父親のしつけは暴力かも!?子供を守る為に出来ることは?

父親の怒ったときの暴力行為に『それはしつけなのかな…?』って疑問を感じ悩んだことはありませんか?子どものころ私は父親からビンタされ、叩く威力で吹っ飛び怖い思いをした経験があります。

そして母親になった今、主人の子どもへのしつけに悩むことが増えました。

子どものしつけで暴力行為をする傾向にある父親にはいくつかの原因があるとされています。そして、しつけによる暴力はグーでゲンコツ、平手でビンタや蹴りとばすだけではなく暴力にも種類があります。

父親から『しつけだっ!!』と言って暴力を振るわれることに『いつか終わるかも…』と暴力を受け入れたり悩んだままですと、その暴力から逃れられなく暴力がエスカレートしてしまうかもしれません。

また父親からのしつけによる暴力は、トラウマになりお子様の心身に悪いダメージを残す可能性もあります。

父親からのしつけは暴力だと認識してお子様を助けてあげれるよう、暴力の種類や父親が暴力行為をする原因・解決策などをご紹介していきます。

しつけと言い父親はどんな暴力を?

父親のしつけによる暴力はその人にもよりますが、直ぐ手が出ることが多い傾向にあると思います。ですが、しつけにおいて起きる暴力は身体的な暴力だけではなく、精神(心理)・社会的暴力もあります。

【身体的暴力】はゲンコツ・ビンタや殴る・蹴りとばすなどで身体にダメージを与えます。過度な暴力はアザや内出血、打撲、骨折などの危険もありますし、生命の危機も否めません。

【精神的暴力】はコトバの暴力が多く怒鳴り散らしたり、人格を否定するような蔑んだことを言い幼いこころにダメージを与え、言い続けられると心理面に支障がでてくることもあります。

【社会的暴力】とは交友関係を制限したり監視されたり行動をチェックされることで、子どもの身を案じて交友関係に注意することは親としての義務でもありますが過干渉になり、家に閉じ込めてしまうのはしつけとは言えません。

子育てでいう『しつけ』とは子どもが社会にでるためにヒトとして必要なマナーや知識、集団生活でのルールなどを教えてあげることとされてます。

子どもの心身を傷つけたり、子どもの権利を奪うことはしつけではなく、暴力行為ですし虐待にあたいします。

父親はしつけといってなぜ暴力を?

しつけと言って暴力行為をする原因は父親の生い立ちや今、置かれている状況にあるそうです。中でも【父親本人も幼少期のしつけで暴力行為をうけた】ということが原因の一つにあり、この背景が大きな要因につながると思います。

それは父親も子育てをするうえで模範にするのは身近な自身の親です。しつけなら暴力も仕方ない、暴力は当たり前と固定観念になってしまっている場合も。

また他の原因として、疲労・寝不足・仕事や育児などのストレスなどや脳に栄養が足りてないことで怒りっぽくなり感情を自制できず暴力行為に至ってしまうことがあります。

たしかに、うちの主人が酷く怒る時はお腹が空いているときに多くみられ、しかもダイエットを始めると尚更、酷さを増す傾向があります。

ですが、父親にいかなる原因があるからと言って子どもが怒られることをしたからを理由に暴力行為をするのは、しつけではないと父親本人に自覚してもらい暴力を起こさないよう努めないことには終わりが見えません。

父親のしつけによる暴力を改善できる?

子どもを守るためにも父親による暴力を防げるなら防ぎたいですよね。

父親の暴力行為を妻の力で止めることは難しいですが妻の工夫次第で一変することもあると思います。

しつけは夫婦間で協力して子育てできるのが理想です。なのでしつけだと言い暴力行為に及ぶ父親の原因から妻として工夫できる改善の糸口を紹介していきますね。

父親もしつけで暴力を受けてきた場合

『子どもが〇〇したから…』と本当に仕方なくの暴力であれば、のちに説明する暴力をうけた子どもの影響を知れば良識がある父親なら暴力行為を自制してくれると思います。

父親自身も迷いながら、しつけしているのかもしれません。力(暴力)でねじ伏せるしつけしか知らないだけかもしれないので、夫婦間でしつけを統一する為に話し合うことも大切です。

ですが、良くなったり悪くなったりを繰り返したり、酷くなる一方でしたら、幼少期に受けたトラウマが影響しているかもしれませんので父親に精神科でのカウンセリングを受けてもらうことが近道かもしれせん。 

現にわたしの父親のしつけはゲンコツやビンタ、胸ぐらを掴むなどの暴力がありましたが母親や同居していた父の実母でさえ静止することは無理でしたので。

とはいっても、しつけにおいて妻が父親に求める役割って事の分別をつけるための最後の砦になってもらえると助かりますよね。完全に改善するには父親本人が暴力はダメと強い意志がないと解決にはなりません。

父親がしつけに自信をなくしたときや迷うときにはしつけに関する本を読んでもらうことも参考になると思いますので一部紹介します。

父親のストレスが暴力を引き起こしている場合

父親がストレスを抱える一番の原因は会社での疲れや役回りでの板挟みなどさまざまです。寝不足はさらに疲労回復できなくストレスは膨大になるでしょう。本来であればストレスは自身で解消してもらいたいですが妻子の関わり方でストレスが緩和することもあります。

各ご家庭で父親の立ち位置は違うかもしれませんが、父親・夫に対して労うコトバを普段どのくらい伝えていますか?

自身を振り返ると忙しさのあまり言えなったり、わたしの方が子育てで疲れてるのに…という思いが勝り素直に言えないほうが多いです。

心配してくれる人がいることが嬉しいように『ご苦労様』など『気を付けてね!』や『おかえりなさい』でも一言案じているフレーズを声掛けすると気持ちがほっこりするので怒りを助長させない工夫かと思います。

一家和楽は妻・母親が笑っていること聞いたことがあります。笑って日常を送るためには家族が互いに気持ちよく過ごせる環境をつくることが必要です。

なので私達妻は家庭のキーパーソンとなり、家族間の挨拶や感謝・労いの言葉などを意識すれば、和やかな空気がリビングにながれ、疲れて帰宅した父親もリラックスできるのでキレやすさからの暴力を軽減することにつながると思います。

父親の栄養不足が暴力行為を引き起こす場合

男の子はお腹を空かせないほうがいいと言われたことがあります。理由は悪いことをするからお腹は満たしてあげなさいと。これには科学的にわかっていることがあります。

それは脳が栄養不足になると感情のコントロールが出来なく、疲労やストレスを解消出来ずキレやすくなる。と言うこと。

ならば単にお腹を満たしてあげれば良いという対策が思いつきますが、ここでワンポイントアドバイス!

脳のエネルギー源はブドウ糖ただ一つ!脳には1日120㌘のブドウ糖が必要でしっかり朝昼晩食べていたら摂取できているそうです。

寝坊した朝やすぐ食べれない状況のときでもブドウ糖だけ舐めるだけでも怒りをセーブすることにつながるかと思います。

ただ糖尿病の方ですと制限があり難しいですよね。ですが必要なエネルギーがとれていれば糖分はクリアできています。

あと神経ビタミンとも言われているビタミンB群も不足すると怒りっぽくなるため食生活を見直すと栄養不足からくるキレやすさを軽減できるのではないかと思います。

下記に忙しい朝にも摂れるブドウ糖の商品をリンクします。粉末・固形・タブレットとありますが食べやすいタブレットを紹介しますね。

暴力を受けた子どもにおこる影響とは?

暴力は子どもの精神面を傷つけ、劣等感・無力感や強い攻撃性をもつ傾向になり、家出・非行や自殺企図などトラブルを起こす危険性があります。また子どもを持ったときに暴力を振るう親になるなどの影響があります。

女子の場合にいたっては知り合った男性と関係を持ってしまう傾向があるようです。

親の口癖や怒り方って、子どもが真似てしまうことってありますよね。親による暴力も同じ現象がおきます。

父親が暴力で解決させてきてしまうと、暴力を受けた子どもは何か人間関係でトラブルがあると暴力で解決するようになってしまいます。

親から怒られたり、言われて嫌なことって未だに覚えていたりしませんか?嫌な記憶って脳裏にあるもので父親の暴力が酷い、酷くないにかかわらず子どもの心身に爪痕を残します。

特にお子様が思春期になったときに影響がでてくるとされていますので気がかりなことがらあれば子どもホットラインや児童相談所に問い合わせて下さい。24時間365日対応してくれています。

また身近な担任やスクールカウンセラーに相談することも大切です。お子様の心理面の変化に気付いてくれたりアドバイスをくれたりします。

父親の暴力を回避・改善できないときは?

暴力でしかしつけできない父親をどうにか怒らせないように…と一家和楽のため母親や家族が努力しても、想いが伝わらなく変わらないのであれば無理して頑張らないで下さい。

わたしの主人はコトバの暴力が目立ち、言い方はよくないことを伝えたら叱り方を考えてくれているので改善の余地はありますが、上手くいかないご家庭もあります。

それは決して自身の努力が足りないからではありません。父親の協力もなければ一家和楽にはなりませんので上手くスクラムが組めないんだと諦めることも必要です。

そして、やはり大切なのは母子の身を守ることです。児童相談所への連絡もそうですが、身体的暴力であれば命に関わってきます。ときには父親であっても緊急時は警察に通報することも必要です。

被害を立証できなければ、不利になることもあります。後々言い訳が出来ないよう証拠となるものを残すのも今の時代は必要なのかも知れません。

父親のしつけによる暴力を家庭内で改善できなければどこかで終止符を打たないとずるずるになってしまい、気づけばお子様や母親ともにココロに大きなキズをつくってしまいます。

暴力によりPTSDになる場合もあります。フラッシュバックや神経過敏になったり、不眠、イライラなど自分ではどうにも出来ない時は、メンタルヘルスケアを受けて下さいね。

さいごに

子育てにおいて父親のしつけも重要な役割の一つです。ですが、父親自身も暴力を受けて育った過去や疲れ、寝不足、空腹で栄養が脳にいかないことが原因であっても暴力することはしつけではないです。

子どもの身体や精神面への力づくの暴力やコトバの暴力、社会との関わりを制限する暴力行為は大小に関係なく子どもの受け取り方で深いダメージを及ぼしていきます。

父親も子ども救ってあげられる近い存在は妻・母親の存在です。妻の計らいで父親の暴力を改善に導くことができると思い生活の中で工夫できることを説明させて頂きました。

それは今までの父親のしつけが良くなかったとしても、夫婦関係が良好で家族のコミュニケーションが充分にとれ笑いの多い一家和楽の家庭であれば子どもへの心理的ダメージはないも同然になっていくと思うからです。

しかし、父親自身が努力してくれなければ暴力で片付けるしつけは続いてしまいます。心身への影響がでたときでは遅く、どこかで見切りをつけることも必要です。

専門家のへの相談が大切ですが、精神科やこどもの心療内科でのカウンセリングに関しては受診者が増えているからか予約まちになる現状で、直ぐ診察を受けれない場合があります。

些細な不安でも1ミリの心配があれば、保険として予約しておくのもいいと思います。

そしてなにより重要なことは一人で抱え込まないことです!母体の心身にも影響がでて、自らが怒りっぽくなることやうつになってしまうこともありますから、専門家への早めの相談は御自身の安心材料になってくれますよ。

父親の『しつけ』というなの『暴力』に苦しむ方へ