危険!スマホネグレクトが赤ちゃんに与える悪影響とは?

赤ちゃんが生まれると色々検索したいことも増え、スマホが手放せなくなったというママは多いのではないでしょうか?

赤ちゃんについて気になったことの検索から始まり、必要なおもちゃやグッズの購入、写真を撮影しては夫や親に見てほしくて送信、ママ友とラインでやり取り、フリマアプリで不要になったものを出品、などとにかく育児とスマホって切り離せない関係ですよね。

育児のストレスから少しでも解放されたくて、さほど興味はなくても気付けばネットサーフィンをしたり、チャットやゲームをしたり、動画を見て息抜きしたいという気持ちはとても分かります。

しかし「スマホネグレクト」という言葉をご存知でしょうか?

ネグレクトといったら、ミルクをあげなかったり、オムツ交換を怠ったり、着替えもさせず汚れたままの同じ服を着せていたり、暑い車内に放置したり、お風呂にいれない…とか酷い親がやる育児放棄のことでしょ?私はちゃんと面倒をみているし関係ないわ。と思ったママは要注意です。

スマホネグレクトをしているママは自覚がないことがほとんどなのです。

生後6か月の赤ちゃんから2歳までの間にスマホ依存症による母親に育てられた子供は愛着形成がうまくできず愛着障害が起きてしまうというデータがあります。

そうなると可愛い我が子が一生、幸せとは無縁の生きづらい人生になってしまうのです。

それは困りますよね。我が子には心許せる友達や家族も出来て、充実した幸せな人生を歩んでほしいはずです。

でもスマホを完全に辞める事は難しいと思います。

それではなにがスマホネグレクトになるのか、またどういった使い方だったら子供の正常な成長に影響しないのかをまとめましたので見ていきましょう。

赤ちゃんにとってスマホネグレクトになる行為とは?

・授乳中に赤ちゃんの顔を見ずにスマホを見る

・赤ちゃんが泣いているのにスマホがなかなか手放せず、気付けば長い間泣かせている

・赤ちゃんが1人で遊んでいるからとたまに様子を確認することもなく、しばらくスマホに没頭してしまうなどです。

ちょっとくらいいいじゃないと思いがちですが、赤ちゃんの立場に入れ替わってみたらどうでしょう?

泣いて訴えているのに無視されっぱなしで放置されているのです。酷い親以外何者でもありません。

何故赤ちゃんにとってスマホネグレクトが悪影響を及ぼすのか?

生後6か月から2歳くらいまでは親子の信頼関係をつくる最も大切な時期です。信頼関係は目をみて気持ちを込めて応答することがとても重要です。

この時期にいくら泣いても放置されっぱなしだと、感情のコントロールが出来ない子に育ってしまうそうです。

小学生になっても幼児のように、自分の要求が通るまでいつまでも泣き叫び続けたり、床に転がりジタバタして癇癪を起こしたり等です。

赤ちゃんは泣いたらすぐママが来てくれる、なんでも受け止めてくれるといった母親との信頼関係を築けてこそ、将来は他人を信頼することもできるようになります。

生後6か月ともなれば赤ちゃんはじっとママの行動を観察するようになっています。自分に感心がなくスマホばかり触っていると自分は愛されるのに値しない子なのだ、とひどく自己肯定感の低い人間になってしまいます。

そして将来は社会性や共感性が乏しく情緒不安定で、注意力は欠如し対人関係も上手く取れない大人になることが多いそうです。

これでは学校生活も就職先でもうまく馴染めず生きるのが苦痛な人生になってしまいそうですよね。

たくさんの奇跡が起こり誕生するのですから、せっかく生まれたからには楽しい幸せな人生であってほしいものです。

スマホネグレクトにならないために赤ちゃんとどう向き合ったらいいの?

生まれてから2年間くらいは、赤ちゃんが起きている時は見ない事をおススメします。

2年は長い!と思うかもしれませんが、親離れしていくのもあっという間です。そのころになって色々と問題が出てきて後悔したくないですよね。

そばに置いておくとつい手が伸びるのでカバン等にしまっておくのがポイントです。

赤ちゃんのために検索していることでも子供が求めているのは今かまってほしい、甘えたい、という気持ちだと思います。今は赤ちゃんの欲求を満たしてあげる事に全力を尽くしましょう。

生後6か月から2歳までが愛着形成に最も大事なオキシトシンというホルモンが一番増える時期なのでこの1年半くらいはスマホ依存からは少し離れてみましょう。

親子の関わりによって作られるオキシトシンには、赤ちゃんに安定した愛着を形成し、社会性や共感性を育みストレスや不安を和らげる働きがあるそうです。

これらが十分に育まれていたら、我が子の将来がなんとなく安心しませんか。

大切なのは「ママに自分は無視されている」と感じさせないことです。

そのため、子供が起きている場合にどうしても使用したい場合はトイレで短時間に済ませて、

子供が寝たら存分に楽しめばいいのです。

まとめ

赤ちゃんにとってスマホネグレクトは母親が無意識のうちに毎日やってしまいがちです。

生後6か月から2歳くらいまでが赤ちゃんと母親の愛着形成に最も大事な時期なので、この時期は極力スマホから離れて赤ちゃんとしっかり向き合いましょう。

そうすることで社会性や共感性を持ったストレスに強い人間へと成長していく基盤ができます。