可愛い赤ちゃんとの幸せな生活がはじまったはずなのに現実は目まぐるしい毎日。ママのストレスはあっという間に溜まってしまいますね。
どうしたら余裕のある子育てができるのでしょう?今回はママの不安の原因や解決策を考えてみましょう。
我慢を重ねストレスを溜め込みすぎれば、ある日突然ドカンと爆発してしまいます。その被害を受けるのはママのそばにいる弱くて無防備な赤ちゃんです。
赤ちゃんが幸せに育つためにも、ママはいつも笑顔で接していたいですよね。ママの内心を探り、子育てのパワーアップを目指しましょう。
叩かれて育った赤ちゃんはどのような影響が現れるの?
生後6ヶ月頃から赤ちゃんはママの感情を理解出来ると言われています。怒鳴られたり、叩かれたりした赤ちゃんはほんとうに恐ろしい思いをしています。
このように不安感にさらされて成長した赤ちゃんはどのような子供になるのでしょう。
日々、緊張感と不安感で落ち着きがなく、集中力も続かず人の話を聞けません。他人を信頼できず人間関係でも苦労します。
また自己肯定感も育たず自信のないネガティブ思考な子供になってしまいます。
赤ちゃんを怒鳴ったり叩いたりせず、愛情を与える事ができれば、お子さまは良い人生が送れるのです。
しかし、叩く事が続けば虐待へエスカレートする危険性もあり、お子さまの人生に悪影響を及ぼし苦しめる事になります。
後戻り出来なくなる前に断ち切ってしまいましょう。
赤ちゃんを叩いてしまう3つの影響とは?
赤ちゃんを叩きたくない、イライラしたくないのに…どうしたら子育てを楽しめるのでしょう?
まずはママの不安を明らかにしましょう。
原因がつかめなければいつまでたっても子育てを楽しめませんし、赤ちゃんにも悪影響です。
これから3つの原因と解決法をご紹介します。ご自身の心と比べてみましょう。
お悩み①産後うつ、ママなら誰しもなる可能性が?
産後、ママが不安や悲しみでいたたまれなくなり気持ちがダウンしてしまうのが産後うつの病状です。
通常は産後1~3週間後に症状が現れますが、数ヵ月後や1年後に発症する事もあります。
産後に気持ちが落ち込んでしまう事は誰しも起こりうる当然の事なのです。
今振り返ると私も産後うつだったかなと感じます。ちょっとした事に怒りっぽくなりイライラしていました。
また、子育てに追われ自分の時間なんて永遠にないのかも…という極端な思考がうず巻いていました。
こんな精神状態でしたが産後うつの自覚がなかったのでお医者さんにはかからず現在に至ります。
現在は自分の時間もありこのように記事を書いているわけですが、きちんと治療するべきだったのかもしれません。
原因は産後うつによるもの。産後の体力低下やこれまでの生活習慣が一変。ママは極度のストレスにさらされます。
なるべく、おっくうでも毎日赤ちゃんと外に出て散歩する。児童館の赤ちゃん広場に顔を出す。スーパーに行く。など社会とのつながりを維持しましょう。次第に現状に慣れ、気持ちも追いついてくるでしょう。
産後うつは個人で治すのが難しいと言われます。なるべく早めにお医者さんに相談し、早期回復を目指しましょう。
お悩み②ママの幼少期のトラウマが影響?
赤ちゃん部屋のおばけという言葉をご存知でしょうか。
シカゴ大学の児童精神科医のセルマ・フライバーグ先生の言葉です。
赤ちゃんと二人きりになったり、赤ちゃんの泣き声でママが不安感、恐怖感に押しつぶされそうになることはありませんか?
このいたたまれない気持ちをおばけに例えて赤ちゃん部屋のおばけと呼ばれるそうです。
ママが乳幼児期に虐待を受けていたり、親から愛情をもらえなかったなど、辛い、寂しい、苦しい気持ちが現在も癒やされていないことが原因でママの乳幼児期のトラウマがフラッシュバックすると考えられます。
ですから赤ちゃんに対してイライラしているわけではないのです。
おばけ(ママの傷ついた気持ち)の存在を受け止め、ママ自身が寂しい思いをしていた子供だった自分に愛情を与えてあげましょう。それにはありのままの自分を受け入れて自分を好きになる事が大切です。
お悩み③ママの睡眠不足とストレス
授乳期のママはまとまった睡眠時間が取れません。今こそ1日のスケジュールを見直し、削れるところがないかチェックしてみましょう。
家事をしているとあれもこれもと、なかなか終わりがないですが、育児が始まったら家での仕事量を減らす工夫が必要です。
買い物はネットスーパーやコープ。
掃除は毎日していたとしたら3日置きにしてしまいましょう。
真面目でキレイ好きなママほど難しいかもしれませんが、産後の体力回復のためにも無理は良くありません。
原因は心身ともに蓄積されたストレスです。睡眠時間を補えば頭もスッキリして、赤ちゃんと楽しく過ごせます。
1日のタイムスケジュールを見直しママの短時間労働を目指しましょう。スキマ時間ができれば赤ちゃんとお昼寝もできますね。
赤ちゃんに悪影響を及ぼさないために叩かない方法とは?
家にいる時は周囲の視線もなく自分に油断しやすい危険な状況です。
ですので、あらかじめイライラしたときのために対処法を考えておきます。
例えば
①雑誌、漫画を読む
②好きな音楽やリラクゼーション効果のある音楽を聴く
③アロマオイルなど好きな香りを嗅ぐ
④鏡をみる
⑤ストレッチする
など日頃やりたい事ををいくつか順に書き出します。ジグソーパズルやソーイングなど単体にしても良いです。
周囲を意識できるような工夫もあります。
・窓をあける
周囲の視線を意識する事で理性を働かす
・パパや実母に電話する
他の大人と接する事で赤ちゃんにイライラが向かないようにできる
どうしても手をあげてしまいそうになったら一旦赤ちゃんから離れましょう。泣き声から遠ざかるだけでも少し違います。
次に自分で決めたルーティンを順にこなしていきます。はじめは無意味に感じるかもしれませんがやっていくうちに、段々と気持ちが鎮まり正気に戻れるでしょう。
大人も子供もすぐには気持ちを切り替えられないのです。
私も我が子に対してまだまだイライラするときがあります。
そんなときは、片付けをはじめます。気になる箇所をちょこっと掃除したり配置替えをするうちに意識が片付けに移行するのです。
ここで堪えれば今日が気持ちよく終われる!と思えるようになったら成功です。
我慢は辛いのですが我慢できたときは本当に嬉しいものです。子育てに自信もつき、親子の関係も深まります。
イライラして怒りが暴走する前に、感情を切り替えるためのルーティンを行います。
とはいえ、はじめからスムーズにはいかないと思います。私もそうでした。色々試して自分には片付けが正解のようでした。
失敗しても自暴自棄にならずに再度挑戦していきましょう。
赤ちゃんへの悪影響を遠ざける!叩かない+さらに良い方法とは?
赤ちゃんを叩く事を止めると同時に愛情を注いで幸せパワーを送りましょう。
赤ちゃんを幸せと安心感で満たしてあげられる簡単な方法があります。それはスキンシップです。
抱っこやおんぶしてあやしたり、授乳もそうですね。ママがいつもしている事なのです。
人はスキンシップをとると脳内に幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌されます。
オキシトシンの分泌により得られる効果
・愛情、安心感を与える
・ストレス軽減
・記憶力アップ
・自己肯定感を高める
・親子関係を深める
抱っこって素晴らしいですね。赤ちゃんがハッピーになる事間違いなし。同時にママ自身も同様の効果が得られ、赤ちゃんに愛情を持てるようになるのです。
毎日できるだけ抱っこしてスキンシップをとりましょう。体重もまだ軽い時期、ママにも負担が少ないですよね!
赤ちゃんを叩いてしまう悩み…誰に相談する?人間関係へ影響するのが心配?
ママの不安や苦しみをひとりで抱え込んではいませんか?
相談したいけれど、深刻すぎて引かれるたらと思うと言いだしにくいものです。
ですので私はパパや実母に辛い事やイライラした事を話したりメールで送信します。
人は辛いことや苦しい事を他人に話すだけで頭が整理されます。1人で溜め込むのを止めましょう。
周囲に相談できなければ、地域の子育て課や児童相談所の方に話を聞いてもらうのもひとつの方法です。
個人情報は明かさずに子育ての悩み相談ができるサイトもご紹介しておきます。
まとめ
・赤ちゃんを叩いてしまう原因3つとは
①産後うつ
②ママの幼少期のトラウマ
③睡眠不足や疲労からくる心の不安定
どれも赤ちゃんのせいではありません。
・叩かれて成長した赤ちゃんは愛情不足で自己肯定感が育たない。
・叩く事を止めるために、気持ちを切り替える習慣を考え身につけよう。
・スキンシップをとれば赤ちゃんとママの親子関係が深まります。
・不安解消のためにも信頼できる人に話を聞いてもらう。
今すぐ突然、不安を取り除くのは難しいと思います。叩いてしまいそうなときは赤ちゃんの将来を想像したり、叩くことの悪影響を読み返してみて下さい。衝動をとどめる事ができるのではないでしょうか。
悔いのない子育てをして、赤ちゃんを幸せにしてあげたいですね。