勉強ができる子に育って欲しい。これは親ならみな思うことではないでしょうか?「いやいやうちは早期教育させたし、塾にも通わせているし大丈夫。」と思ってらっしゃるかもしれませんが、それだけでは決して勉強出来る子にはなりません。
親が幼少期から小学校低学年の頃までの子供にどう接してきたのかで将来勉強出来る子になるのかならないのかが決まります。学校や塾ではありません。他人任せではなく、幼少期の親が作る環境こそがとても大事なのです。
自分のお子さんには勉強して将来は高収入で安定した暮らしをして欲しいですよね?
そこで勉強ができない子の親の特徴をまとめてみました。
【勉強できない子の親の特徴】
1.勉強において何も管理せず学校と塾にお任せの放任主義
全て子供任せで宿題をしたのか確認もしない。テストの結果すら聞くことをしない。親に怒られないし、と宿題全くやっていないで平気な子になっているかもしれません。放任せずにサポートする必要があります。
2.睡眠時間、就寝時間を気にしない
学校でしっかり授業を聞くには十分な睡眠が欠かせません。子供部屋に入ったから寝ただろう、いやいや遅くまでマンガやスマホにゲームなどしているかもしれません。
3.基本的生活習慣を身に着けさせていない
早寝早起きして朝食を食べ、排泄して身だしなみを整えて出ていく、この習慣を早期につけさせてあげるべきです。朝は遅刻、朝食なしで空腹のため授業に集中できない。又は学校で大便するのが恥ずかしく一日辛い思いをして過ごす…勉強どころではありません。
4.家事や自分の事で忙しく子供と会話する時間を取っていない
親子の会話はなにより大切です。学校はどうだったのかとかどんな授業なのかとか毎日聞いていると子供も自分の意見感想を述べるのが自然と身につきます。
5.新聞を取っていない
新聞はかさばるしニュースはスマホやテレビでチェックできるし。しかし、スマホでは興味あるものしか読まないので知識の偏りが生じます。
新聞は活字になれさせ、読む力を育てるのにもってこいです。語彙も増えます。
6.親がスマホにテレビばかりで机に向かっていない
「勉強しなさい。」と言っている親がスマホやテレビばかり見ている。これでは子供は「ずるい…。」と感じてしまい勉強する気になれません。出来れば読書かなにか机に向かって勉強する姿勢をみせると自然と見習う傾向にあるようです。
小学校低学年のうちに親がしてあげるべきこと
・何事にも興味を持たせ、疑問を持ったら調べる習慣をつける
子供に「ねえこれはどうして?」と質問されたとき、知っていても教えないことです。
「どうしてだろうね?」と逆に質問返しです。さらに「辞書を引いてお母さんにも教えて?」と言うのはどうでしょう。
調べて得意げに報告しに来てくれたらしめたものです。「調べる」という行為が楽しくなります。疑問を持ったらすぐ調べて解決するという習慣をつけさせれば、どんどん興味は広がり勉強が楽しくなります。
・集中力をつけさせる
集中力がないと授業をしっかり聞くことが出来ず分からないところだらけになってしまいます。
集中力が続かない場合は短時間からでいいので勉強を始める事です。5分間計算ドリルなんてものもあります。初めは親がタイムを計ると遊び感覚で出来るかもしれません。
・日常生活のなかで勉強に興味を持たせる
一緒に楽しみながら以下のような勉強に繋がる体験をするのもおすすめです。
国語…週末は図書館や本屋に連れて行くなどして読書を好きにさせる
算数…スーパーで会計はいくらになるのか予想させる
家路につくのに徒歩とバスに乗るのとでは異なる時速の違いを考えさせる
理科…日中の天気や月の見え方の違いについておしゃべりする
休日は博物館やプラネタリウムなど文化施設に通う
社会…歴史マンガを読ませる、スーパーで野菜の産地についておしゃべりする
工場見学に出掛ける
まとめ
いかがでしたでしょうか?小学校に行くようになったら自然と勉強するようになるだろう、と子供任せにしていては勉強できない子になってしまいます。
また、現代の親はスマホを生活から切り離せない人が多いと思います。つい夢中になって子供が話しかけてきても「ちょっと待って~。」ではいけません。
勉強出来る子にしたければ子供と関わる時間がなにより大切です。子供をよく観察して勉強しやすい環境をつくり、毎日コミュニケーションを取りながら褒めたり、苦手なものは一緒に考えてあげたりサポートしてあげることが勉強出来る子になる秘訣です。
勉強好きな子に仕向けられるのは親だけです。【勉強できない子の親の特徴】に当てはまる項目があったら徐々に改善していきましょう。