赤ちゃんの寝顔を見ていると幸せな気持ちになりますよね。起きてるときにどんなに振り回されて疲れ切っていてもその寝顔をみるだけで明日も頑張ろうかなぁと思えるかと思います。
しかし、赤ちゃんといえども誰でもよく眠るわけではありません。睡眠時間が長い赤ちゃんもいれば短い赤ちゃんもいたりと睡眠にもタイプがあります。
しかし大人とは違い、睡眠は赤ちゃんにとって体力回復だけでなく得た情報を知識へと変える大事な時間でもあります。最適な睡眠時間より実際の睡眠時間が最適な睡眠時間が短くなるといろいろな問題が生じてしまうのです。
更に眠れない要因があって睡眠時間が短くなってしまう赤ちゃんは注意が必要になります。自然と入眠出来ない日々が続くと常に寝不足状態になってしまい情報の整理が充分にできないだけでなく心や体にも悪影響を与えてしまうのです。
赤ちゃんは寝不足だからといって自分で調節する術を持ちません。その代わりにいろいろな行動、動作でサインを発しています。それを私たちが汲み取って快適な睡眠へと促さなければずっと寝不足は解消されないままです。
短い睡眠時間の赤ちゃんを持つ親は心配でしょうが、それは赤ちゃんの睡眠のタイプを知ることで対応できます。赤ちゃんのタイプで寝かし付けの方法を変えるといいようです。生まれたばかりの赤ちゃんについては寝かしつけもしつけの一つですので寝かしつけを習慣化することをお勧めします。
少しでも早く親子共に気持ちよく眠ってもらうためにも、眠れない理由や入眠儀式についてお話したいと思います。
赤ちゃんの睡眠時間は大体どのくらい?
赤ちゃんは眠っている間にその日受けた刺激等の情報を知識へと整理する大事な役目を持っています。大人のように体を休めるだけではないのです。眠ることで自分で得た知識として引き出すことが可能になるので赤ちゃんの頃の睡眠はとても大切なものだと言えます。
さらに寝始めの3時間は成長ホルモンが活発に活動しているそうです。
新生児の親はまだまだ睡眠時間が安定しないためどのくらい眠ってくれるかはとても重要なことになります。小さな赤ちゃんとの生活は幸せを実感するだけではなく緊張の連続です。特に初めての子育てをするお母さんは赤ちゃんの寝ている時いかに疲れがとれるかで赤ちゃんとの接し方も変わってくるのではないでしょうか。
睡眠時間は15時間眠れる赤ちゃんもいれば生まれてすぐぐらいから10時間いかないくらいしか眠らない赤ちゃんなどさまざまです。個人差があるから大丈夫と言われても睡眠時間の短い赤ちゃんの親は心配になるのではないでしょうか?
成長ホルモンに頑張ってほしいので3時間は寝てほしいところですが赤ちゃんはまとまって眠るようになるまで少々時間がかかります。どれだけ短い睡眠時間であってもその日の体調・食欲・機嫌など悪くない限り心配いりません。それが赤ちゃんのリズムだということです。
赤ちゃんの睡眠時間が短い原因は?
元々短くても平気な赤ちゃんもいますが、寝たいのに眠ることのないできない赤ちゃんもいます。眠れないのがほんの数日なら構いませんが続く辛さは自分に置き換えて考えてみるとわかりやすいかもしれません。そういった赤ちゃんは日中機嫌が悪かったり扱いにくくなります。
原因はさまざまですが歯が生えるなど体の変化や病気のほか、睡眠に対する恐怖、不安、または寝かしつけ時の親の接し方などの影響を受けている赤ちゃんもいます。あとは人の気配が気になって眠れない赤ちゃんや逆に一人では眠れない赤ちゃんもいるでしょう。
生まれたときから赤ちゃんにだって個性があります。悩んでいる方はまずは観察してみてはいかがでしょうか。赤ちゃんにあった睡眠時間の過不足は日中の様子として見つけることができるのです。
睡眠時間が短いと訴えている赤ちゃんの行動とは?
いろいろな理由で眠れない赤ちゃんは何かしら寝不足のサインが出されています。それに気づけると親も赤ちゃんも寝かしつける時間を早めたりと対応することができます。
睡眠が十分に取れていない赤ちゃんはイライラしたり、興奮しやすくなっています。他にも目を見開いていたり目をこすってばかりいる様子が見られます。
このようなサインが出されたらあらあら眠いのね、と寝かしてあげてください。私の息子は眠いとき「おなかすいた~」と泣く子でした。食事を早めても食べることなく眠っていたのでおそらく合図なんだと思います。
わかりにくいサインの時もあるのでよく様子を見てあげてください。
睡眠時間が短いときの悪影響とは?
赤ちゃんの睡眠は2つの大事な役割があります
1つ目は起きている間絶えず活動し続けた脳の疲れを寝ている間に回復させることで、2つ目は眠り始めてから3時間ほど活発に出されている成長ホルモンです。
もしも起きている時間(活動時間)が寝ている時間(疲れを回復する時間)を上回ってしまえばどんどん疲れがたまり、本来できていたことも出来なくなってしまいます。
更にすぐに起きてしまうと成長ホルモンが十分働いているのか気になるところです。もちろん睡眠不足だけが原因とはいいませんが、精神面や体の発達の遅れなども少しは睡眠と関係して以下のような症状が出るかもしれません。
・記憶力の低下
・情緒不安定になりやすい
・免疫力が低下し病気になりやすい
・キレやすくなる
・指差しや喃語があまり出ない
・多動などの症状が出る
・4~5歳で書けるはずの三角形が書けない
・肥満になりやすい
これは睡眠時間が短い赤ちゃんが将来現れるかもしれないと考えられていることです。何一つ当てはまらない赤ちゃんもいるかもしれません。でもそれは結果論です。赤ちゃんのころにこの結果を知る術はありません。将来自分が後悔しないためにも今できる寝かしつけを頑張る必要があるのです。
赤ちゃんの個人差とは?
私の息子達ですが長男は要因が重なって睡眠時間が短い子でした。何をするにも怖い、眠い、ママ~で常に親子でぐったり状態。、
対して次男は眠る子でした。一日の体内時計が出来上がった状態で生まれたような赤ちゃんでしたので楽でした。次男の時に睡眠時間を気にしたことはありません。
兄弟でもここまで違うのですから誰でも必ず眠ってくれる方法は恐らくありません。かといって寝かしつけの方法が何一つ当てはまらない赤ちゃんもいないと思います。よく知ることがとても大切なのです。
眠りのタイプを見つけるうえで両親の睡眠のタイプを参考にするのもおすすめです。赤ちゃんは親の遺伝子を受け継いでいるので性格と同じように眠りのタイプも受け継いでいることがあります。私の息子たちの場合は長男が私と、次男は夫と同じ眠りのタイプでした。
入眠儀式って?
入眠儀式とは「お風呂に入る→ごはんを食べる→歯磨きをする→絵本を読む→眠る」といううように毎日同じ流れに沿って、赤ちゃんに体で覚えてもらうことです。
入眠儀式を続けていくと次第に「あ、もう寝る時間が近づいているんだな」と赤ちゃんが理解し始め自然と眠れるようになります。
これを繰り返すことで自然と体内時計も整えられます。
入眠儀式のポイントは赤ちゃんにとって少しつまらないことをすることです。赤ちゃんの大好きなものを選んでしまうと目が冴えてしまい逆効果です。入眠儀式といってもいろいろな種類がありますよ。
・読み聞かせ
・子守唄
・優しくマッサージ
・おやすみツアー→家の家具や植物、おもちゃなどあらゆるものにお休みなさいをいっていきます。楽しくなって走り回ったりしないように大きくなってからもだっこ移動がおすすめです。
・一日まとめ→赤ちゃんのその日の出来事を物語の主人公のように話します。感情はあまり込めないでください。
・あくびごっこ→あくびを見せるだけです。寝たふりも効果ありますよ!
・お気に入りのぬいぐるみ、人形、タオルなどの準備
・背中を優しくさする
・添い寝する
寝かしつけで気を付けることは?
入眠儀式を繰り返すことで眠るようになるとお伝えしましたが、部屋の環境作りなど気をつけていただくと更に成功率があがります。難しいことはなく、ちょっと気をつけるだけで出来るものばかりです。よかったら取り入れていただけたらと思います
・毎日続けられそうなものを選ぶ
入眠儀式は親の努力を要します。長期間に及んでも続けられそうなものから試してください。
・あまり時間をかけない
10ヶ月くらいの赤ちゃんなら数分程でおさめてください。
・テレビや電気を点けたままにしない
眠る直前までテレビや電気がついていると興奮して目が冴えてしまいます。静かで安心できる空間を作ってあげてください。
・おもちゃを片づける
静かにする時間だと知らせます。
・哺乳瓶を持たせたまま寝かさない
夜通しミルクを与えていると虫歯の可能性が出てきます。また寝ながら口にしていると誤飲や、横向きでねている場合耳に液体が入る恐れがあり非常に危険です。
哺乳瓶が口にある状態が習慣化すると夜に目を覚ました時に哺乳瓶がなかったり空だったときに夜泣きなどの原因になります。
・20~21時には寝かせて朝6~7時には起こす
午前中は外でしっかり遊んで昼食後すぐにお昼寝をするのが理想です。15時までに起こさないと夜寝る時間に影響が出ます。
最後に
寝かしつけは生まれた直後から始まる最初の育児であり1番長い取り組みになルのが寝かしつけです。
親子の触れ合いの時間としてぜひ寝かしつけを楽しんでくださいね。