どうすることが幼児期の脳の発達を促すことになるのか

赤ちゃんの頃に比べると体つきもしっかりして、たくさん動くようになり成長を実感することが多くなったと思います。出来なかったことがいつの間にか出来るようになると本当に感動しますよね。

すると今度は、何か今のうちにしておくといいことは無いのかと、気になりだします。お勉強がいいのか、習い事がいいのだろうかと、調べてみると情報がたくさんあって、調べるうちに分からなくなっていき、答えが出ないままのこともあると思います。

そんな時は、毎日の生活を見直すだけで、子供の成長を見られるようになります。ママも楽しく過ごすことができ、更に、子供にもよい効果を与えることになるのです。

もっと早くからしておけばよかったと、後悔することになるのは辛いことです。将来のためにも今から始めてみましょう。

幼児期の子供は何かと手がかかります。毎日を過ごすだけでも大変なのに、子供の将来のためを考えて何かを始めようとするなんて、とても素晴らしいことです。今から紹介することは、難しいことではありませんので、ぜひ試してみてください。

まずはこれ!睡眠の改善!

いつも早く寝かそうと思っているのに、なんだかんだで寝かしつけるのが遅くなってしまい、翌朝起こす時になかなか起きられないことがあると思います。

何度も起きるように声をかけても、体を揺すっても起きません。起こすのにも一苦労です。やっと起きたと思ったら、グズグズが始まって朝の準備がはかどらなくて、ママはイライラしてしまう、なんてこともよくあることだと思います。

逆にしっかり眠れた日は、一人で起きてきますし、朝ごはんもモリモリ食べてくれて、朝の準備がスムーズに進んで、一日の予定がたちやすくなっていいことずくめですね。

実は、脳の疲れは眠ることでしか取り除くことが出来ません。眠っている間に成長ホルモンが分泌されることは、よく聞く話しだと思います。逆に睡眠不足だと記憶力の低下がみられるようになり、脳の発達に悪影響を及ぼします。

幼いころからの睡眠不足が続き、小学校に通う頃になって、授業中に座って話が聞けない、先生の言うことが理解できない、なんてことにならないためにも今から睡眠不足にならないように改善して、早く寝る癖をつけましょう

必要とされる睡眠時間

幼児期はだいたい10時間~11時間の睡眠時間が必要だと言われています。

夜は21時までには寝かせて、朝は7時頃までに起きられるようになれれば理想的だと言われています。

睡眠の質を保つ

睡眠時間と同じように、睡眠の質(ぐっすり眠る)も大切です

眠る一時間前からスマホやテレビの視聴はしないようにしましょう。光の刺激が強く、脳が休むことを邪魔してしまいます

食事の見直しをしてみては??

しっかり食べて元気な子になってほしい、と思ってがんばって作ったご飯をしっかり食べてくれると嬉しいですよね。また作ろうと思える原動力になります。でも、実際は好き嫌いが多くて、せっかく作っても食べてもらえなかったこともありますよね。作っても食べてくれないと、本当に悲しいです。

子供が食べてくれない時に私は、「一口だけ食べて」とお願いしています。本当は全部食べてほしいけれど、まずは一口だけ勧めています。嫌そうな顔をしながらも一口食べてくれたら、ありがとう、すごい、食べられたね、などと言って褒めます。

すかさず「もう一口どう?」と勧めることも忘れません。

また、別の方法として「一緒に食べよう」と言います。「せーの」で子供と一緒に自分も食べます。まずは食べてもらうことが大切ですからね。試してみてください。

脳の発達のためにも特に大切なのが朝食です。「早寝・早起き・朝ご飯」と言うように、朝ご飯は大切です。一日をスタートさせるパワーを補いましょう。

また、よく噛んで食べることも脳の発達によいことです。3歳頃になると歯も生えそろうので噛み応えのあるものを用意してあげてください。

子どもなら沢山遊ぼう!

たくさん寝て、たくさん食べたら、たくさん動きましょう。それでなくても子供はじっとはしていません。何かを見つけては夢中になって遊んでいます。

実はこの夢中になることが脳の発達に大切なことなのです。どんな習い事よりもたくさん遊ぶことが最も子供を成長させるのです。

その時に注意してほしいことが2つあります。

親が先回りしない

子供がやろうとしていることに対して「まだ出来ないだろう」と先回りしてしまうことがあります。先回りすると失敗する経験がなくなってしまいます。そうなると、出来ないことに挑戦して失敗しても怒らないなどの感情をコントロールする基礎が作られなくなってしまいます。親は見守るようにしましょう

満足するまでさせてあげる

子供が夢中になっていると、時間を忘れてずーと遊んでいることがあると思います。一体いつになったらやめるのだろうと心配になることもあります。「そろそろご飯の時間だから」と言って止めさせることがあると思います。

その気持ちは分かります。でも、夢中になって遊んだ経験のある子は「あと伸びする子」「学びに向かう力が強い子」になるそうです。脳が発達しているのです。止めたくなる気持ちをグッと押さえて待ってあげてください

まとめ

大切なわが子の成長を少しでも助けたいという気持ちは大切だし、素晴らしいことだと思います。幼児期の脳の発達に必要なことは、毎日の生活の積み重ねが大切になります。睡眠は時間(たっぷり)と質(ぐっすり)が必要になります。

朝食をしっかり食べて、噛むことも忘れないように気を付けてあげてください。

あとは夢中になって好きな遊びを楽しんでいれば、自然と脳の発達を促しています。