「生まれてきてくれた時は、目を開いてくれているだけで感動していた毎日だった」
喜びを噛み締めつつも、睡眠不足で目が虚ろ状態の親御さん、多いのではないでしょうか。
「一体いつになったら、夜通し寝てくれるようになるの!?」という悲鳴が同時に聞こえてきます。
赤ちゃんは総合的に見ると睡眠時間は長いですが、私たちと同じ生活リズムではないため、苦労されているでしょう。
夜を眠るものと脳が認識して、私たちが安眠を得るのは、それぞれの赤ちゃん次第というのが現実です。
「そんなんじゃ身体が持たない!」「明日の仕事に支障が出てしまう……」
と白目を剥いているそこのあなた!他人を変えるのはいつだって難しく、結局私たちが適応していくしか生き残る術はないけれど。。。
それでも、環境を整え、我が子の安眠導入を誘発することは可能です。
赤ちゃんが夜通し寝てくれるようになるのはいつ頃から?
そもそも赤ちゃんはまとまって眠る生き物ではないという認識をお持ちですか?
新生児はおよそ18時間、3歳でもおよそ12時間は寝ると言われています。
逆に、生まれたばかりの赤ちゃんが1日の大半を睡眠に費やし、ミルクも求めず、排泄しても泣かず、気分が悪くてもこんこんと眠り続けたら……こわいですよね。
赤ちゃんは勿論とんでもない睡眠時間を要しますが、起きるということ、目を覚ましていることは生きるためのシグナルを発している時だと理解してください。
うまく意思疎通ができないからこそ、頻繁に起きて、訴えることが必要となります。
なので、早い子は生後2ヶ月くらいから寝てくれるようになった、という声もありますが、相当早いです。
我が家では長女は18時間睡眠時間が平均とされていることでさえ、全く寝てくれず、最も過酷な時期だったと記憶しています。
お昼寝に添い寝していたら、こちらが泥に沈むように眠り、沼底に届く直前耳元でバズーカを暴発され目覚めるというルーティンでした。
恥ずかしいことに、時にはお昼寝が本当の睡眠確保時間では、と本気で寝入ったこともあります。夜はその分構う体力をチャージできましたが。
赤ちゃんは言語に限らず、ある程度の意思疎通を図れるようになるまでは夜通し眠らないと認識していても大丈夫でしょう。
それよりも、月齢に対して、平均睡眠時間が総合的に足りているかを確認しましょう!
あくまで目安なので、シビアになりすぎないようにご注意を。
おむつの会社で有名なmoonyでもチェックできますよ!
https://jp.moony.com/ja/tips/lesson/lesson054.html
赤ちゃんが夜通し寝てくれるために必要なことと導入は?
「赤ちゃんそれぞれといったって、寝やすいために何かしたい」
「色々試してみたけれど、あんまりうまくいった試しがない!」
世の中には色々な方法があり、それと同時に挫折した方も数多くいるわけです。
今回は、赤ちゃん主体の寝かせ方をまとめてみました!
結局うまくいくかは赤ちゃん次第ですが、何事も継続することに意味がある、と信じてみましょう。
さまざまなことを片っ端からやってもいいですが、一つのことを目安を決めて記録を取るとPDCAがやりやすいですよ!
寝かせる前に記録用紙を準備してみましょう。マスキングテープか、蛍光ペンがあるといいですね。24時間のバーチカルタイプがおすすめです。
今はアプリとかもありますね。
赤ちゃんの欲求は割とシンプルです。いつ頃に母乳が、おむつが、眠気が、など、わかっているつもりでも記録を取ることで心のゆとりも生まれます。
安全確保の上、一人寝を目指そう
日本には「親子三人川の字で寝る」なんて言葉があるので、子どもが幼少期の頃は、おんなじ部屋で寝かせていることも少なくないかもしれません。
しかしそれではこちらが大変。
赤ちゃんがベッドから落ちないように、身の回りの危険を取り除いた上で一人寝をさえましょう。
おくるみなどに包んでおくといいかもしれませんね。
部屋は暗くしておいて、そのまま寝かせてみましょう。
このとき、全力で寝かせてください。何かやりながら寝かせても赤ちゃんは安心感を得ることはできません。
赤ちゃんがどれくらいあやしたら寝てくれるのか記録に残しておくと、1日の「やらなくてはいけないこと」のやりくりにもつながりますよ。
赤ちゃんが寝たら、お部屋からそっと離脱しましょう。勿論初めての時は、「え!?赤ちゃんから離れていいの?大丈夫なの?泣くんじゃない!?」
と思うでしょう。
勿論泣きます。泣いたら迎えに行ってあげてください。赤ちゃんは「泣いたらきてくれる」といつしか安心感を覚えていくようになりますよ。
我が家は長女を産んだ時、とんでもなく狭い部屋に住んでいたので、赤ちゃんを別室にすることができませんでした。
なので簡易的に仕切りと布を取り付けて赤ちゃんスペースを確保したものです。
全然寝てくれない子でしたが、ひとり寝している方が心なしか寝ている時間が延びたような気がします。そばにいると赤ちゃんはやっぱり色々刺激を受けてしまうんでしょうね。
寝てくれるならいつまでも寝かせたい、でも……
「やっと寝てくれたーーー!せめて3時間は寝てくれよ!いつまでも寝てていいよ!」とウキウキしたことがない人は少ないかもしれませんが、これはあまりお勧めしません。
なぜなら生活リズムが崩れるから。
夜はともかく、お昼寝で1日の合計睡眠時間を大幅にお昼寝で消化してしまうことは、私たちの首を絞めてしまいます。
夜にどれくらい寝て欲しいかを計算した上で、お昼寝の時間を算出してみましょう。
その上でお昼寝はいつからいつまで、と決めましょう。時間になったら、自分を甘やかさずに優しく起こしてあげて。
夜寝てくれないからこそ、お昼寝はできるだけ長く寝てほしい。その気持ちはよくわかります。
まずは夜眠れる練習をした上で、眠りやすくするお昼寝の削減が好ましい!
私はバーチカルグラフに赤ちゃんの理想の1日を書き込んでみました。
それと比較して、赤ちゃん記録をすると、お昼寝の時間をしくじっていることに気づきました。
表が「朝と夜真逆になってませんか〜」と叫んでいたので。
するのは赤ちゃん、計画・誘導は私たちのお仕事です!
まとめ
本稿のまとめは以下の通りです(^O^)/
- 夜通し寝てくれるようになる時期は、赤ちゃん次第
- 赤ちゃんはまとまって眠る生き物ではない
- 成長とともに寝る力を養っていく
- 赤ちゃんに振り回されないよう、目標を立て、記録から赤ちゃんの睡眠時間を管理
- ひとり寝させる時は安心と安全をご提供
- 夜眠りやすくするために、自分に厳しく赤ちゃんを優しく起こす
眠っている時は天使のよう。そんな顔をいつまでも眺めていたい、ですが、貴重な睡眠時間、慌ただしく離れて家事に勤しみ、泣かれたらすっ飛んでいく。
おそらくこちらの記事を参考にしても、上記のような生活はあまり変わらないでしょう。でもそれで大丈夫。
そうするしかできないし、今までだってみなさんが赤ちゃんとちゃあんと向き合っていた証です。
赤ちゃんは私たちと同じ社会のルールで生きておらず、まっさらな状態です。当たり前のことが能力、習慣で養われていたことに気づきますね。
気長に半泣き半笑いしながら、育児を頑張りましょう!
最後まで読んでくださってありがとうございました☆