ママにべったりの原因は愛情不足?自立を促す5つの秘けつ

皆さんのお子さんは家の中もしくは外でママにべったりと離れられない…ということはありませんか?周りの子は楽しそうに遊んでいるのになんでうちの子は遊べないんだろう?もしかして愛情不足?と自分を責めたり、いつまで続くのかとうんざりしたり…嫌になる事ってありますよね。

実はママにべったりになってしまうのにはちゃんと原因がありました。しかしそれは決して愛情が足りていないわけではありません。

ではこのままべったりのままでいいのかと言うと、将来何をするにもママの顔色を伺いながらするようになったり、自分で何も考えられない自立できない子どもになってしまうかも…。

そうならないためにママにべったりな中でもできることがわかりましたのでご紹介いたします。

ママにべったりな子への対処法は?

ずっと抱っこやおんぶじゃないとダメだったり、幼稚園や保育園でママと離れたくと泣きわめいたり…。

ママへのべったりは特別なことではありません。むしろ誰にでも起こりうる悩みです。

その時にママが嫌になってしまわないように5つのポイントをご紹介するのでぜひ試してみてください。

1、子どもが甘えたい時はたっぷりと甘えさせてあげる

抱っこやハグはもちろん一緒に絵本を読んだり、遊ぶことでお子さんとの絆を深めていってください。また何でもない時に「愛してる」「大好き」「かわいい」という言葉を伝えてあげましょう。

【愛情充電期】というのが誰でも訪れます。今まで明るく活発だった子が急にママから離れられなくなるということもよく聞きます。それは今までの充電していた愛情が切れてしまったから。

また充電しないと今までのようには遊べません。しかしお子さん一人一人【満足度】が違うので、ちょっとふれあうだけで良かったり、たっぷり時間をかけて充電しないといけなかったりします

また「私(ぼく)は愛されてる?」という不安からの行動のことも…。日頃から愛情を感じていたり、しっかり甘えられている子は不安を感じないそうです。

「ママは私(ぼく)のことを心から愛してくれてる」

「ママは私(ぼく)のことを絶対に1人にしない」

という確信を得ることができると外の世界に飛び込むことができます。

2、「ママがいないと駄目なのね」なんて口に出さない

あまりべったりされると「もうママがいないとダメね~」何て言いたくなったりしますよね。しかしそれを耳にしたお子さんは「私(ぼく)はママがいないとダメなんだ」という暗示にかかり、自分で何かしたいという意欲が弱くなってしまいます。

この場合はママがいないとダメと言うのではなく、「いつもママと一緒なのにこれは一人でできたね」や「なんだかしっかりしてきたね」などどんなささいなことでもいいのでできるようになったことを褒めるようにしてください。

褒められると徐々にお子さんもいろんなことに挑戦してみたいという意欲が生まれてきます。結果を褒めるのではなくその意欲を喜んで今後にどんどんつなげていってください。

3、たくさん褒める

お子さんは誰だって褒められることが大好きです。それは「自分で泣き止むことができたね」「お菓子いっぱい食べたかったのに我慢できたね」などささいなことで構いません。褒められることでどんどん自己肯定感が育っていきます。

自己肯定感とは【自分への自信】です。自分に自信がついてくると親以外の他人と関わることや、外の世界にも恐れずチャレンジする意欲が湧いてきます。褒める内容は成功や失敗などの結果は関係ありません。

行動に移せたことを褒める「すごい」、こちらの話をしっかり聞けたことを褒める「できた」、自分で考えて挑戦したことを褒める「さすが」という言葉はどんどんかけてあげてください。

4、子どもの世界を見守る

いつまでも手助けしたり口を出しすぎると常に顔色を伺ったり、自分で考えて行動できない子どもになります。子どもを見守ること=子どもの世界に介入することではありません。たくさん成功体験を積んでどんなことにも果敢に挑戦してもらいたいというのも親心として当然ですが、失敗を積み重ねた後の成功は、感動や喜びなどが計り知れません。

お子さんの世界はお子さんだけのものです。だからといって放っておくのではなく、困った時にすぐ手を差し伸べたり嬉しいことはすぐ一緒に喜べるようにいつだって見守ってるよ、応援しているよという見守りが大切です。

5、ママ自身が外の世界を思い切り楽しむ

お子さんだけだと外の世界の楽しさを理解するのは難しいこともあるかもしれません。その時に自分の大好きな人が外の世界でいつも楽しそうにしていたり、いろんな人と話している姿を見ていくうちに「外の世界は楽しそうだな」「いろんな人とのコミュニケーションをとるのは楽しそうだな」といったようにだんだん興味が湧いてきます。これまでの人生で外の世界の楽しさを知っているママですからお子さんにも外の世界への希望をたくさん与えてくださいね。

もうママへのべったりを受け入れるしかない?

自己肯定感や愛情の充電のためになんでも言うことを聞かないといけないということはありません。絶対許せないラインをこえたとき(生死が関わる行為、他人に迷惑をかける行為など)は毅然とした対応が大切です。その代わりママと一緒に何かしたい!というときは全力で叶えてあげてください。

また、保育園や幼稚園を休んでママと一緒にいたい!と言われたらどうしますか?がんばって行ってくれることを望んでいますよね。心を鬼にして登園させるかと、園での一日の流れを徐々に理解できるのでお迎えの時間にはママが絶対に迎えに来てくれると心待ちにできます。

その時「あんなに泣いてたのにがんばったね」「待っててくれてありがとう」と褒めてあげるとママが褒めてくれた!ちゃんとできた!と自信に繋がるのです。

その分自宅ではべったりも増えるかもしれませんが、また明日がんばるためだとたくさん甘えさせてあげてください。週始めや長期休み明けなど、崩れることもありますが、すぐに思い出して立て直してくれますよ、。

泣いている姿に困り果てて認めてあげると、「ママは泣いたら云うことを聞いてくれる」と間違った認識をもってしまうので、受け入れるのには注意が必要です。

ママもべったりを一緒に楽しもう!

愛情の充電とは決して愛情が不足しているわけではなく、新しい場所や事柄にチャレンジする勇気を養っている期間です。毎日べったりされてると、いつまで続くんだろう、もしかしてうちの子だけはずっとこのまま?朝が来なければいいのに…などいろんな感情が渦巻くと思います。

しかし断言できます。ママへのべったりはずっとは続きません。それはこちらがどれだけ望んでも、です。そしてそのべったりが終わってしまうとママがべったりしたくなっても今までとは違うふれあいになってしまいます。

私の息子はべったりしなくなるまで4年ほどかかりました。本当にイライラして無理やり1人でがんばらせたこともあります。しかしそのやり方で親の望む結果になるのは難しかったです。それより一見遠回りのように見えても子どもの望むように一緒に行動したほうがいい結果をうみだすこともありました。

自己肯定感や安心感がめきめきあがっていった結果なんでしょうね。でもそれに気付いたのはわが子のべったりを受け入れられるようになった時…。今度は突然の親離れに置いて行かれたような気持ちになりました。こんなにずっと付き合ってても離れるときは一瞬です。

しかし、1度離れたとしてもちゃんと戻ってきてくれます。幼少期のように熱烈にママを求めることは減っていくとは思いますが…。徐々にべったりの形を変えながら愛情を充電しているのかもしれませんね。近くに来たときは「充電期間なのね」と優しく受け入れて一緒に楽しんでしまいましょう!

まとめ

ママから離れられないのは愛情を充電して何かにチャレンジしたいときなのかもしれません。

そんな様子が見られたときママができる対応は以下のとおりです。

・たっぷり甘えさせてあげる

・出来ないことよりも出来るようになったことを喜ぶ

・たくさん褒める

・お子さんを見守る

・ママも楽しもう

今しかないお子さんとの濃密な時間をぜひ楽しんでくださいね!