事で知識が増え、考える事で判断する力ができてきているなって思います。

子どもは遊びの方が夢中で真剣です。なので、知的好奇心を遊びから身に着けてもいいと私は思います。大切なのは調べる方法を知り自分で答えを導き出せるように関わることです。

◎後伸びする子になるポイント③

褒める、知的好奇心を尊重する、そして最後は子ども自身が自分の判断や意思をもって行動する主体性への関わりです。ここが後伸びする子のターニングポイントだと思います。自分自身が必要と思わなければ親がいくら言っても花は咲きません。なので待ってあげましょう。

後伸びすることを願い関わり方を変えても直ぐに答えてくれるとは限りません。後伸びするタイミングがいつなのかは子ども次第。

なので私達親は、後伸びする子になるポイント①②で自己肯定冠・知的好奇心と言う名のお水や肥料をたくさんあげて、子ども自身で花開くよう主体性を期待しましょう。

ですが親として、いつまで待てばいいのか気になりますよね。

後伸びする子の時期の特徴として、小学校高学年から中学生時期に多いようです。

後伸びする子の特徴として冒頭で男の子に多いとデーター上はなってますが、私は性別は気にしなくていいと思います。子どもの可能性は無限大だと思いますので、可能性を信じて欲しいなって思います。

おわりに

後伸びする子の特徴は幼少期にポイントがあるとされていますが、学童期でも私達親の関わり次第で後伸びする子をこれから、いや、今から育てていけると思います。

後伸びする子に育つ特徴は小さなことから褒める、どんな好奇心でも知的好奇心だと思い子どもの気持ちを尊重する、主体性を期待してまってあげること。3つのポイントは大人になってからも、子どもが自身を支える力となると思います。

やってはいけないことは『なにやってもダメだね~、何回言っても分からい子だね!』など否定的なコトバや頭ごなしに怒ってしまうこと。後伸びを期待したいのであれば後伸びできるように私達親がまず変わってあげることです。

そしていつ来るか分からない後伸びのスイッチを見逃さないで見守り続けて下さい。遅咲きでも、親が思い描いたものでなくても温かい気持ちで励まし、声をかけ続けてくださいね。