赤ちゃんがママを大好きと感じるのはいつから?

赤ちゃんて見ているだけで幸せ。

早く一緒に遊びたいな。

ママなら、かわいい赤ちゃんの気持ちを早く知りたいのではないでしょうか。

実は赤ちゃんはママに大好きだよと精一杯にアピールしているのです。

このアピールに気がつかないと、赤ちゃんを不安な気持ちにさせてしまう事に…。

赤ちゃんの愛情表現を理解すると、赤ちゃんの様子を見るだけで、感情も読み取れるようになるでしょう。

赤ちゃんのママが大好きという気持ちはいつから芽生えるの?

生まれたばかりの赤ちゃんはお腹がすいたり、おむつが濡れたり、眠いなどの生理的な欲求から、泣く事で不快感を表します。

するとママがお世話をして不快感を取り除いてくれるわけです。

また、ママを見つめたり笑いかけたりして、遊んで遊んでとアピール。

ママは赤ちゃんのかわいさに、抱っこをしたり、あやしたりします。

ママと遊べた赤ちゃんは手足をバタつかせたり、キャッキャッと笑ったりして全身で嬉しい気持ちを表現。

これを【おはしゃぎ反応】といいます。

赤ちゃんは生後3ヶ月頃から愛着を形成をする大事な時期です。

愛着形成とは自分の欲求や感情を受け入れてくれる特定の人物に、信頼を委ねる事です。

こうして生後6〜8ヵ月頃に愛着の対象者と認識します。

未熟な心で生まれてきた赤ちゃんはママと共に過ごしながら、アイコンタクトや欲求の泣きやおはしゃぎ行動をしながら、情緒を発達させていくのです。

そんな赤ちゃんの全てを委ねられた対象者がママなのです。

赤ちゃんがママに送る大好きのしるしとは?いつからはじまる?

赤ちゃんはいつ頃からママに愛情を表現しているのでしょう。

泣き方や、しぐさの心理が分かると心の中もマル分かりです。

ママ大好きの行動をチェックしてママからも大好きの気持ちを送ってあげましょう。

ママを見るとにっこり

赤ちゃんの笑顔には2つの種類があります。

生まれてすぐの笑顔は生理的微笑といって、反射神経によって起こる笑顔。

いわゆる新生児微笑ですが、無防備な赤ちゃんにとって、笑顔を見せる事は本能的な防衛手段なのです。

生理的微笑に感情はこもっていなくても、赤ちゃんの笑顔を見ると、かわいくて嬉しいものですよね。

ママの母性が刺激され大事に育てようと感じるのです。

もうひとつは社会的微笑ですが、生後2〜3ヵ月頃になると表情筋なども発達して、赤ちゃんはママの笑顔を真似るようになります。

自分が笑顔になると周囲の大人も笑顔になり、笑顔は好感を表していると認識できるようになるのです。

ママからも赤ちゃんにたくさん笑いかければ、愛着形成がしっかり築けて、笑顔溢れるお子さまに成長するでしょう。

生後2〜3ヵ月頃から見せてくれる社会的微笑は、情緒が発達して感情のこもっている、ママへの愛情のしるしの笑顔です。

ママの追跡が始まる後追い

生後9〜11ヶ月頃になるとついにハイハイができるようになります。

早い子は生後6ヶ月で始まる子もいると言います。

赤ちゃんは自力で移動可能になり、ママを後追いするようになります。

やはりここでもママ一筋です。

ママは家事がスムーズにできなくなりストレスを感じてしまうでしょう。

ですが、赤ちゃんにはママを困らせるつもりは全くないのです。

ママがいなくなっちゃった、どうしよう…という不安から赤ちゃんはママを追ってくるのです。

ママも家事をこなすために、バウンサーに座らせたり、サークルで遊ばせたり、後追い対策を考えますが、赤ちゃんなので長い時間は待てません。

私も我が子が乳児期の頃、良い対策はないかと考えていました…。

サークルで家事をするママをながめてもらい、出たがったらタイムリミットにして、後はおんぶでできる事をしたり。

なかなかの重労働でしたが我が子は楽しそうでした。

赤ちゃんから離れるときは、「今からご飯を作るからね」「野菜を洗うところだよ」「冷蔵庫を開けるよ」と実況するなどママの声をしっかり聞かせてあげると良いでしょう。

少しでも待てたら「ありがとう」と抱っこしてあげましょう。

赤ちゃんの記憶力がついてくれば、ママがいなくても戻ってくると、分かるようになります。

そして1人遊びができる時期が訪れます。

後追いをするほどママの事ばかり考えている赤ちゃん。

本来喜ばしい事なのに、ずっとお家で2人きりではママも気が滅入ってしまいます。

お散歩や児童センターなどで赤ちゃんと楽しい時間を過ごしましょう。

赤ちゃんにとことん付き合う事で、後追い期間が長引かずに済むのです。

避けては通れない?むずがり期の夜泣き

むずがり期は赤ちゃんの誰もが通る道。

ママも赤ちゃんのお世話の中で、特に夜泣きは大変なところです。

赤ちゃんは眠る事が怖いと感じているようです。

起きたときにママがいない事、状況が変わっている事が恐ろしいのです。

眠りたいのに眠れず、赤ちゃんにとっても辛いところ。

むずがり期の夜泣きは赤ちゃんの脳の発達の証でもあります。

生後20ヶ月の間に10回起こると言われています。

ママの大変さを思えばそんなに続くのかぁと思うかもしれません。

けれど赤ちゃんの脳の発達の訪れと感じれば喜ばしい事とも言えます。

ママも睡眠不足で大変ですが、赤ちゃんの手や足をなでてあげたり、背中をとんとんして一定の刺激を送り、眠りを誘いましょう。

根気よく続ける事で、赤ちゃんも眠れるようになってくるでしょう。

眠りから覚めてもまずママを確認。

夜泣きもママへの愛情のしるしです。

ママが自分のせいかしらと、思い詰める必要はありません。

泣き止ませようとするよりは、泣きに付き合うスタンスで良いでしょう。

ママ以外、拒否!?人見知り

ママを愛着の対象者と認識した赤ちゃんは次のステップへ。

生後6〜8か月頃から人見知りが始まります。

今まで誰にでも抱っこを許していたのに、人見知りが始まるとママ以外の大人が抱っこすると「うわ〜ん!」と泣きます。が、ママが抱っこするとピタッと泣き止む…。

ママ一筋に、より磨きがかかってきます。

我が子は人見知りが強い方で、場所見知りもありました。

初めての場所は抱っこ紐が必須。地面に降りる気もない様子。

環境に自分を馴染ませてから行動するという極めてシャイな赤ちゃんでした。

人見知りで泣いてしまったらママが抱っこして、ママはここにいるよと落ち着かせてあげましょう。

この繰り返す事で赤ちゃんは安心でき、親子の信頼関係を築けます。

そして人見知りが落ち着くと、ママとの信頼関係が自信につながり、他者へ興味を持ち始める事ができるのです。

人見知りは愛情が順調に形成されている証拠。喜ばしい事なのです。

いつからアピールしてくれる?ママ大好きが伝わりづらい赤ちゃんもいる?

赤ちゃんもひとりひとり違います。

中には全く泣かなかったり、感が鋭くよく泣く赤ちゃんもいます。

泣かない赤ちゃんですと、手がかからなくておりこうさんねと思いがちに。放って置かれる時間が多くなり、スキンシップや語りかけが不足がちになってしまいます。

一方、よく泣く赤ちゃんはママが何をしても泣き止まないので、赤ちゃんの要求を満たしてあげられず、愛着形成もままならないことに。

ママも子育てに不安を感じてしまうかもしれません。

しかし、どんな性格の赤ちゃんでも愛着形成はとても大事。

ママという安心安全の基盤が必要なのです。

愛着形成が築けていないと、幼児以降にママと手をつなぐのを拒んで1人で行動しようとするなど、子育てに影響します。

泣かない赤ちゃんには意欲的にアイコンタクトを取り語りかけましょう。

微笑行動やおはしゃぎ反応などリアクションがなくてもしっかりママの声は届いています。

泣きの多い赤ちゃんには抱っこして少しでも安心させてあげましょう。

気づけば1日中抱っこしている事になるかもしれません。

ママが赤ちゃんの泣き声に精神的に参ってしまうなら、ヘッドホンをしてあやしても良いという意見もあります。

親子の信頼関係がしっかり築けていると、赤ちゃんも幸せなお子さま育ちますし、ママも子育てもがスムーズに運びます。

手のかからない赤ちゃんも、手のかかる赤ちゃんもみんなママが大好きです。ママの笑顔、スキンシップ、語りかけをたっぷり与えましょう。

もしも赤ちゃんが、愛着を持たずに成長してしまったなら、その時点から、スキンシップや語りがけをたくさんして愛着形成を構築し直しましょう。

赤ちゃんとママの大好き関係をさらに深めるベビーマッサージはいつから?

ベビーマッサージにはママと赤ちゃんの愛情を深める効果がバツグンです。

ママから赤ちゃんへ笑顔で優しく語りかけマッサージする事で、スキンシップも取れるのです。

他にも、知能アップ、便秘解消、赤ちゃんの体調の変化も気づきやすくなるなど、様々なメリットがあります。

赤ちゃんへ安心感を与えストレスにも強くなり、穏やかな気質のお子さまに成長するでしょう。

新生児からスタートできますが、はじめは赤ちゃんの負担にならないように、短い時間で切り上げましょう。

嫌がったり体調がすぐれないとき、授乳後、食後、予防接種を受けた日は避けて、機嫌の良いときに行います。

大好きなママの温かい手でマッサージしてもらえれば、赤ちゃんもリラックスでき、有意義な時間を過ごせるでしょう。

ベビーマッサージの方法は動画でもいろいろ紹介されています。

に是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

動画の概要欄にベビーマッサージの手順などもあり、しっかり取り組みたいママにぴったりです。

赤ちゃんニコニコ!はじめてのベビーマッサージ

楽しい歌に合わせてベビーマッサージ。

赤ちゃんとのお楽しみ時間になるのではないでしょうか。

mama Kanon ベビーマッサージのうた

まとめ

いかがでしたか?

今回は赤ちゃんのママへ対する愛情の芽生えについてのお話でした。

・愛着の対象者を認識するとママが1番大好きという気持ちが芽生えます。

・赤ちゃんが送るママが大好きのしるしは以下の通りです。

  1.  笑顔
  2.  後追い
  3.  夜泣き
  4.  人見知り

・ママへの愛情表現が伝わりにくい赤ちゃんもいますがママが大好きな事に変わりはありません。

・ベビーマッサージで親子の関係がより深められます。

赤ちゃんはただでさえ可愛いのに、こんなにママの事を想ってくれているなんて、ますます愛おしく感じてしまいます。

生まれたばかりのまっさらな心に大好きな気持ちをたくさん伝えて愛情深いお子さまに育ててあげたいですね。