やっとご対面できた我が子、幸せの幕開けだったはずが…つい怒鳴ってしまた…怒鳴る一歩手前で『どうしよう…』と、お辛いのではないでしょうか。
ですが、どんなにお辛くても怒鳴ってしまうと、怒鳴られている意味がわからなくても新生児に影響をあたえてしまうと研究により解明されています。
新生児期から怒鳴ることはお子さんへの悪影響だけではなく、怒鳴るママの精神状態にも悪影響を与えていきます。
怒鳴る感情をコントロールして子育てできるよう、ママの心理面や新生児(生後28日未満)に与える影響と対策などについて説明していきますね。
新生児に怒鳴る・怒鳴ってしまいそうになるのはなぜか!?
出産直後からママとして赤ちゃんのお世話が始まります。楽しいより日に日に忙しくなり、思い通りに何もかも進まないもどかしさに赤ちゃんにも自分にも腹立たしくなり怒りの感情が限界となり怒鳴りたくなるのではないでしょうか。
怒鳴る(怒鳴りそうになる)ママの心理状態は以下にまとめます!
- 赤ちゃんが母乳やミルクがうまく飲めない不安や苛立ち
- 乳頭・乳房トラブルで痛みが常にある
- ママ自身の子宮復古や手術部位など産後の痛み
- 悪露での不快感や皮膚トラブル
- 何しても赤ちゃんが泣きやまないイライラ
- 赤ちゃんと上の子のお世話の板挟み
- 充分な睡眠がとれない
など、極一部かと思いますが産後の疲労で衰弱したママの身体にのしかかる負担は日に日に多くなり身も心も休まることなく、ママとしての役目を果たさなければいけません…。
それに加えてパパの協力が得られない、義母や実母から赤ちゃんとの関わりでダメ出し発言があるなどの追い討ちがあると誰だって耐えるのは難しいです。
怒鳴ってしまうのはママの心身が疲れているからで【赤ちゃんが悪い・ママが悪い】ではなく、ママが一番身を削って懸命に頑張っているからです。
怒鳴ってしまった・怒鳴る一歩手前の心境はママにとって深刻な問題です!心と身体の休息を1番に考えなければ、怒鳴ることが増え、泣く赤ちゃんを可愛く思えない‥そんな自分も嫌い‥と悪循環をたどる日々になってしまいます。
怒鳴ってしまうと新生児のどこに影響があるの?
新生児期は目はぼんやりとしてママだとはっきり見えなくても、ママの声を聞き分ける聴覚は普通に発達しているため怒鳴り声はママだとわかるはず。コトバの意味をわからずとも、耳に響く怒鳴り声は恐怖に感じるでしょう。
怒鳴ることで新生児に与える影響を以下にあげます。
- 成長する脳への影響
- 怖さからの思い出し泣き
- ことばを話すようになれば子どもも怒鳴る子に…
うちの場合、夫が兄弟喧嘩に怒鳴った際、赤ちゃんを抱きながら怒ったので、ビックリしてギャン泣きしました。喧嘩の叫び声や怒鳴り声が多い日は、赤ちゃんが寝ても怖い夢でも見たかのように奇声をあげ直ぐ起きてしまうように…。
赤ちゃんに怒鳴ることのみならず、家族間の怒鳴り合う環境も影響はあると思います。
そして、怒鳴る日々が続けば成長して大きくなるはずの脳が充分に育たなく、特に記憶をつかさどる海馬という部位が萎縮してしまうと研究によりわかっています。
新生児期から1ヶ月までに1日平均25〜30g体重が増え、身体と一緒に頭も大きくなり脳の大きさや重量も増加。
脳が成長ホルモンをだすから身体が成長し、身体が五感を通して刺激を脳に送るから感覚を正常に感じたり、言語理解・思考など人間として大事な機能が発達したりしていくのです。
怒鳴るという怒りの刺激は脳の成長に影響を与えますが、スキンシップや優しい声は脳を豊かに育ててくれます。新生児期の成長する脳細胞一つ一つには良い刺激が必要です。
新生児を怒鳴らずに子育てをするには?
ママひとりにかかる負担や不安を1つずつ軽減や解消していかないことには心穏やかに子育ては出来ません。なので、赤ちゃんのお世話も大切ですが最低でも床上げの生後1カ月まではママの体力の回復やメンタルケアを最優先に!
そのためには、産後充分な休息がとれる環境がまず必要ですので以下を参考にして下さい。
- 家事・炊事・掃除などは家族に協力してもうなどの工夫や家事代行サービスや買い物はトドックなどを利用。
- 赤ちゃんとのことやママ自身の身体・メンタル的なことも産んだ産婦人科に電話して相談(夜間でも対応してくれる施設もあります)
- 産婦人科では産後も新生児とママのために半月健診している施設もありますので受診し相談も聞いてもらいましょう。
- 保健センターから登録した電話番号に家庭訪問の連絡が1カ月健診前後にきますが、ご自身で連絡し、不安を解消するために早めに訪問してもらいましょう。
- 家族の援助が受けれないママは各自治体で運営してる産後ケア事業の利用を!宿泊と日帰りがあり有料になりますがママの心をケアしてくれます。
- どうしてもダメな時は、泣く赤ちゃんを安全な所に寝かせて離れ、深呼吸などし心を静めて下さい!(5分程度)
産後は急激なホルモンバランスの変化で精神的に不安定になりやすいもの。自分自身で無理に解決しなくて大丈夫です!だってもう頑張りすぎていますから。
赤ちゃんに対して怒鳴ってしまった怒鳴りたくなる心境なのは産後うつになっているかもしれません。なので、その心中をしっかり相談して産後うつの診断チェックもしてもらいましょう。
今のご自身と向き合い必要に応じてカウンセリングを受け心のケアをしなければこれから先、可愛いはずの我が子に対してママの笑顔をみせてあげれません。ママの笑顔は赤ちゃんを幸せな気分にできる笑顔セラピーなのですから。
新生児の泣くワケを知ったら怒鳴ることはないかも?
産まれて直ぐでも赤ちゃんの泣く力は天下一品!この泣くということに疲れママは疲労困憊になるんだと思います。
新生児期は特に【おなかすいたや排泄などの不快で泣く】とされてますが生後1週を過ぎると授乳後、直ぐ寝れずグズグズTimeが長くなったり抱っこしても泣き止まない時間が増えてくることがあります。
この泣く理由も解明されており【コリックや黄昏泣き】と言われてます。
この泣き止まない時期や症状、原因と対処についてお話ししていきます。
新生児が泣きやまないコリック(黄昏泣き)の時期と症状とは?
新生児の生後2週あたり~生後3カ月前後の期間に赤ちゃんの約5人に1人が発症し夕方に多いことから黄昏泣きと言われてますが・・・
うちの場合、ちょうど生後2週あたりでしたが泣くタイミングは12時間おきくらいにグズグズしたり、少し休んだりを繰り返し1~2時間ほど機嫌が悪いというサイクルに。
泣き方の特徴を以下に紹介!
- 【背中をそらせて泣く】
- 【手足をバタバタしながら泣く】
- 【手を握りしめて泣く】
- 【どこか痛そうに泣く】
- 【足がおなかに届くようにあげる】
などがあり泣くときはリンゴのように顔を真っ赤にして2〜3時間泣くということ。
我が子は抱っこしてもそっくり返るし、抱かれることが嫌なんじゃないかってくらい全力で暴れて、お包がぐちゃぐちゃになり何度も巻き直しました。また、あまりの足の蹴りの強さに、帝王切開した傷口が痛かったほどです。
このように黄昏泣きは夕方とは限らないと私は思います。
かよわい新生児でも泣き叫ぶ声や身体の動きはおどろくほど強く、抱っこが不快なのではと感じたり、頼りがいがないのかもと新米ママさんは、この泣き方にご自身を責めてしまうでしょう。
ですがミルクや母乳の回数や量が減少したり、おしっこやうんちの排泄回数が減ることがなければ赤ちゃんは元気ですので自然と落ち着いていきます。
赤ちゃんの哺乳回数・排泄回数をメモにとり、問題がなければ『黄昏泣きが始まったんだな』ってくらいに思って下さい。
新生児が泣くことの原因をしり怒鳴ることなく対処をしよう!
ずっと泣かれているとママも滅入りますが、対処の方法がいくつかあります!
コリックを起こす原因とは・・・
- 消化管の不快
- 刺激が多く疲れている
- アレルギーやタバコの煙
などがあります。
対処の仕方は
<消化管の不快の場合>
主にゲップやガスがうまく出せず腹満感での不快やミルクや母乳を飲みすぎて吐き戻しなどの不快や便秘・腸蠕動の不快などが考えられます。
ゲップがでなくてもガスとして出てくるこもありますが、授乳後以外にもタテだきする時間を多く取ることや、おなかを『の』の字にマッサージすると出しやすくなります。
また少し力いっぱい泣かせてあげてもガスがでますので泣いて直ぐ抱っこせず、1~2分ほど泣かせてみて下さい。泣くことで排ガス・排便を出す腹筋がついていきますよ。
うちの子は授乳以外でも空気を飲みやすく常におなかは張っていて、生後2週くらいから排便が1日1回になり、生後3週で4日間でなくなり綿棒浣腸してもです、小児科で浣腸しました。
おなかのマッサージや綿棒浣腸(綿棒の先にベビーオイルをつけ先の部分だけ肛門にいれ円を書くように)しても出ない場合は小児科医の診察してもらいましょう。
<刺激が多い場合>
赤ちゃんにとって産まれたその日から初めての刺激ばかりです。解るのはママの心音と声。ドタバタ・ガシャンなど生活音や光、喧嘩の声や怒鳴り声の【不快刺激】
授乳・抱っこ・スキンシップなどの【心地よい刺激】を24時間ずっと感じて疲れてます。
とは言え、赤ちゃんにも慣れてもらわなくてはいけないこともありますので、静かな生活は上の子がいると難しかったりします。母乳の回数を多くして安心させてあげたり、ミルクの場合はおしゃぶりを利用すると落ち着いたりします。
<アレルギーやタバコの煙>
赤ちゃんがタバコの煙(ニコチン)を吸ってしまうと機嫌が悪くなったり、下痢や嘔吐などの影響があります。分煙や禁煙してあげましょう。
アレルギーに関して、母乳やミルクに含まれる成分だけでなく、皮膚に触れるものすべてにおいて可能性があります【ベビーソープ・洗濯洗剤の成分・空気中にあるもの】など。
全て取り除いてあげることは難しいですので、皮膚トラブルのもとは乾燥!
皮膚のバリア機能を維持するために保湿クリームやローションは入浴後だけではなく日に3回塗ることをお勧めします。
赤ちゃんは動きが活発で服やお包との摩擦で皮膚がダメージを受けやすいため、たっぷり塗ってあげてください。乳児湿疹やオムツかぶれがひどい場合は皮膚科や小児科で診てもらい適切な処置をうけましょう。
● 消化管症状やアレルギー対策に栄養士さんに奨められたサプリをご紹介します!
ミルクに混ぜたりスプーンで直接あげることが可能。1日6滴まであげれますが、飲んだその日に効果がある赤ちゃんもいますから、1.2滴からためしてウンチので具合で増やす方がいいかもしれません。
生後0日から使用できますが、うちの子は生後1ヶ月から使用し自然排便までは1.2ヶ月かかりました。便秘がちの赤ちゃんには早めの使用がいいかもしれません。
アレルギーに関してはプロバイオを与えなかった上の子より与えた子の方が乳児湿疹も乾燥も少なめです!
母乳を通して赤ちゃんに乳酸菌を与えることが出来ますし、ママにも効果があります!実はヨーグルトなどに入ってる乳酸菌は胃酸に弱く死滅してしまうものも…。
効果を充分に発揮させるには空腹よりも食後に摂取する方がいいそうです。ですがサプリなら気にすることなく1日の必要量がとれます。
産後は体調を崩しやすく、免疫力が落ちてますので免疫力維持やUPに乳酸菌を取り入れ風邪などの病気から身体をまもりましょう。
● 黄昏泣きに入ってしまった赤ちゃんの抱っこにはスリングがおススメ!
新生児であっても持っている力は想像以上・・・。我が子の様にお包みがぐちゃぐちゃにするタイプの泣き方の赤ちゃんにはおススメします。
新生児期だと横抱きが2種類でき、タテだき(コアラ抱き)ができます。ただ埋もれてしまうので、お包みのままスリングにいれてあげると安定すると思います。
どんなにそっくり返ってもしっかりホールドでき、腕がつかれず長時間の抱っこが可能。抱っこでしか長時間寝れない赤ちゃんにも最適です。
抱き方にご心配の方は別売りのクッション付きもあります。
おわりに
1日25~30g成長していく新生児の身体に怒鳴るという刺激は脳の成長に影響があります。怒鳴ってしまうことが続いてしまうと、どんどん幼い脳は影響をうけて人格や各機能の発達に影響を及ぼしていくでしょう・・・。
ですが、怒鳴った、怒鳴ってしまいそうと赤ちゃんへの影響を心配して色々調べているママはしっかり赤ちゃんを愛せていますので自信もって下さい!
赤ちゃんも大事ですが、今1番優先すべきはママの心と身体を健康にすること。抑えきれない怒りの感情はホルモンバランスのせいと思い自分を責めなくて大丈夫です。
ママの心身の健康を維持するにはこちら!!
- 家族に協力してもうなどの工夫や家事代行サービスや買い物はトドックなどを利用。
- 出産した産婦人科に相談(夜間でも対応してくれる施設もあります)
- 産婦人科での半月健診に受診し悩みを聞いてもらう
- 保健センターに連絡し、家庭訪問を依頼
- 各自治体で運営してる産後ケア事業を利用
- 泣く赤ちゃんを安全な所に寝かせて離れ、深呼吸などし心を静めて下さい!(5分程度)
赤ちゃんはママから愛情と栄養をうけ活力をどんどん得ていきますが、赤ちゃんもまた感情のコントロールができず1日に感じたストレスや不快を泣くことでしか伝えられません。
その気持ちをママの優しい声や抱擁、母乳で癒してあげてください。
まだ笑顔が作れない新生児さんですが、あと1カ月もすればママの声掛けにとっておきの笑顔を見せてくれます!笑顔と笑顔のセラピーで心豊かに子育てしましょう。