子供の時から自制心を鍛える効果は!? どんな方法がある!?

『自制心(セルフコントロール)』とはすなわち、「自分を制する心」の事で感情や欲望を抑える気持ちの事を言います。自制心を鍛えると人生で成功をなしとげます。といっても過言ではないくらいくらい重要なスキルになります。

子供をもつ親であれば、子供に輝いた人生を送ってほしいと願うのではないでしょうか。

自制心のある子供は欲望や感情に振り回されず、「問題解決のすべを身に付ける事ができ」自分の夢をかなえていく事ができます。また、道を切り開いてゆくリーダー的な存在へと成長します。このように自制心を鍛える事によって成功へのカギを持つことができます。

子供の頃から自制心を鍛えずに成長していけば物事を達成することができず自信がもてなくなり、情緒不安定になり負のスパイラルに陥ってしまう傾向があります。そうなると、どんな夢もかなえることも難しいです。一番可哀想なのはその本人でそのような状況になってしまってから軌道修正するには多くの時間がかかってしまいます。

自制心は幼少期から生活の中で環境づくりをすれば無理なく身に付ける事ができ、ストレスなく養うことができます。そのような環境で子育てができる方法があれば、お父さんお母さんも無理なく楽しく子育てに携わる事ができます。今日はその方法をいくつか紹介していきたいと思います。

子供の時から自制心を鍛えるメリットは?

テストでいい点をとる、部活でいい結果を出す、資格を取るなど目標を達成するには、達成するまでやり続ける忍耐力が必要です。

 

忍耐力がある子供は成功へのプロセスを自分で経験しているので、どのように乗り越えればいいか自分で自分をコントロールすることができます。すなわち、大人になって仕事をしても成功しやすい傾向があります

では、子供の時から自制心を鍛えるとどのような効果があるか紹介していきたいと思います。

・時間が守れる子になる

・ガマン強い子になる

・継続力がつく

・集中力がつく

・他人の話がしっかり聞けるようになる

子供の自制心トレーニングはいつから?

小さい子供に自制心のトレーニングなんて必要ないのでは!?我慢させるのは可哀想と思われがちですがそうではありません。では、自制心を養うトレーニングは、いつから始めるのが適しているのでしょうか。実は、早ければ早いほど良いと言われています。知能の高さより自制心の強さを鍛える方が成功へ導くポイントとも言われています。

といってもまだ何もわからない赤ちゃんや「イヤイヤ時期」といわれる2才~3才にかけては脳が未発達なので感情のコントロールができません。この時期にトレーニングを始めると上手くいかず、子供を感情的に怒ってしまったり、お父さんお母さん自身の事を責めたりすることもあるかもしれません。親からしてはいけないという事を我慢できるのはだいたい3才半~4才頃といわれています。しかし、この年齢はまだまだ周りのサポートも必要なので状況に合わせてトレーニングを始める必要があります。

自制心は無理やり我慢させるのではなく、自然と身に付けていく事が重要なポイントになります。

どうすれば子供の自制心は鍛えられる?

子供の自子供の自制心をチェックする「マシュマロテスト」というのはご存知でしょうか?マシュマロ・テストとは、スタンフォード大学の心理学者であるミシェル博士が1960年代に作った、幼児向けの心理実験です。

4歳児を対象に、実験者が気が散るようなものが何もない机と椅子だけの部屋に通され、椅子に座るよう言われます。「私はちょっと用がある。それはキミにあげるけど、私が戻ってくるまで15分の間食べるのを我慢してたら、マシュマロをもうひとつあげる。私がいない間にそれを食べたら、ふたつ目はなしだよ」といって立ち去り、その子が我慢できるのかをみるというシンプルなテストです。マシュマロを我慢できた子供は20年後に成功している率が高かったそうです。幼児期に自制心の高い子は、大人になってもその傾向が続くこともわかったのです。

自制心を鍛えるのは無理に我慢をさせるのではありません。では、どうすれば子供に相応しいトレーニングができるのでしょうか?

家庭の中でもできるいくつかの方法を紹介していきたいとおもいます。

・魅惑的なものを遠ざける

視界に入る誘惑はすぐに手を伸ばしてしまいます。ゲーム、スマホ、お菓子などは遠ざけてみてください。最近、2歳の娘にタブレットを時間を決めて見せていましたが、置いている場所を覚えると「あれ見たいなぁ~!」と指をさし一日何度も言うようになりました。

1日に何度も言うので「またか!!」と若干ストレスを感じながら「後で見ようね」と気を紛らわしていましたが、視界に入らないように別の場所に置くようにすればその日から忘れてしまったように何も言わなくなりました。環境づくりの大切さに改めて重要性を感じたました。

・しつけをする

家庭の中で効率のよい自尊心を鍛える方法はしつけをする事です。

使ったおもちゃは元の場所にしまう、歯を磨く、靴を揃える、など習慣化できる毎日の事は子供が取り組みやすいしつけです。自分のやりたいことを抑えてすることが自制心を鍛える事になります。

・ある程度の失敗経験をさせる

自尊心は成功体験から成長します。成功体験をすることで自信がつき、満足感が得られます。しかし、成功ばかりしていると満たされないようになってきます。そこで、子供にとって少しレベルの高い経験させる事が自制心を高める訓練になります。

・子供の年齢、性格にあった教育法をみつける

「あの子はこんなことができてるのにうちの子はまだできない!」そう思われるお父さん お母さんもおられると思います。しかし、 言葉の理解が早い子、遅い子、出来る事が早い子、遅い子、同じ年齢であったもみんな家庭の環境や状況が違います。他人の子供と比 べるのではなく自分の子供が今は何ができそうなのかをしっかりと見てあげてください。

・遊びの中で自制心を育む

ルール遊びをする。なぜルール遊びがいいのかというと「ルール」に縛られて遊ぶ事で忍 耐力がつくのではないかと考えられています。

自制心が弱いとどうなるか?

最初にもお伝えしましたが、自制心が弱いと目標を達成することができません。

自分の掲げた小さな目標も達成できなければ、何をやってもできないと自信がつけれず、出来ないことを他人のせいにしてしまうこともあります。

自制心が弱いと人生に悪影響を及ぼします。いくつか挙げてみたいと思います。

・情緒不安定になる

イライラすることがあれば、理性を失い感情を抑えることができず周囲を気にせず自分の 感情をむきだしにする。

・問題行動が多く見られる

自己中心的な考えになるので周りの事がきにかけられない。

・継続力がない

欲望にすぐ負けてしまう性格になる。

・集中力がない

今しなければいけない事よりも、自分のしたいことを優先にする。

・約束がまもれない

自分の感情を優先し簡単に約束を破るようになる。

まとめ

「子供の自制心を鍛える方法」について紹介してきました。

自制心を鍛えるメリットとしては

・知能が高いより自制心の強さの方が成功へ導く

・集中力がつく

・継続力がつく

・約束事が守れる

・話をきけるようになる

といった沢山の効果がみられます。

トレーニング方法は、生活の中で工夫することで自然と身に付けていく事もできます。

・子供の魅惑的なものを遠ざける

・しつけをする

・ある程度の失敗経験をさせる

・遊びの中で自制心を育む

などです。気づいて始める事が子供の将来もお父さんお母さんも変わるチャンスです。

まずは、無理せず家庭の環境からできそうな事から始めてみてくださいね。