『これ買って~』と言えない0歳児に おもちゃを買うのも 贈るのも少々 難儀ですよね。
3児を育てている身の私が ‘‘買ってよかった~” と胸を撫でおろす おもちゃって【人気で選ぶより質をみて選ぶ】ことが大切だと思います。
赤ちゃん 片手に、睡眠不足な 身体にムチ打って 必死にわが子に…って、おもちゃの レビューを見たり《人気のおもちゃ〇〇選!!》を見たりして 結局 人気だけをみて 選ぶから『買わなきゃ よかった?』となるのかも しれません。
新米ママさんや 生まれる前におもちゃを 準備したいママの為に ‘‘買ってよかった~” をお届けしたいと思います。
買ってよかった おもちゃは0歳児の 身体にヒントが!?
まず人気の おもちゃを探す前に…0歳の成長する 身体に注目して下さい!
成長する順番は【頭 → 目 → 手 → 足】と上から成長していくと 言われてます。
0歳児は特に 頭(脳)と目や手は 常に相互関係で、視覚からの情報(刺激)で視力や色覚が発達し【視るから触る】ことができるように。
視力や色覚が成長しないことには おもちゃを 認識できません。
0カ月の視力は ほんの0.01〜0.02で【白・黒・グレー】のモノトーンしか見えないのです。
視力のお話をもう少しさせて頂きますと・・・
視力が【1.0】になるのは3歳くらいで、1歳の視力はというと 【0.2前後 】と言われてます。0歳児の見える世界は まだ ぼんやりしていると いうことを知っておいて下さい。
生後1週間を過ぎると【赤色】がわかるようになり 次第に【黄色 → 緑色】が見えるように。
なのでこの時期に ‘‘買ってよかった~” につながってくれるのは 色が濃い おもちゃ。
なぜなら おもちゃを見せてあげると【追視】を始めるからです。
追視から知育が始まっていると いってもいいでしょう。興味を持たせるには 見える色の おもちゃを 見せて視覚を刺激。
もっと興味を引くことができるのは 【音の鳴る】おもちゃ。見えないのに対して聴覚は大人と同じように聞こえています。
我が子が 0~2カ月ころ オーボール を見せることに集中。色もハッキリしてますが 追視してこないこともあり そんな時はオーボールを振って鳴る【音】で興味を向けさせる ことができました。
見ることを 楽しんでいるようになった2カ月半のころ、ベビーカーやベビーシートにつけられる おもちゃを 買って 我が家では ベビーラックに装着。
我が子は 揺れるおもちゃを 追視したり・首を左右に動かしたりする動作を 5分程度 楽しんでました。
その姿を見て ‘‘買ってよかった~” と感じました。
さらにもっと ‘‘買ってよかった~” と思えた瞬間は 生後3カ月ころで、おもちゃに 手を伸ばさなかった 我が子が おもちゃに向かって手を伸ばしたときです。
そして最高の ‘‘買ってよかった~” の瞬間は・・・
新品の おもちゃより 長く見せ続けたオーボールを見せたときだけ 自ら おもちゃを めがけて握ろうと手を伸ばす動作をしてくれたとき 幸せを感じました。
《続いて おもちゃを 扱う手(把持)の発達順序を以下にまとめます》
- 〔4ヶ月〕小指から おもちゃを 握る
- 〔5ヶ月〕親指から おもちゃを 持ったり 手を添えたりできるように
- 〔7ヶ月〕おもちゃを 手の真ん中で 親指と他の指の間で 持てる
- 〔8ヶ月〕親指・人差し指・中指でおもちゃを つまめる
- 〔9カ月〕親指・人差し指で 小さなものを つまめるように
【握る・持つ】ことに関して このような順序で進みます。
ですが0歳児にとって 難しいのは【離す・持ち返る】という動作。
なので ‘‘買ってよかった~” につながる おもちゃは・・・
【離す・持ち返る】が容易にできる オーボールのように どの角度からでも ‘‘ 指が入る・持ちやすい・握りやすい ” が兼ね備わっている おもちゃということになります。
お子さんのおもちゃを見たり、触ったりする動作をよく観察していると 見方や指の動かし方の変化が わかり 遊べない理由を 感じ取ることができますよ。
★ 参考までに オーボールという商品と 遊ばせてみて 私が感じたことを ご紹介します ★
オーボールが 定番で人気のおもちゃという ズルいところは・・・
0歳児が指1本でも持てる【軽量や構造】になっているからでしょう。そして発達する 手の把持する動作に対応しており【指の使い方を学ぶ刺激】になってます。
しいてデメリットをあげると、離したいときに どこかしらの 指に引っかかって 離れないことや 口に入れてカミカミしたい 欲求には対応してなく 機嫌を損ねることがあるところ。
ですが、投げたり 蹴ったりして遊べる ボールとしての役割もありますから 長い目でみて遊べる商品でお得かと 私は思います。
“買ってよかった〜” な おもちゃに ならないのは 何故?
我が子に買ったオーボールを例に ‘‘買ってよかった~” をお話させて頂きましたが 発達面を考慮しておもちゃを 選んでも 『買わなきゃ良かった…?』って思うこともあります。
それは単に 興味がないだけではなく・・
おもちゃに 愛着がないから ではないでしょうか。
その理由は やはり発達も 関係します!
ぼんやりとした視界で新しい おもちゃを見せられても『何コレ・・?怖い・・!』かもしれません。
だって、目隠しをして 見えないモノを触ることは 大人でも恐怖を感じますから 赤ちゃんも それと同じ原理で 触ることがちょっと 怖いのかも。
我が子を例にすると・・・
生後1~2カ月からあった オーボール・ベビーラックなどに取り付けられるおもちゃは 3カ月ころになると高い確率で遊ぼうと 手を伸ばし掴んだり ときに 話しかけて笑ったりしていました。
遊び始めたからと嬉しくなり 新品のおもちゃを 目の前に出すと 最初は見つめているだけで 手は【パー や グー】でビックリしている状態。
毎日遊びながら見せ続けて、やっと触ろうとする 動作が出現。
これは、いつもの おもちゃと 新品の おもちゃの 形や色の違いを 認識している証拠!
いつものおもちゃに 慣れ親しみを感じ 愛着を持ったのだと思います。
なので、新しいおもちゃを ‘‘買ってよかった~” という気分にさせてくれないのは、単に愛着がないだけ かもしれません。
見せ続けたり、ママが遊んでみせたりすると 手を伸ばして遊んでくれるようなり “買ってよかった” と思わせてくれますよ。
0歳児におもちゃを買って よかった〜となるためのポイント☆
遊んでくれないと= 嫌なんだと思って ‘‘買わなきゃよかった~’’ って、なって しまいますが・・・
‘‘買ってよかった~” を求めるとしたら 長い目(質)で見て遊べる おもちゃでは ないでしょうか。
1歳…あわよくば3歳までと長く遊べる おもちゃだと 重宝したと言えます。
つまり・・・以下に注目すると良いと思います。
★ 遊びやすさ ★
持ちやすかったり、操作しやすかったりする おもちゃ
(持つことは出来ても 指の力はないため 軽量かつ 押したり 回したりなどが容易なもの)
0~4カ月のねんね期は【指が入りやすい・握りやすい太さ】のおもちゃを 選ぶといいと思います。
★ 耐久性 ★
洗えたり・消毒したりしやすい おもちゃ
多少の衝撃にも 耐えられる強度や 柔軟性のある おもちゃ
(ねんね期は シリコンや布やフェルト生地が 安全かもしれません)
プラスチックですと経験上、赤ちゃんが不意に投げて しまったときに ヒビが入ることもあり 万が一割れてしまっては 破片を口に入れる可能性があります。
一番多かったのは、喜んで振り回して 顔に思い切りぶつけることが 我が家ではあり、一気に機嫌を損ねる事態になりますので、プラスチック製品は お座りが安定する時期がよろしいかと。
★ 多機能 ★
成長(お座り → ズリバイ → ハイハイなど)に合わせて 変化していける おもちゃ
取り外しが簡単で おもちゃ本体やパーツを 多用途に付け替えられる おもちゃ
★ 知育(0歳児は特に発達を促すもの)★
五感を刺激する おもちゃ(色・音・感触など)
上記と0歳児の 成長を基準 におもちゃを 選ぶと失敗は少ないかと思います。
我が子は 年の差があり3人目を授かったときは、赤ちゃん用の おもちゃは断捨離(だんしゃり)していたため ゼロからの 買い直しでした。
新生児のころに 買った おもちゃは オーボールとベビーラックにつけるモノだけ。なので、おもちゃ選びを 急ぐことはなく、要点だけ 心得ていたら ‘‘買ってよかった~” につながっていくと思います。
お わ り に
0歳児に ‘‘買ってよかった~” と感じる おもちゃに なるためには・・
- 成長する【目 と 手】に注意しておもちゃを 選ぶこと
- おもちゃに 愛着をもってもらうために 見せ続けて一緒に遊ぶこと
- 遊びやすさ・耐久性・多機能・知育(五感を刺激するおもちゃ)が揃っていること
おもちゃのファース トチョイスは、悩みますが 上記を踏まえてさえいれば おもちゃの楽しみ方や扱い方を学び、のちに増えていく、おもちゃも 関わり次第で ‘‘買ってよかった~” となっていくと思います。