自分の顔や体をパチン、パチンと叩く赤ちゃん。自分のこぶしで頭をゴツン、ゴツンと叩く赤ちゃん。
赤ちゃんのこのような行動を頻繁に見かけると心配になってしまう親も多いのではないでしょうか?
初めての子だととにかく心配になり、内臓や骨に悪影響がでないかしら?とか、脳出血をおこすんじゃないか?とか考えてしまったり、はたまた発達障害を疑ったりするママもいるようです。
親からしたら自傷行為に見えて「うちの子おかしいんじゃないかしら?」と不安になるママも多いかもしれませんが、実はこのような赤ちゃんはけっこう居るようです。
ほとんどの赤ちゃんがする行動といってもいいかもしれません。
では赤ちゃんが自分の顔や体を叩く行為にどういった理由があるのでしょうか。
体や頭を叩く行動に理由はあるの?
赤ちゃんは3ヵ月頃になると、自分の手を見つめるようになり、やがて舐めるようになります。ハンドリガードという行為です。
舐めたり動かしたりしてその不思議な感覚を楽しみながら学んでいます。
それから次第に腕と手を自由に動かせるようになってきます。でもまだ自分の手と認識しているわけではなく、確認しているような段階です。
そのような発達段階の時に、パチン、パチンと音が出る行動を発見します。叩くという行動です。
赤ちゃんにとっては叩いた時の自分の耳に入ってくる音が初めての感覚で面白く、また手に伝わる感触やしびれもとても不思議で確認するように何度も繰り返しやってしまいます。
赤ちゃんが自分の体の一部を叩く行動は顔や体、頭を認識し始めたということです。
一見自傷行為に見えますが、赤ちゃんにとっては遊びであり学んでいるのです。
そのため無理にとめなくても良いでしょう。
赤ちゃんの自分を叩く行為はいろんなパターンがあるようで、うちの子の場合は壁に両手をついて頭をゴンゴン打っていました。初めて見た時はびっくりして止めようとしましたが、笑顔でやり続けていたのを覚えています。今思えば、ゴツン!という頭に響く音を楽しんでいたのでしょう。
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本当は叩きたいわけではない場合もある!?
赤ちゃんはまだ力の加減が出来ません。本当は顔や頭がかゆくてかきたいだけなのかもしれません。しかし自分の手を上手にコントロールできずポカポカたたいてしまうという場合もあるようです。
親は初めての子の場合、お風呂でもとにかく優しく撫でるように洗っていて石鹸の洗い残しがあり、頭がかゆいという場合もあります。
または夏場で汗をかいてかゆい場合もありますね。
このかゆいから叩いている場合はお風呂でゴシゴシとよく洗うと叩かなくなるようです。
私は赤ちゃんをなかなかゴシゴシ洗えないタイプでしたが、赤ちゃんって思っているより頑丈なので結果的にゴシゴシ洗って大丈夫でした。
また、眠たい時に握りこぶしで激しく叩きながら寝る子もいるようです。眠たくなると頭を掻く子は多いですよね。これも本当は掻きたいけど眠さもありイライラして叩いてしまうのかもしれません。
赤ちゃんの自分を叩く行動はいつごろまで続くのか?
5ヶ月過ぎ頃からだんだんと自分の手なのだと認識できるようになり、1歳くらいまでには治まっていく子が多いみたいです。
いずれにせよ、赤ちゃんにとっては一時的なブームなだけなので次第に治まります。無理にやめさせなくても大丈夫です。
どうしても親が気になってしょうがない場合は、絵本や手遊びに誘って気をそらせてもいいでしょう。
でも中には1歳過ぎてもやる子もいるようです。1歳過ぎてもやる場合は母親が心配そうな顔でみてくれる、など注意が引けたときにやるようですね。
赤ちゃんが自分を叩くのを辞めない時の対処法
叩くことに夢中になり、力の強い子やスタミナのある子はやり続けてあざをつくってしまう子もいるそうです。これは止めたほうが良さそうですね。
その場合は、赤ちゃんが手に持てるくらいの柔らかいぬいぐるみを持たせると持ったまま叩くので多少は衝撃が抑えられます。
叩く部分にタオルを巻くというのもいいと思いますよ。
母親の反応を見てわざとやっている1歳過ぎてもやる子の場合には、頭を叩いているときもおおげさに反応せず、冷静な感じで「痛いから辞めようね。」と伝える事です。
あまりにも強く叩いている時は、優しく手を押さえて抱きしめてあげるのもいいでしょう。
まとめ
自分の体や頭を叩く赤ちゃんは特に心配することはありません。ほとんどの赤ちゃんがとる行動で、体の動かし方を確認しながら遊びつつ学んでいるのです。
決して発達障害などではなく、自分の手や体に興味を示している証拠であり、順調に成長しているといえます。
赤ちゃんの一時的なブームで次第に治まることが多いので温かい目で見守ってあげましょう。
どうしても気になる場合は、絵本や手遊びに誘って気をそらせてみましょう。
また、顔にあざができそうなほど力の強い子の場合はぬいぐるみを持たせたり、タオルを巻いたりして対処してあげると良いかもしれませんね!
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