女の子の知能を高めるには?遺伝だけが全てとは言えない?

子供を持つ親御さんなら誰しも、我が子には勉強に励み良い成績を残してほしいと思いますよね。そもそもうちの子の知能はどのくらいのレベルなのかしら?など知能や学力について気になる事は山ほどあるのではないのでしょうか?

 

今回は女の子のお子さまにフォーカスして、お子さまの知能と遺伝の関係性、また知能を高めるための方法について考えていきます。

男の子と女の子には性格的に違いがあります。成長が進むにつれてその違いは如実に表れます。同じ現象においても男女で、捉え方受け取り方に違いが出ますので女の子の性質にそぐわない接し方をすれば、お子さまの心に響きません。

 

女の子のお子さまの性格や特徴をつかみ保護者がより細やかなお声がけやサポートをする事でお子さまの知能を高めていきましょう。

女の子の知能と遺伝の関係性とは?

遺伝に関する様々な研究結果が報告される現代。子供を持つ母親たちを慌てさせるような遺伝に関する報告が発表されています。

 

研究によると母親から子供に遺伝されるのは記憶や思考、そして知覚といった認知機能をつかさどる大脳皮質の知的能力的な部分であり男女とも子供の知能は母親からしか受け継がれないというのです。

 

多くの母親は自身の責任の重大さに悲観するのではないでしょうか。当然私も落胆しました。しかし本当に重要なのは先天的な遺伝ではなく後天的な環境や親の関わり方との報告もされています。

 

仮に高学歴の母親から産まれたお子さまであっても、劣悪な環境や育て方では知能を高める事はできないという事です。

 

知能は遺伝と関係しますが、お子さまの知能を高めるには後天的要素、良好な親子関係や家庭環境が影響を与えます。お子さまの知能を高める伸び代はまだまだあるのです。

 

特に女の子は母親の影響力が大きいと言えるでしょう。なぜなら女の子は母親をロールモデルとして育っていくからです。お子さまを知的な女の子に育てるには母親の細やかなサポートが必要なのです。

遺伝だけじゃない。知能を高める女の子の育て方とは?

ではお子さまの知能レベルを高める具体的な方法って?女の子にあった勉強法って?とても気になりますよね。

 

女の子に合った学習スタイルはあります。保護者が女の子の特徴を理解して適切な接し方をする事が肝心です。

 

とくに女の子は母親との信頼関係が非常に重要となってきます。信頼が築けていなかったり、崩れてしまえばお子さまの学習意欲の妨げになってしまいます。

 

これから女の子のお子さまに適した接し方をご紹介します。ぜひ実践してみてください。

 

女の子が勉強に興味を持つには?

 

女の子は継続力があり一定の勉強量をこなす事は苦ではありません。漢字や計算ドリルを1ページ、問題集を1ページなど、具体的に1日の分量を提示して毎日こつこつ勉強しましょう。ただ、勉強をしているときに難しい問題が出てくると途端にやる気がなくなってしまうのが女の子。本当は実力があるのに解く前から諦めてしまい非常にもったいないのです。

 

女の子の場合、勉強の質をあげるには少しだけ難しい問題を取り入れていく事をおすすめします。女の子は無茶な事をしません。段階をすっ飛ばして難しい問題に挑もうという思考はないのです。

 

また、どうしても勉強をしたくないときもあるかと思います。そんなときは母親はそっと見守ってあげましょう。周囲のお友達がみんな勉強をしていれば焦燥感を感じたりして、自分から自然とまた勉強に向き合うでしょう。

 

女の子の特徴を取り入れた学習方法ならお子さまが意欲的に勉強に取り組むようになり、基礎力もアップします。

 

毎日、着実に勉強量をこなすルーティンワークとと少しだけ難しい問題に取り組むスモールステップ法で女の子の学力を高める事ができるでしょう。

 

女の子がテストで良い点数を取れたときは?

女の子が笑顔で「お母さん、見て見て!」と100点満点のテストを持ち帰ってきたとき、母親のあなたは家事の手を休めてお子さまと視線を合わせて褒めていますか?本当に心を込めて褒めなくては女の子の承認欲求は満たされません。手抜きの褒め言葉ではお子さまをがっかりさせ傷つけるだけなのです。女の子は観察力が鋭いのです。

 

また褒め方に気をつけるポイントがあります。女の子は大好きな母親の期待に応えて褒められたいのです。テストの点数が良かったときに「凄いね、偉いね」というお子さまに向けたユーメッセージで言葉がけを続けると次回も期待に応えるために良い点数でなければと、次第にプレッシャーになってしまうのです。

 

女の子は失敗を恐れる傾向があるのです。ユーメッセージで褒めると勉強に抵抗感を抱いてしまうかもしれません。また親子の信頼関係にも影響を及ぼすかもしれません。

 

ですから母親はアイメッセージで褒めましょう。「テスト勉強を頑張っていたから良い点が取れたんだね、お母さんも嬉しいよ。」といった具合に母親の気持ちを主体に感想を言いましょう。テスト勉強を頑張ったというプロセスに着目するのも忘れずに。女の子は結果より過程を褒めてあげると良いでしょう。

 

女の子が自信をなくして落ち込んでしまったら?

頑張って勉強しているはずなのに、学校や塾の授業が難しくてついていけないと落ち込んでいるお子さまに母親はどのように元気付けてあげれば良いのでしょう。

 

女の子の接し方で肝心な感情があります。それは「共感」です。子育てに必要な「褒める」「叱る」よりも重要と言っても良いでしょう。なぜなら、女の子は誰しも自分の存在価値を認めてほしいという強い承認欲求があるからです。

 

「もっと勉強しなさい」とはっぱをかけたり「ちゃんと先生の話を聞いてるの?」と叱ってもお子さまは自分の気持ちを理解してもらえないと、ますます悲観的になったり反発的な態度をとるかもしれません。また「お母さんが先生に相談してみようか」と母親が問題解決をしようとする事も望んではいないのです。

 

こうした場合、母親はお子さまの話に「授業が難しかったんだね」「答えられなかったんだね」とお子さまの言葉を繰り返しながら共感して話を聞いてあげましょう。

 

これはリピート法と言いますが、お子さまの言葉を繰り返す事でお母さんは私の気持ちを分かってくれた、受けとめてくれている。と安心できるのです。

 

女の子は言語能力の発達が早いのでおしゃべりを通して自己表現ができます。学校などの出来事を母親に話し、共感してもらえる事で承認欲求が満たされます。

 

遺伝だけじゃない。女の子の知能を高める良い環境とは?

周囲の視線や状況が気になる女の子にとって家庭環境も重要です。父親と母親の良好な関係。家族間の信頼関係がしっかり築けているのが理想的です。またリビングや子供部屋が汚く清潔感にかけているのは良くありません。リビングで父親がだらしなく過ごしていては勉強する気も起こらずお子さまに悪影響です。

 

そして理想的な学習コーナーですがお子さまによって様々です。勉強机はリビングか、それとも子供部屋にするのか…。お子さまと話し合ったり、様子を観察する上でより良い方を取り入れてベストな学習コーナーを完成させてあげましょう。

 

おそらく勉強机はお気に入りのかわいい文房具やクッションなどで囲まれるでしょう。愛用品を並べるのも女の子の特徴なので、モチベーションを高めるために自由にさせてあげると良いでしょう。

 

お子さまに悩みのない居心地の良い家庭環境を用意する事ができれば集中力を発揮して学力アップにつながります。

 

理想の学習環境は基本的には清潔、騒がしくない空間です。お子さまの好みを取り入れるなど、母親の洞察力が問われます。

遺伝よりもお手本が大切?女の子が素敵な女性になるには?

大人も子供も失敗からたくさんの学びが得られます。しかし女の子は失敗を恐れて消極的になりがちです。そのようなときは母親が自身の失敗談を話してあげましょう。

 

「お母さんも小学生の頃は、わり算が苦手だったわ。でも作文は好きだったわ。」といった具合です。お母さんも苦手な事があるんだ…もうちょっと頑張ってみようかな。作文も楽しいのかもしれない…今読んでるお話の感想文を書いてみようかな。と母親の影響を受けるのです。 

 

失敗への恐怖感を緩和すれば、失敗は悪い事じゃないと捉える事ができ、前向きに進めるようになるでしょう。

 

女の子は素敵な母親に憧れるのです。消極的な女の子には母親が積極的な一面を見せたり、失敗談を聞かせる事です。そしてお子さまにトライ&エラーをたくさんさせてあげましょう。

まとめ

・男女問わず、子供の知能は母親からしか遺伝されないが、知能を高めるためには親の関わり方や環境が重要になる。

 

・女の子の知能を高めるために、勉強面での接し方とは

 

①毎日決められた勉強量をこなすルーティンワークで基礎力を鍛える事とスモールステップ法で、少しずつ難しい問題も取り入れて勉強の質を高めていきましょう。

 

②自分に自信が持てず過小評価しがちな女の子にはアイメッセージで褒めて良いプレッシャーを与えましょう。

 

③女の子の接し方で最も重要なのは共感力です。勉強に対して後ろ向きなときはとにかく話を聞いてあげましょう。

 

・女の子が勉強に集中するためには信頼関係の築けている家庭環境が必須です。

 

・女の子は母親を人生のロールモデルとして見る。母親は女の子の憧れるような存在でいる必要があります。多少は演技する必要もあるでしょう。

 

母親側の遺伝で知能は決まっていても子育てに大切な接し方や環境が必要なのに変わりありません。女の子にとって母親のサポートは重要。我が子を思う気持ちを大切に日々過ごしていけるといいですね。