子どもの砂遊びの効果とは?知っておきたいメリットと遊び方

子どもはみんな砂場で遊ぶのが大好きですよね。

子どもの遊びの中でも定番と言える砂遊びですが、洋服が汚れたり、靴の中は砂だらけ、水まで使うともうドロドロで後が大変…と親としてはあまり積極的にやりたい遊びとは言えないのではないでしょうか。

しかし、公園や幼稚園や保育園など、子どもが集まる場所の多くには砂場があるかと思います。

昔から子どもの定番である砂遊びには色々な良い効果があるのです。

子どもと一緒に心から砂遊びを楽しめるようになりたいですよね!

砂遊びの良い効果や遊び方、注意点などをご紹介します。

砂遊びの良い効果とは?

砂遊びは子どもの体の成長や発達にも効果があると言われています。

心が安定する

大人も、土いじりをすると癒される、落ち着く、などと言いますよね。

リラックスして、ストレス解消にもなります。

子どもの砂遊びもそれと同じで、サラサラした砂を触ったり、ちょっと固めの砂をお団子にしたり、色々な感触が楽しめるので無心で砂を触っていると情緒が安定するのです。

手先が器用になる

砂遊びで1番動かすのは、手です。

手で穴を掘ってトンネルを作ったり、砂を掴んだり、すくったり、固めたりしてお家を作ったり。

スコップやバケツなどのおもちゃや道具を使ったりもします。

常に手を動かし細かい動きをするので、砂遊びをたくさんしていると手先が器用になることが期待できます。

手は第二の脳とも言われます。多くの感覚神経が張り巡らせているので色々な刺激を敏感に感じ取ることができ、その刺激を感じ取った大脳が活発に活動し、子どもの意欲を引き出すこともできるのです。

集中力が高まり、忍耐力もつく

砂遊びをしていると何かを作ろうと意欲的になります。

おもちゃや道具を使って作ったり、ひたすら穴を掘ったり、様々な遊び方がありますがどれも目標に向かって長い時間集中して作り出します。

高い山を作ろうとすると、崩さないように慎重に砂を積み上げますよね。

失敗しないように集中し、もし失敗して崩してしまってもこうした作業をしていく中で集中力や忍耐力を高めることができるのです。

想像力(創造力)が豊かになる

砂場での遊び方は無限にあります。

最初は山を作ったり、穴を掘ったりするだけだったのが、水も使いだして掘った穴やトンネルに流したり、砂を固めて泥団子やケーキを作りながらおままごとをしたり。

おもちゃを使うと遊び方の幅もさらに広がります。

そうやって日々遊び方を考えながら砂遊びをしていると、自然と新しいものを作り出す想像力(創造力)が豊かになります。

大人も思いつかないような、常識にとらわれないような斬新な遊び方も発見するかもしれません。

そんな時は子どもを思い切り褒めてあげるとますます意欲も高まり、能力も高められていきます。

社会性、協調性が身につく

砂遊びは1人でもできますし、パパやママと遊ぶことも多いと思いますが、年齢が進むにつれて遊び方は変わっていきます。

砂場にいるお友達と一緒におままごとなどの「ごっこ遊び」をしていると、会話もたくさんでき、リーダーシップを発揮して役割分担をする子もいるでしょう。

お友達とみんなで協力して山を作ってみたり、おもちゃの貸し借りをしたり、自分より小さな子におもちゃを貸してあげたり、使い方を教えてあげたり、「こうするんだよ」とお手本を見せてあげたり。

家では見ることのない自分の子の素晴らしい一面を見ることができるかもしれません。

そうして遊んでいる中でコミュニケーションがうまく取れずにお友達とケンカになってしまうこともあるかと思います。

しかし1つのものを一緒に作ることで喜びを分かち合ったり、ケンカをしてしまったりしながら、少しずつ社会性や協調性を身に付けていくのです。

お友達とトラブルになりそうだと親としては我が子をすぐに叱ってしまいがちですが、様子を見ながらある程度は見守ることも大事ですね。

子どもが夢中になる砂遊びの遊び方!

子どもが時間も忘れて夢中になれる砂遊び。

遊び方は無限にありますが、定番の遊びから少し発展した遊びまでご紹介します。

おままごと遊び

砂を固めてお団子を作って並べたりするだけでも楽しいですが、砂遊び用のおもちゃを使って容器の中に砂を入れたり、型抜きなどを使って様々な形を作ることもできます。

コップに砂を入れるとジュースに。容器や型を使用してケーキやプリンなども作って、その上に拾ってきた葉っぱや木の実を使い、それを飾りにします。

季節によって落ちている葉っぱや木の実なども違いますので、四季の移り変わりをそこから学ぶこともできますね。

山作り・トンネル作り

砂を1か所に集め、山のように高くしていきます。

サラサラの砂より少し湿った砂の方が作りやすいです。

お友達やパパやママと協力して作るとより楽しめます。

大きく作った山の真ん中に手で穴を掘ります。

反対側からもう一人が穴を掘っていくと、トンネルが開通します。

「トンネルを掘って握手しよう!」とコミュニケーションを取ることもできます。

トンネルから続く道も作って、そこにホースなどを使って水を流すとまた楽しいです。

宝探し

砂場の中に宝物を隠して、それをみんなで探します。

車などのおもちゃや、お祭りでよく見かけるスーパーボールやきれいな石など何でも良いです。

私はガチャガチャをした時のカプセルを取っておいて、そのカプセルの中におもちゃを入れてそれを砂の中に隠します。

そうすると小さな子でも探しやすく、宝物もほとんど汚れませんし、砂の中から出てこずに紛失した!ということにもなりにくいので安心して遊べます。

砂で足湯ごっこ

砂の上に座ったり寝転がったりして、足や手の上に砂を掛けます。

暖かい日は砂も温かく、とても気持ちがいいです。

反対に寒い日や日陰の砂は冷たいですが、そこで砂の温度の違いも感じることができます。

砂遊びをする時のおもちゃはどんなものが良い?

砂遊びをする時の定番のグッズと言えば、

・スコップ

・熊手

・バケツ

・じょうろ

・型

市販されている砂遊びセットを見るとこの5点はだいたい入っています。

お子さんの好きなキャラクターの砂遊びセットを購入すれば砂遊びに興味を持ってくれることが期待できます。

砂遊びデビューにはぴったりです。

100円ショップでも砂遊びセットは販売されていて、種類も豊富で100円でもクオリティーが高いです。

100円ショップで購入した砂遊び用のダンプトラックはうちの子も大好きで、少々乱暴に扱って壊れてしまっても、お友達と遊ぶ時のためにもう1つ欲しい!と思った時にも、気軽に買うことができるので100円ショップは本当にありがたいです!

また、市販されている物だけでなく、身近な物でも砂遊びは楽しめます。

例えば、

・プリンやヨーグルトの空き容器

・プラスチックのスプーンやフォーク

・ペットボトル

・牛乳パック

 

など。

それ以外にうちでは家であまり遊ばなくなったおもちゃを外に持ち出して砂遊びなどで使って遊んでいます。

同じおもちゃでも外で遊ぶと新鮮なようで、家の中で遊ばなくなった物でも再び遊び始めるのです。

そうするとおもちゃも無駄に捨てることにはならないし、最後まで惜しげなく遊べます。

砂遊びをする時はここに注意!

砂遊びをする際は、砂場の管理がどうなっているかを確認した方が安全安心です。

夜の砂場は猫の排泄場所にもなったりします。

今は公園の砂場はそういったことを防ぐために砂場の周りに柵がある公園を良く見かけます。

また、地域で協力して夕方になると公園の砂場にビニールシートをかぶせる地域もあるようです。

そういう公園が近くにあるかどうか、チェックしておくと良いですね。

砂遊びを子どもにさせたいとは思うけど、公園の砂は衛生面や安全面で心配だし、億劫…という方は、お家に砂場を作ってしまいましょう!

うちはホームセンターで抗菌砂を購入し、子どもが赤ちゃんの頃に使っていたベビーバスの中に入れ、簡易的な砂場を作って自宅の庭で遊ばせていました。

砂場の下にシートを敷いておくと砂をこぼしてしまってもまた戻すことができますし、好きな時に好きなだけ遊べるのでおすすめです。

まとめ

砂遊びは親にとっては面倒なことが多いですが、子どもの能力を伸ばしてくれる身近な良い遊びなのです。

工夫すれば遊び方も無限大で飽きることはありません。

何事もそうですが、子どもと遊ぶ時はただ相手をするだけでなく、一緒に楽しむことが大事です。

砂を触るとその感触に大人も癒されます。

たまには汚れることなど気にせずに、子どもと一緒に思い切り砂遊びをしてみませんか?

子どもは喜びますし、親もストレス解消になって良いですよ。