頭のいい子には幼児期から特徴がある!?賢い子に共通するアレ!

我が子が生まれて、頭のいい子に育って欲しいと思うのは自然ですよね。しかも、ただ漠然と『頭がいい子になって欲しい』と考えてないと思います。

例えば『礼儀正しく、本好きであって欲しい』そんな風に、具体的に願っていませんか?

そして、皆さんが思い浮かべる『頭がいい子』には、実在のモデルがいませんか?親戚とか友達などにいるのではないでしょうか。『あの子は小さい時から賢かった』と思う人が。

更に、我が子が通う幼稚園や保育園にもいるでしょう。『うわ、賢そう!』と思う子が。

実際、周囲から見て賢そうな子は、大抵賢いものです。表情からも賢さが滲み出ています。

幼稚園や保育園でやっていることは、皆ほとんど同じなので、頭がいい子たちが違う事といえば、【家庭】です

そう聞いて『やはり、育て方!?』そう思うでしょうか。『いやいや、あそこの家はパパもママも頭いいから、生まれつきよ』と言ってしまえば、それまでになってしまいます。

ウチはパパもママも普通だからね、と思ってしまっては、伸びるものも伸びません!

そもそも子供自身には、どの子にも計り知れない可能性があります。それを引き出している家庭があるのです。

生まれつきで賢さが決まるということはありません。鍵となるのは『家庭の習慣』

それを見ていくことで、幼い頃から頭のいい子がどの様な特徴があるのかを探りましょう!

頭のいい子が育つ、幼児期からの家庭の特徴って!?

頭のいい子、といっても、『物覚えがいい子』『話し上手な子』『機転が利く子』『知識が豊富な子』『人の気持ちがわかって優しい子』と、様々な特徴を上げることが出来ますよね。

生まれつきこれらの才能を持っているパターンは少ないのです。いずれも、育っていく課程で獲得していく能力です。それを伸ばすのは、家庭での習慣。

そして、家庭での習慣を作っていくのは、パパやママです。

しかし、良い習慣を作ろうとするあまりに、厳しくしすぎたり、子供に多くを与えすぎたりするのは良くありません。

習慣は、今日始めてすぐに身に付くものではありませんが、毎日の子供との触れ合いの中で、少しずつ効果が表れてくるものです。

頭のいい子を育てている、親の【子育ての習慣】を見ていきましょう!

習慣その1・幼児期から頭のいい子の親は、いつでも前向きな声かけをする

子供の毎日は、あれしちゃダメ、これしちゃダメと言いたくなるものですよね。

更に『早く〇〇しなさい!』『同じことを何度言わせるの!?』と叱ることもしばしば。

私も我が子をよく叱っていました……。前向きな言葉がけをしたいと思っているのに、どうしても目の前の事が気になって、子の行動に先回り。

そして、【先回り】すれば、後は【後ろを振り向く】しかありません。

結局、子供に後ろ向きな言葉ばかりをかけてしまいました。

ですが、頭のいい子は幼児期から、親に前向きな言葉をかけられています

頭のいい子は、幼児期から【禁止の言葉】ではなく『大丈夫!』『出来るよ!』『すごいね!』といった、前向きな言葉をかけられて育っている特徴があります。

この習慣は、子供に自信を持たせ、自主的に動くことが出来るようになるのです

頭のいい子の親は、子供のやることをむやみに禁止したり、急かしたりせず、本人がやったことを、認めて褒めて、自信を持たせて、次のステップへの橋渡しをしているのです。

習慣その2・失敗してもいい!の精神で育てることで、幼児期から頭のいい子になる

子供が失敗する姿を見るのは、苦しいですよね。しかし、小さい頃の失敗は、本人にとって、悪い経験ではないといいます。

全てが上手く行くわけではない、次はこうしよう、といった学びにつながるからです。それも、パパやママの対応があって、【失敗が良い経験】になるのです

幼い子から賢い子のパパやママは、子供の失敗を恐れません。

子供本人に最後までやらせる、自分の言葉で言わせるという事を心がけています。

その結果、失敗してしまったり、考えが甘かったりすることに対して叱る事はありません。冷静に、どこが良くなかったのかを、子供と一緒に考えるのです。ここでも、答えは子ども本人に出させます。

子供は、頭と心を使って、自分の答えを出す経験を繰り返す事で、「失敗の後にどうするのが大事なのか」を学びます

頭のいい子は、幼児期から失敗を恐れません。それは、両親が『失敗してもいい!』という姿勢で子供に向き合っているからなのです。

習慣その3・幼児期から頭のいい子は親子のコミュニケーションが活発である

しかも、親からの一方的なコミュニケーションではありません。

幼児期から頭がいい子の親は、いつでも『子供に考えさせ、子供にやらせる』ことを心がけています。

しかし、子供を放っているということではありません。子の考えていること、経験したことをしっかりと聞きます。

親子の会話が多いのも、幼児期から頭のいい子の特徴です。

親は、前向きな声かけや、新しい事への挑戦を促すにしても、【やる・やらない・どのようにやる】は子供本人に決めさせます。

更に、色々な場面を経験したら、感想を聞くなど、本人に振り返りをさせるのも忘れません。これは、特別な事ではなく、毎日の幼稚園や保育園での出来事を尋ね、そして、それをどう感じたかを聞くというのもいいことです。

子供は話を聞いてもらえる楽しさや、会話をするために頭をフル回転させる習慣がつくのです。

幼児期から賢い子が、積極的で、話し上手な傾向があるのは、こういった親子関係があることが考えられます。

習慣その4・【待つ】余裕がある親が、幼児期から頭のいい子を育てる

どの様な【頭のいい子】になって欲しいかは、色々希望があると思いますが、全ての親に共通するのは、自分らしく、自分の能力を最大限に発揮した人生を歩めるようになって欲しいという願いではないでしょうか。

習慣1~3に共通するのは、パパやママが忍耐強く、子供に付き合っているということです。

この努力によって、子供は親から【認められている】という意識を持つ事が出来ます。

認められるという感覚は、子の自信を支え、たくさんの事に挑戦しようとします。

多くの経験が、子供の身体と脳を育てるのです。

ただでさえ、育児は忍耐を試されるものです。ですが、幼児期から頭のいい子の特徴は、親が子供を【否定しない】【あせらない】【与えすぎない】と、見守って、待つ姿勢を貫いている傾向があるのです。

習慣その5・幼児期から頭のいい子は、親が子を最後まで信じ抜いている

頭がいい子の親は、子が幼児期の頃から、我が子を最後まで信じ抜くことに務めています。

色々なものを与えすぎず、忍耐強く見守って、子供を認めて、何事でもやり通すことを信じています。

子が、何かにつまずいたり、挫折したりするのを見ると、手を出したくなるし、慰める為にものを与えたくなると思います。

しかし、幼児期から頭がいい子の親は、最後まで我が子を信じて待つのです。

子供との関わり方は、家庭に様々です。そして、100%の正解はないのも子育て。

しかし、子供の力を信じ、本人が何かを掴むまで待つ事を習慣にすると、子は幼児期から、達成感を感じる為にがんばれるようになるのです。

頭のいい子の特徴は、幼児期に【勉強より遊び】!?

小さな頃から賢い子は、きっと家でも勉強をしていたりするんだろうという気がしませんか?国語や算数といった、教科書のような勉強でないにせよ、親は毎日、本や図鑑で勉強させているに決まっていると、思ったりしますよね。

しかし、頭がいい子は、勉強よりも遊びの時間がたくさんあるようです。

しかも、ただ遊んでいる訳ではありません。かなり【真剣に】遊んでいるようです。

それなら、我が子も遊ばせておけば、賢くなる?と思ったパパやママはいませんか?

頭のいい子供になって欲しいなら、遊びにも【特徴】がなくてはいけません。

しかし、心配は無用。そもそも、子供は遊びの天才です。

中学受験のプロは言います。『頭のいい子を育てたいなら、幼児期は思い切り遊ばせなさい』と!受験のプロまでが認める『幼児期の遊び』。どのような特徴があるのか見ていきましょう!

頭がいい子は、幼児期に自由に遊んできた!?

学力の高い子は、幼児期に自由に遊んできた子が多いといいます。

親の習慣でも書きましたが、あまり禁止されないという部分が大きいと思われます。

よほど危険ではない限りは、子供の遊びに親が口を出さず、自由に思い切り遊ばせることで、子供は遊びの中で発想力を付けたり、応用力を付けたりするのです

自由に遊ぶということは、遊び方を自分で考えるということです。何かおもちゃを与えたとしても、親が想像した通りには遊ばなかったりすることがありますが、それは間違いではありません。子供は、そのおもちゃを『そのように使いたい』と思って遊んでいます。

更に、自分の思い通りにならなかった時に、別のやり方を編み出すこともあります。最初はイライラすることがあるかもしれませんが、経験を重ねる事で、新たなアイデアがどんどん生まれる脳が作られていくのです。

自由に遊ぶことは、脳の働きを良くするだけでなく、子供の心の充実にも繋がり、夜に睡眠をしっかり取ることが出来たりと、安定した精神を育むのに役立ちます。

幼児期に想像力を使った遊びをした子は頭がいい!?

想像力を使った遊びで、すぐに思いつくのは【ごっこ遊び】ですよね。ごっこ遊びは、目に見えないものをイメージしながらの遊びなので、想像力がフル回転です。

例えば、ままごとで料理をしようとして、人参の形をしていないものを『人参と見立てる』といった場面はよく見ますよね。あの瞬間、子供は『代用品』を使うという事を学びます。

最初は、ママの真似をするところから始まることが多いですが、お友だちが増えたり、回数が多くなってくると、オリジナルままごとに進化することもありますよね。

ままごとなどのごっこ遊びは、想像力を養うだけではありません。

会話をする事で、言葉が増えます。

更に、基本的に複数でする【ごっこ遊び】では、ママ役・パパ役・子供役など、それぞれに役割を持って遊びます。

相手によって、言葉遣いを変えてみたり、我慢したり、様々なやりとりをし、社会性も身に付いていくのです。

想像力を使う遊びは、身体だけでなく、頭もたくさん使う遊びです。そんな遊びをたくさんする事で、子供は多くを自然に学び、どんどん賢い子に成長するでしょう。

頭のいい子は幼児期の習い事にも特徴がある?

頭のいい子がいくら幼児期にたくさん遊んでいたといっても、全く習い事をしていないということはないでしょう?と思いますよね。

確かに、東大生になったとか、医者になったという人々は、幼児期から習い事をしていた傾向があります。遊びと習い事と両立していたという事でしょう。

しかし、『じゃあ、我が子も同じものを習わせたら、賢い子になる……!?』と思うのは早合点。親がきちんと関わらなければ、同じ習い事をさせても、能力は伸びません。

頭がいい子と呼ばれた人達が、何を習ってきたかを参考にしつつ、我が子の適性を見極めた上で、楽しく継続できるものを選ぶと、子供の能力は伸びていくでしょう!

頭のいい子は幼児期に何を習っていた?

習い事といえば、種類が多くてどれがいいのかとパパやママは頭を悩ますでしょう。ほぼ全ての習い事には、長所があるものです。

たくさんの習い事の中から、頭がいい子は幼児期に何を習っていたのかという調査があります。

東大生や医者になった人が、幼児期に習っていたもので、最も多かったのは【水泳】でした。水泳は、身体を鍛えるのに役立ちます。基礎体力があると、集中力を生むのです。

そして、【ピアノ】も上位に入っています。ピアノは、手指を使う習い事です。その上、音を聞く能力を高めます。非常に頭を使う習い事です。頭のいい子はピアノを習っているというパターンは、簡単に想像つくのではないでしょうか。私の友人もピアノが上手な子は皆、勉強もできました。

更に、【公文】に通っていたという人も目立ちます。公文は、幼児教室があって、実績も豊富です。【最初の勉強系の習い事】に選ばれるのもうなずけます。

このように見ていくと、勉強系1つ+勉強系以外1つの組み合わせが多いようですね。

学力の基礎を作ることと、手指を含めた身体を使う習い事を選んでいることが、幼児期から賢い子の特徴と言えるかもしれません。

頭のいい子の幼児期からの習い事、いつまで続けた?

頭がいい子は、簡単に習い事をやめてはいないようです。

生まれつき特別根気強いのではなく、パパやママの働きかけの部分がとても大きいといいます。

習い事を続けていると、思い通りにいかない事が多々あります。同じ習い事をしている子と自分を比べて、もうやめたいと感じる子もいるでしょう。

勿論、負けず嫌いで、ますます闘志を燃やす子もいるのですが、そういう子でも【飽きた】時には、やる気が続かなくなります。

東大生の声では、実際に『やめたい』と訴えても『親がやめさせてくれなかった』という人が多いです。

その代り、パパやママは『やめちゃダメ』と言っただけではないようです。

成果が上がらずやめたくなった時には、親が一緒に練習をしたり、コーチや先生との人間関係でつまずいた時には、親が直接相談し、解決策を探ったりと、パパやママが子供に習い事を継続させる努力をしています

そのような訳で、最低でも2年、5年間は続けたという人が多い傾向があります。

幼児期の習い事で大事なのは『簡単にやめさせず、がんばれば周囲から認められる経験、つらいことでも乗り越えられる経験』をさせる事なのです。

まとめ・頭のいい子の幼児期からの特徴は、家庭にあり!

ここまで読んでいただいて、どうでしたでしょうか?

幼児期から頭のいい子に共通する特徴について、家庭の習慣の観点からお話しました。

賢い子が育つには、様々な要因があります。特に親からの働きかけがないのに、とても頭がいいという子も存在します。しかし、そのような子は少数です。

『この子は頭がいいなぁ』と感心してしまう子は、その両親の関わり方も『ちゃんとしているなぁ』と感じることが多いと思います。

しかし、我が家にはムリと感じる事はありません。

幼児期から頭のいい子を育てたいと思ったら、まずは思い切り遊ばせるところから始めて、その遊び方を認め、褒めてみましょう。

そうしていると、我が子の良い点や、才能が見えて来るでしょう。そんな姿を見たら、パパやママは、ますます子供を褒めずにはいられないはずです。そして、がんばっているところを見ると、前向きな言葉をかけ、最後までやり遂げられるよう、支えようとするでしょう。子供に向いている習い事も見つかることがあるかもしれません。

そんな毎日を過ごす中で、家庭での良い習慣がついてくるはずです

子育ては、忍耐の連続!すぐに口を出したり手を貸したりしたくなりますが、その度に、幼児期から頭のいい子の特徴を思い出してください。

小さな頃から賢い子は、家庭の習慣で育ちます!