抱き癖がつくよ!? とうるさく言われる‥。どうしたらいいの?

長かった妊娠生活、やっと手に抱く赤ちゃん。幸せですよね。でも、『抱き癖がつくよ、もう抱き癖ついてるわ~』って悪い事みたいに言われると不安になるし、どの程度ならいいのか分からず、抱っこするタイミングが分からなくなりますよね。

『抱き癖が良くない』は医学用語ではなく育児論です。産婦人科でも母子健康手張にもたくさん抱っこして下さいと推奨されています。

ですが、赤ちゃんを家族・親族にお披露目した時などに泣いたのから抱っこしたのに直ぐ『抱き癖』がどうのこうのって言われると責められているようで嫌になります。身内だけでなく出先で知らない人や近所の人にも言われたりすることもありますよね。

赤ちゃんを抱っこしてスキンシップとることは大切な事ですので、抱っこすることは悪いことではないですよ。自信もって大丈夫です。ではなぜ、『抱き癖がつくよ』と言う人がいるのかについて悩んでるママさんの為に説明していきます。

抱き癖がつくって言われ始めたきっかけとは?

『抱き癖』というワードが広まったのは今から73年程前になるようです。これは医学的な根拠でなく、育児に関してアメリカの小児科医(ベンジャミン・スポック)が研究した結果を育児書にした著書が始まりです。

抱っこしない方が子どもの『自立を促すため抱っこせず泣かせることが良い』と日本でも広まり『自立』を想って親があえて抱っこしなくなっただけで、それが良いか悪いかなどの評価は抱っこしてこなかった親自身も確信はないと思います。

その結果として抱っこされなかった赤ちゃん達に起きたことがあります。今から29年前(1990年代)に問題視されたことを以下にご紹介します。

  • スキンシップ不足
  • サイレントベビー
  • 思春期の時に問題行動を起こすことが多かった
  • 自分自身が親になった時に愛情をもてず育児放棄する

『抱き癖』に関して言わない方もいます。ですがまだ根強く残っているのも確かです。なぜ、まだ残っているのか私なりの見解を以下に述べます。

抱き癖を良くない思う人がいるのはどうして?

『抱き癖をつけない方が良い』とされてから約44年間、問題視されてから現在まで約29年間になります。年数で比較すると前者の方が長いですよね。また、育児書が出版された時期にも関係があると思います。

1940年代と1947年代に日本はベビービームです。育児書の発売は1946年です。つまり年数もそうですが人口数も多いので『抱き癖』についての根強さがあるのかと思います。抱っこしない方が良いと育てた親と育てられた子が共に多いことになりますよね。

今よりも情報手段はないし、また『お医者様の言うことは絶対』という風潮もあったので、疑問に思うことも少くなかったと思います。なので今の80歳~60歳前後の方に多く根付いているものと推測できます。

ですが、『抱き癖』云々言われ続けているのは辛いものもあります。『今は違う』と反論したい時もありますよね。回避する手段を次に考えて行きましょう。

抱き癖のことを言われたら相手と対話をしよう

抱き癖に関するママの悩みで多いのは、『抱き癖がつくよ』と自分の両親に言われるより、旦那様方の義母・義祖父母に言われることを悩んでいる方が多いです。自分の家族より気を使うの当然ですね。相手も言いたい放題なら自分の意思も述べていいんですよ。

そんな時は言葉につまらず、相手の育児の想い出話に話題を変え、抱き癖がつかなくて良かった点や泣く赤ちゃんを抱っこしないでどう過ごしたかなどを『抱っこしない方が良い』根拠となることなどを聞き出す対話をしてみましょう。

根拠に納得出来ない時は『今は抱っこする方が良い』と指導を受けていることを自信もって伝え、抱っこすることの良い点、抱っこされないで育った子にでた影響などを教えてあげるといいと思います。相手を尊重しつつ、自分がしていきたい育児を伝えましょう。

まとめ

育児に『〇〇したら赤ちゃんに良い』などとされている育児法が絶対的な成功法とは限りません。考え方・捉え方は個々で違いますし、赤ちゃん自身にも個性があるので、良いとされる育児法が返ってあまり良くないことだったりすることもありあす。

『抱き癖がつくのが悪い』という考え方に関しても何を根拠にしているのかは人それぞれですのですので、悪いと思うその人なりの根拠を知らないとわだかまりが残ります。対象が義母とものなると後の関係性にもヒビくこともにも。

抱き癖を意識して子どもの『自立』を考えて育てたお母さん方もきっと悩みながらだっと思います。泣き続ける我が子を見て心を痛めた思いをした方もいるでしょう。その時の育児法を信じて頑張ってきたと思います。

ついつい口出してしまうのは、意地悪ではなく良い方法を教えているつもりだと思いますので、昔の育児も尊重しながら、自分自身がしたい育児もしっかり伝えましょう。不穏な空気にはならいと思いますよ。