勉強に意欲的で学校の授業や塾の先生の話もよく聴き呑み込みが早い。このような学力の高いお子さまは普段からどのような特徴があるのでしょうか?
今回は学力が伸びる子の特徴と、学力アップにつながる保護者の関わり方をご紹介します。
学力が伸びる子の特徴を知らなければ大切なお子さまの可能性ある芽をつぶす事になってしまうかもしれません。
進路希望や将来の夢や目標を達成する手立てにもつながるように、学力が伸びる子の特徴や習慣を知り、お子さまの人生をより豊かにしてあげましょう。
学力が伸びる子の5つの特徴とは?
学力が高い子は一体どのような特徴があるのでしょう。
特徴を知ればお子さまは何が得意なのか何が足りていないのか、補うところが見つかるかもしれません。
母親がお子さまを思うあまりつい勉強をしなさいなど口走ってしまうかもしれませんが強制するのは逆効果です。
学力が伸びる子になるにお子さまのペースに合わせてサポートしてあげましょう。
その①学力が伸びる子は物思いにふける?
現象や物事に対して自分が気づいた事、思った事を説明する事ができるお子さまは、論理的な考え方が身についている学力が伸びる子と言えます。このような子は日頃から考える癖がついており学習面においても問題を読み解く力が発揮できます。
現代は読解力のない子供が増えていると言われています。読解力はAIが唯一不可能な作業でもあり、この先より一層求められる力となるでしょう。
お子さまに論理的思考を教えるのはむずかしいのではと思いますよね。しかし簡単に実践できる教え方があるのです。ロジカルシンキングで物事を捉え、読解力も身につけましょう。
それには保護者との会話が大切です。家庭での会話が多ければ多いほど良いでしょう。そして会話の中に質問も増やします。「なぜ、どうして?」や「例えば?」「要するに?」「他には?」とお子さまに質問をして考える機会を与えます。発想の幅を広げたり、まとめたり、視点を変えるなどして様々な角度から考える習慣を定着させましょう。
その②学力が伸びる子は知りたがり?
幼児期のお子さまはどうして?どうして?を連呼し、好奇心旺盛ですよね。この知りたい願望が良いのです。このとき母親が質問の答えを即答してしまっていませんか?分からない振りをして一緒に考えたり、図鑑や辞書などで調べてみましょう。
本で答えを見つけたら家族で博物館や美術館に足を運び実物や模型などを見る事でより一層、知的好奇心を満たす事ができるでしょう。
学力が伸びる子は好奇心旺盛で調べる事が習慣化されています。調べる事で知識も豊富になり語彙も増え、問題を解いたり漢字を調べるなど学習面においても活かされます。
気になったことは些細な事でもお子さま自身で調べる。調べるプロセスで偶発的に入ってくる情報もあり知的好奇心がより一層高まるでしょう。
その③学力が伸びる子は聞き上手?
お子さまは学校や習い事のレッスンなどで先生の話を最後まで聞けますか?言い終わらないうちに作業をはじめたり、お友達と小声でおしゃべりをしていませんか?また話を聞いてはいるけど上の空…という状態ではありませんか?
我が子も私の話を上の空で聞いてるときが多々あり困っていました。しかし原因は私にありました。今回調べている中で分かりましたが、母親がとやかく言い過ぎると子供は防衛本能が働き耳を塞いでしまうのです。
幼少期から小学校はまだまだが大人のように速いペースで考えたり発言できないのでお子さまのペースを見極める事が大切です。
相手の話を最後まで聞けるようになると柔軟性のある思考力が身につきます。また相手の気持ちに寄り添う事ができるので人間関係もスムーズです。学力が伸びる子はコミニュケーション力にも長けています。
まずは絵本や、児童書の読み聞かせをしましょう。親子で一緒にお話を楽しむ事で集中して話を最後まで聞けるようになるでしょう。読み聞かせには良い影響が他にもたくさんありますのでやらない手はないですね。
その④学力が伸びる子は粘り強い?
たいてい我慢をするのは嫌なイメージがありますが、学力が伸びる子は我慢の先はどんな事が待っているのだろう、どのような方法ならできるのだろうなど取り組む意欲や試行錯誤する発想が働きます。
我慢強くなくても忍耐力は多少は身につけておかないと様々な場面でお子さまが困る事になります。忍耐力は普段の遊びからでも身につける事が可能です。パズルやブロック、お絵かきや折り紙、ごっこ遊びなどは忍耐力や知能を高める前頭前野が発達すると言われています。是非取り入れいきましょう。
セルフコントロールができると精神力も鍛えられてストレスにも強くなります。受験や就職活動など厳しい時期を自分の力で乗り越える事にもつながるでしょう。
お子さまが勉強中に途中で諦めてしまいそうになったら休憩をはさんだり、もう少しだよと応援するなどちょっとだけ頑張る、ちょっとだけ我慢する。この繰り返しを続けていく中で忍耐力が身につきます。
その⑤学力が伸びる子は打たれ強い?
消極的なお子さまは物事に取り組むときに失敗したらどうしようという恐怖心から本当はやりたい事なのに諦めてしまう場面があります。学力が伸びない子は失敗を悪い事だと間違った捉え方をしているだけなのです。
お子様が失敗したときに叱ったり、結果重視になりすぎていると失敗を悪い事だとネガティブ思考を植えつけてしまう原因になります。
失敗してもまた頑張ろうとはげましたり、たくさん練習したところを褒めてあげれば失敗の先には成功があるとポジティブな捉え方ができるでしょう。達成した満足感を得る事はお子さま自身の自信にもつながります。
それにはできなかったら違うやり方を試す。トライ&エラーで失敗に対峙する力が身につきます。また保護者の失敗談を話す事で失敗する事は駄目じゃないと安心させてあげるのも効果的です。
学力が伸びる子はとっておきの言葉で褒められている?
お子さまの学力を伸ばす事につながる素敵な言葉があります。日頃お子さまに何気なくかけている褒め言葉にポイントがあるのです。
通常褒め方には「条件褒め」と「無条件褒め」の二種類があります。お子さまが宿題を終わらせたとき、運動会のかけっこで一番になったときなどに頑張ったねと褒めるのは条件褒めです。そしてお子さまに大好きだよ。いつもありがとう。存在そのものを褒める事を無条件褒めと言います。
この無条件褒めをするとお子さまの自己肯定感が高まります。自己肯定感とは自分に価値を見出す事ができるとても大切な気持ちです。家族でお子さまをお祝いする誕生日の大切さを改めて実感しました。きっと自己肯定感もぐんと高まる日なのでしょう。
自己肯定感が高まると他者と比較して卑屈にならない、結果が悪くても引きずらないなど学習面においても活きてきます。
日頃からお子さまの存在を祝福する言葉がけやハグなどのスキンシップで感謝の気持ちを伝えれば自己肯定感が高まるでしょう。大好きな父親や母親から言われたらとても嬉しいですよね。
学力が伸びる子が育つ理想的な家庭環境とは?
子育ては家庭環境が大切と言われますが学習面においても同じです。。母親か父親どちらかが常に家にいるのが理想的ですが現代は共働きの時代でもあり難しい場合もあります。けれど祖父祖母の協力を得たり、学童保育を利用したりと工夫はできそうです。
そして家族が集まるリビングにあると良いおすすめの物があります。それは本です。リビングの本棚には絵本、児童書、図鑑などはもちろん小説など様々なジャンルの本が並んでいるのが理想的でしょう。手の取りやすいように数冊は平積みにしておくのも良いです。親が読書家であると子供も読書好きになるといいます。父親と本の感想を話し合ったりすれば、読書が楽しくなりますし親子関係も深まりますね。
家族関係の良さは子どもの安心感の源です。信頼できる保護者の見守りでお子さまは安心して力を伸ばせるでしょう。
家庭環境をプロデュースできるのは母親です。心休まる快適空間の中、家族の交流を大切にすればお子さまの知能を磨く事にもつながります。
まとめ
・学力が伸びる子の5つの特徴
- 論理的思考ができる
- 知的好奇心が強い
- 人の話を最後まで聞ける集中力がある
- 最後までやり遂げる忍耐力がある
- 失敗を恐れないチャレンジ精神がある
・褒め方にもポイントがあります。無条件褒めをして自己肯定感を高めましょう。同時に愛情を与える事にもつながります。
・家庭環境がとても重要です。家族仲良く、信頼関係がしっかりと築けている事が理想的です。
いかがでしたか?お子さまの学力を伸ばすためにはお子さまの普段の習慣と親の関わり方にポイントがありました。
学力が伸びる子の5つの特徴はどれもお子さまに身につけたい力です。それぞれ保護者の声かけや接し方で身につける事が可能です。私も我が子に接するときに実践していこうと思います。
そして家族の交流を大切にして、お子さまが落ち着ける穏やかな家庭環境を提供する。くつろげる家があるからこそ安心して様々な事に興味を持ち自然と学力アップにもつながるのではないでしょうか。