幼児期の外遊びがおすすめの理由

子どもは外遊びが大好きですよね。

外遊びと言えば、砂遊び、すべり台やブランコなどの遊具、虫採りや鬼ごっこなど。

赤ちゃんの頃は抱っこしてお散歩だけでも満足してくれたけど、幼児期になると動きも活発になったしなぁ…。公園に行くだけならたいしてお金もかからないし、子どもが喜ぶのなら毎日でも連れて行ってあげたい!

でも暑かったり寒かったり、あと私が疲れてる日は外で子どもを追いかけ回すのはしんどい…。

そう思う方は多いと思います。

外遊びにはたくさんのメリットがありますので、外遊びのポイントを押さえておけば、親も外遊びに積極的になれることでしょう。

幼児期の外遊びの効果!身体は鍛えられ、脳は発達

外の空気に当たると皮膚が強くなります。

そしてさまざまな動きを経験することで、身体の筋肉がバランス良く鍛えられると共に、心肺機能や骨の形成などの発達にも良い影響を与えるのです。

鬼ごっこや追いかけごっこの走る遊びのねらいは、足の速さや瞬発力などの運動神経が試されることにあります。

運動神経には生まれつきの要素もありますが、鍛えればある程度まで向上するものです。

特に子どものころは吸収が早いので、高い効果が期待できます。

ある研究調査では「体育教育を導入している幼稚園・保育園よりも、自由に外遊びをさせている園の子どもたちの方が運動能力が高い」といった結果が出ているそうです。

私の子どもが通っていた幼稚園も、自由に外遊びをさせることが多い幼稚園です。

小学校に上がってからも、自主的に休み時間は天気が良い日は虫採りやボール遊びなど、必ず外で遊んでいるようです。

かけっこも速い方なので、幼児期からの外遊びが良かったのかもしれません。

また、外で草木や虫などと触れ合うと興奮したり、興味を持ったりして身体を動かすことであらゆる神経が刺激され、脳の前頭前野が活発になります。

前頭前野は脳の中でおでこの周辺にあり、集中力や我慢する力、想像力などを司るところです。

そういった心の内面を磨くためには前頭前野を大切に育てる必要があるので、外遊びで脳を活性化させると良いでしょう。

今の子ども達はゲームをしたり、動画を見たりなど頭を使う時間が多く、身体を使うことが少なくなってきました。

そうなると、頭は疲れているのに身体が疲れていないので、夜更かしをしてしまったり、朝の目覚めが悪かったりするのです。

外遊びをして、心、頭、身体をしっかり使うと自然と眠気が訪れるので、夜はグッスリと眠ることができ、朝はスッキリと目を覚ますことができます。

生活のリズムを整えるためにも、外遊びは必要なものだと言えます。

では、どういう遊びをしたら効果的なのか、おすすめの遊びをご紹介します。

(鬼ごっこ)

相手が来たら瞬発的に逃げる、という動きを繰り返すため、突然の動きにも対応できるようになり、瞬発力が鍛えられます。

速く走る力も身につくでしょう。

(砂遊び)

頭の中のイメージを砂で形にしたり、奥まで穴を掘ったり、それを壊さないようにするにはどうしたら良いか、手を動かしながらも考えるので集中力が鍛えられます。

(ボール遊び)

幼いころは、ペットボトルを使ったボーリング遊びがおすすめです。

使用済みのペットボトルに絵を描いたり、シールを貼ったりして、オリジナルのピンを作ります。

それを並べ、ボールを転がしてピンを倒します。

ペットボトルの数を増やしたり、距離を伸ばしたり、子供の様子を見ながら難易度を上げていくと長い期間遊ぶことができ、何本倒したか競争するのも面白いです。

少し成長すると、ボールを続けてつくドリブルも楽しめます。

はじめは続けてつくのは難しいですが、1回でも多くつけたときは思い切り褒めます。

ボーリングもドリブルも、数を数えることで、自然と数字を覚えることができ、数感覚が養われます。

最近の子どもたちは、夏は熱中症、冬はインフルエンザが心配で外遊びをする機会が減っているように感じます。

ゲームも昔より格段に普及しているので、それも外遊びが減っている理由の1つと言えますよね。

まとめ

外での遊び方は無限にあります。

自分が子どもの頃に遊んで楽しかった遊びは、大人になっても忘れないものです。

私も子どもの頃、近所の子たちとかくれんぼや鬼ごっこ、ボール遊びなどをしていたことを今でも覚えています。

思い出になるような楽しい遊びを、自分の子どもたちにも教えていってあげたいですね。