泥んこ遊びする時に子どもに配慮することは?

泥んこ遊びが大好きっ子は多いですよね。ウチの子も好きでやってました。泥遊びに力を入れている幼稚園・保育園もたくさんあります。ですが、みんなが好きでも『苦手だな~、ヤダな~』って思う子もいますよ。

たくさんの子どもが好きな泥んこ遊びでも『泥んこ遊びはしないっ!』という子どもも中にはいらっしゃいます。好き嫌い・得手不得手は子ども自身にだってあります。

泥んこ遊びについて『お友達は楽しそうに遊んでいるのにうちの子だけ泥んこ遊びをしない‥。』と心配されるご家庭や『泥んこ遊びの安全性は大丈夫?』と気にされるご家庭など不安を訴える声があります。

不安の訴えをもとに泥んこ遊びが苦手な子どもに対してパパ・ママができる配慮や安全性について紹介していきます。またなぜ苦手なのかについても合わせてみていきますので参考にして下さい。

泥んこ遊びをしたがらないのはなぜ?配慮はどうしたらいい?

泥んこ遊びはほとんどの子どもが好きだからと言って、全員が右ならえで好きとは限りません。好き嫌いは子ども自身の個性や性格の一つです。嫌いと自己主張が出来きるのも良いことです。その他の要因としては発達面からくる影響もあります。

泥んこ遊びをしないことでのデメリットはないと思います。みんなが楽しくても、楽しいと思えないことを無理にさせると返って嫌いになる可能性も!泥んこ遊びしない方が本人にとって不都合はなく困っていないので、自主性に任せて、嫌いな理由を知りましょう。

泥んこ遊びをしたがらない子どもにみられる特徴として以下が考えられます。

  • 汚れるのが嫌い・苦手
  • 泥んこ遊びしてないから遊び方がわからない
  • 発達障害からの感覚過敏
  • 親や周囲が泥遊びは汚いと教えているからしない

この特徴から踏まえて、泥んこ遊びができない子どもへ親が出来る配慮を以下に考えていきますので参考にして下さい。

◎泥んこ遊びで汚れるのが苦手・嫌な子への配慮

泥んこが苦手な子の中には、服が汚れる・濡れる・ドロドロになることや泥が髪や顔につくのが苦手なだけのこともあります。どこまで大丈夫かは個人差があると思いますので、子ども自身が出来る範囲の泥んこのドロドロ加減の配慮の工夫で違うかもしれません。

砂に入れる水の量によって泥んこのドロドロ具合は違います。水分が多い分だけ泥んこ遊びでの泥の飛び散りが多くなり服や顔・髪に泥がついて不快感を感じてしまいます。特に女の子は髪や顔につくのを気にしますよね。水分量の調節も工夫の一つです。

汚れてもいい服装になることで泥んこ遊びが出来る子もいると思いますが、なにしても『やだな~』と思うタイプの子もいますので、子ども自身が『あそびたいな~』の範囲での泥んこ遊びでいいと思います。

◎泥んこ遊びをしてないから遊び方が分らない子への配慮

子どもが1歳前後で職場復帰し共働きしている家庭が多い現代。幼稚園や保育園で初めて経験するという遊びも多いようです。泥んこ遊びもその一つです。いきなり『せ~の!』って言われてもビックリして遊べない子どももいて当然だと思います。

他の子ども達が楽しく泥んこ遊びしている姿を見て、徐々に遊び方が分かり『やってみようかな~』と柔軟に遊べることもあります。またパパ・ママが一緒に遊んであげることで安心して遊べると思います。

初めての体験に抵抗なく遊べる子と慎重に観察して『やりたいな~』と思ってから遊べる子といますので子どもの思うままに泥んこ遊びの魅力を体験させてあげて下さい。

◎感覚過敏で泥んこ遊びができない子への配慮

泥んこ遊びが嫌いなのが感覚過敏だからといって発達障害があると懸念することはなく、可能性の一つです。泥んこ遊びの中で何が嫌いなのか理由を聞くことや、うまく言えない子の場合は行動や『〇〇が嫌そうかな』という表情を見て読み取ると見えてくることも。

泥んこ遊びが嫌なその子なりの理由が分かれば配慮する点が見えてきます。意外と苦手な子と変わらないことだってあると思いますので、『発達障害!!』思い悩まなくても大丈夫です。

感覚過敏の特徴を以下に紹介しますね。

  • 視覚(目につく・眩しい)・嗅覚(臭い)・味覚(辛い・甘い・すっぱい)・触覚(ざらざら、ベトベト)・聴覚(周囲の声に気をとられる)などの感覚すべてにおいて過敏に反応があるのが特徴です。

◎泥んこ遊びが汚いというから遊ばない子への配慮

泥んこ遊びを『汚い』といって遊ばせないご家庭や、親がいわなくても近所の人や身近な家族・親族がいうこともあり、ストレートに子どもは受けとり『遠慮したり、汚いんだと認識 』して遊ばないということもあります。

子どもなりに言われたことを気にしてしまって、『汚れたら怒られる』と感じて消極的になっていることも。『泥遊びしてみたいけど‥』って子の場合は親子で泥んこ遊びを満喫するとよいと思いますよ。

親や周りの伝え方・言い方に過敏に反応して『いい子でいよう!』とするタイプの子もいますので消極的になってしまいがちな傾向があれば自分の想いを伝えられるような声かけをしてみて下さいね。

泥んこ遊びができなくても代わりになる遊びってある?

お友達同士で泥んこ遊びをしていて、自分の子どもだけ別な遊びを1人もくもくと遊んでいたら親としては『面白さを知って欲しい』という想いや『友達との交友関係の心配』もありますよね。

泥んこが好きじゃないのに無理やり押し付けるのはNGですので、泥んこ遊びも『おもしろそうだな』って思ってもらうことから始めましょう。お友達が遊んでいるのを見せることも刺激になります。またパパ・ママも一緒に楽しむことでより安心感が増すと思います。

泥んこ遊びへの警戒心が強いと受け入れるのに時間がかかるかもしれません、焦らず気長に待ちましょう。子どもの自主性を尊重して、見守る姿勢が大切になってきます。

知育面を考えて、泥んこ遊びから五感の発達や想像力・思考力の向上などを期待したいご家庭の為に泥んこ遊びににている遊びをご紹介していきますね。

泥んこ遊びの変わりになるものとは

泥んこ遊びでは、『こねる、混ぜる、丸める、形を作る、ドロドロの感触、汚れる』など感触や感覚を楽しみますよね。この工程は何かに似てます。室内でよく遊ぶ粘土です。また、料理にもあてはまるので一緒に料理をつくるのもありだと思いますよ。

泥んこ遊びで作った物を『頂きます、ご馳走様』と言って食べ物屋さんごっこしてたりしますよね。粘土遊びもまた同じ光景を目にします。昔とは違い今は色んなタイプの粘土があり、本物と同じように作る事ができます。中には作って食べる知育お菓子もありまよ。

泥んこ遊びが苦手な子どもにとって作る作業の抵抗より『ドロドロの感触・汚れる』ということが嫌で踏み出せない一歩かなっと思います。この点も考慮した商品もありますので参考にしてください。

泥んこ遊びの安全性を訴える声とは?

安全性を訴える声に、『泥んこの中の菌やゴミ(吸殻、ガラスの破片)などネコの排泄物は大丈夫か 』のほかに『放射線は大丈夫』という声がありました。福島の原発問題時にありました。

自然災害はいつどこで何が起こるかわかりませんので知識として知っておくと、いざという時に慌てず対処できますね。放射線は自然界にも存在してますが、人体に影響を及ぼすほどではないとされています。菌やネコ、ゴミに関しても配慮することで対処できます。

原発問題があった福島では放射線量の測定し健康への影響はないと報告されてます。またほとんどの放射能は洗い流せるとの事ですので、泥んこと一緒に洗い流されます。一般な手洗いと同じです。

放射線の種類や特徴などに関してもっと知りたい方のために子どもが学校から配布された副読本を下記にリンクしますので参考にして下さい。小学生向けですが読みやすく勉強になりました。

小学生のための 放射線副読本

まとめ

泥んこ遊びは子どもはみーんな好き!と言うイメージが私自身あり、ウチの子たちが通園していた所でも『夏といえば泥んこ遊び!!』で、全身泥だらけになっている子たちの方が目立ってました。

記事を書くにあたり、泥んこ遊びを嫌がる子に目を向けて特徴や配慮することを考えて見ることで、新しい発見もありました。日ごろ気にしてなかった放射線に関してもそうですし、発達障害からの感覚過敏など。

泥んこ遊びを通して、好きな子も嫌いな子も同じく、親の配慮や一緒に面白さを共感することで、子どもが安全に安心に泥んこ遊びを満喫することにつながるんだなって思います。