子供にヒステリックに接する前に…衝動を抑えるための魔法の言葉

ついつい子供にヒステリックに接してしまう‥。この悩みを持つパパママは最初からヒステリーを起こしてるわけではなく、何度も優しく優しく優しく諭した後のヒステリーなので後悔が大きいですよね。毎日の生活の連続に疲れてしまったときにでるヒステリックな自分の声と泣き叫ぶ子供の声‥。子供がいい子になれば‥環境が変われば‥周りが変われば自分も変わるのにと思いませんか?

実はもっと簡単に今の生活や、ヒステリーを起こさずにはいられない自分を変える方法があります。それは【自分を変えること】。

その際、怒鳴りそうになった自分をただ我慢させるだけでは、後に大爆発をうむだけで効果はありません。また落ち着いて話せても言葉がお子さんを傷つけてしまうような鋭利な言葉でもそれはヒステリックを起こしたときと同じくらいの後悔をうみます。

今回は心からパパママそしてお子さん、家族みんながハッピーに過ごせる意識の変換をお伝えしたいと思います。

ヒステリックに怒鳴る前に〜リフレーミングをしよう!

最近良く聞かれるかもしれませんが、【リフレーミング】とは簡単にいいますと、これまで短所だと思っていた部分もお子さんの個性として認めてあげよう!という考え方です。

例えば私の息子の場合、なんでも力任せに物を壊してしまうのでネガティブな表現だと「乱暴者」です。しかしリフレーミングすると「元気いっぱい活発な子」になります。こじつけすぎるでしょ!と思うようなリフレーミングも中にはありますが、怒鳴りそうになった瞬間、心の中で「はぁ〜もう、力持ち!」と一呼吸おくと次に発する言葉は少し優しくなれるから不思議です。

他にも

「引っ込み思案」→「穏やか、思慮深い」

「わがまま」→「自分の気持ちを素直に表現できる、大器晩成型」

「おしゃべり」→「社交的」

「飽きっぽい」→「好奇心旺盛」

いろいろな表現があるので、ぜひ自分のお子さんのリフレーミング表を作ってみてくださいね。これだけでもヒステリックに怒鳴る回数が減りますよ!

ヒステリックに怒鳴らないために〜叱ることは3つまで!

①命の危険に関すること

②人を傷つけるような行為をしたとき

③お金に関すること

この3つだけをまずは叱ります。他にも家庭のルールで守ることがあれば入れ替えても構いません。大切なのは多少のことは眼をつぶること。

小さいうちから言っておかないと取り返しつかなくなるんじゃ‥と心配かもしれませんが、一度にたくさん言っても頭が混乱してしまうだけです。

まずは3つ。それができるようになったらまた3つといったように少しずつ増やしていけるように根気強く諭していきましょう。

ヒステリックに怒鳴らないために〜頑張りすぎない

ヒステリックに怒鳴ってしまう原因が5つほど考えられます。

・生活が変わったから

・期待しすぎているから

・思い通りにいかないから

・寝不足だから

・余裕がないから

まとめると、「頑張りすぎているから」です。

生活が変わってしまうのは仕方のないことです。今までしたこともないことをしているのだから余裕がなくて当たり前だし、子供とはいえ自我があるので思い通りにいきません。またなんでこんなにできないの?と自分やお子さんに過度な期待を持っているのが原因のときもあります。

この場合【時間】がとても心強い味方になってくれます。「早く、急いで、何してるの?」はお子さんにもご自分にもいい感情は生まれません。○時〜○時は子供との時間、夜○時以降は絶対家事しない、準備時間は1時間確保するなどで、心のゆとりは保たれるはずです。慌てれば慌てるほどお子さんも頑なになることが多いです。笑顔が向けられる時間配分をぜひ考えてみてください。

ステリックに怒鳴らないために〜ステキな言葉こそ積極的に

お子さんと接していくうちに気になることはどんどん指摘していっても、「大好き」「愛してる」「大切だよ」というのはなかなか伝えなくなってくるものです。また、日本人の特徴なんでしょうが、言うのも勇気ですよね。

私も小学生の息子にいうのはちょっとテレますし、子供も思春期なので聞こえないふりをしています。でもこれらの言葉のすごいところは本人に言ってなくても下の子とかに「宝物はお兄ちゃんとあなたよ」と上の子にも聞こえるように伝えるだけで効果があらわれるところです。

学校でも落ち着いたと言われるようになったり、自分に自信がつくので集中力も増し増しになります。あと私へのあたりと柔らかくなりました。ぜひ温かい言葉をたくさんかけてあげてください。

また、子供は怒られるとまず最初に「嫌われた!」と思うそうです。もうそのことで頭がいっぱいになってなぜ怒られているのか理解できないとも聞きます。なのでもし、叱ったときでもまずは「大好きだよ」とフォローをしてから叱った理由を伝えてくださいね。

まとめ

体を傷つけることはよくありませんが言葉もときには強力な刃になります。もしそのネガティブな言葉を浴びせ続けると

・子供の脳にダメージを与え、精神的成長が損なわれる

・その場しのぎのうそをつくようになる

・攻撃的になったり、むきになりやすい

・性格や気分の変動が激しくなるなど感情が安定しにくくなる

・集中力が低くなる

といった困ったお子さんに育ってしまう可能性も。なのでできるだけきれいな言葉だけを選んで伝えられるといいですよね。

それは自分を抑え込むだけでは出てこない言葉です。

リフレーミングをしたり、叱る回数を減らすだけでも全然違ってきますし、それと同時に頑張りすぎず、今しかないこの大切な時間を愛と感謝で過ごせるといきたいなと願っています。